「お世話をする側」に立つ意義

麻里府小学校
学校だより
「お世話をする側」に立つ意義
校 長 谷岡 康幸
早くも 2 月。卒業式まで 7 週間、閉校式まで 8 週間となりました。
閉校に向けて、地域、PTA それぞれでいろいろと動いてくださっています。お陰をもち
まして、閉校記念誌『麻里府』、写真集『Memory 麻里府小』、閉校行事『ありがとう麻里
府小学校 感謝のつどい』、記念品『タオル』と、着々と作成や準備が進められています。
本当にありがとうございます。
学校では、4・5 年生 4 人が中心となって、今『六年生を送る会』
の準備をしています(3 年生 4 人ももちろん手伝っています)。
4 人で考えた原案をもとに、各学級で話し合い、2/2(月)の代表
委員会で、協議・検討し決定する予定です。
代表委員会では、提案者としてしっかり考えを伝えたり、他学年
の思いを生かして修正したりしながら、きっと素敵な企画に仕上げ
笑顔の 6 年生
ていくことでしょう。これから 1 ヶ月間、会場設営計画、進行練習、
~昨年の「送る会」~
プレゼントの準備、音楽の選定などやることは山積みです。
「お世話をする側」に立つと、ものの見方や感じ方が大きく変わります。
参加するだけの立場では「もっとこうしたらよいのに…」などと不満を抱くこともある
でしょうが、自ら「お世話をする側」に立つことで、「どうしたら喜んでもらえるだろう」
と裏方で尽力している存在に気づけるようになり、自然と感謝の心が膨らんできます。
それとともに、苦労の末にやり遂げた達成感や心地よい充実感、また周りの人や相手の
笑顔を見て「やってよかった。役に立てた。」という有用感を味わうことができます。
見えないものに気づける感性と感謝の心、そして自信を身に付けていけるのです。
4・5 年生 4 人は、これからも互いに知恵を出し合い、それぞれの得手不得手を考えてう
まく役割分担していきながら取り組みを進めていくと思います。もちろん、3 年生の協力
のもと、1・2 年生に声をかけリードしながら…。
3/3(火)の 6 年生を送る会当日は、学校に 6 年生の笑顔があふれることでしょう。
そして、4・5 年生の心にも、大きな喜びと自信が膨らんでいくことでしょう。
【お願い】
込
め
て
、
会
を
創
り
出
し
ま
す
。
五
年
生
を
中
心
に
毎
年
、
思
い
を
「
今
ま
で
あ
り
が
と
う
。
」
「
お
め
で
と
う
ご
ざ
い
ま
す
。
」
保護者や地域の皆様の参観も可能ですので、どうぞ、おいでください。
今の 6 年生も去年「送る会」を成功させ、自信を深めました。
ただし、防寒対策はしっかりお願いします。お待ちしています。
い
る
か
ら
で
し
ょ
う
。
そ
れ
は
祝
福
と
喜
び
に
満
ち
て
に
包
ま
れ
る
一
日
で
す
。
一
年
間
で
い
ち
ば
ん
温
か
な
空
気
学
校
に
笑
顔
が
あ
ふ
れ
、
学
校
が
2
日
曜
1
日
2
月
○
3
火
4
給食
行
月
の
主
な
事
行
事
(予
15
日
16
月
○
定)
町美展(10:00~16:00
17
火
○
消防点検
○
全校朝会・委員会集会
代表委員会(集会) 安全点検
音読発表(低)
18
水
○
通学路クリーン活動
水
○
交流学習(麻郷小)
19
木
○
5
木
○
20
金
○
6
金
○
21
土
7
土
22
日
8
日
23
月
西公民館)
町P理事会
職員会議
6年生ふれあいの会
田布施図書館まつり
○
ALT 学校評議員会 参観日・薬物乱用防止教室
スポーツ教室 PTA臨時総会 学級懇談会
9
月
○
10
火
○
11
水
12
木
○
13
金
○
14
土
ALT 委員会活動 バイキング給食(5.6)
建国記念の日
なわとび大会 PTA 保体・補導部会
24
火
○
25
水
○
集金日(最終)
26
木
○
郡P理事会
27
金
○
28
土
統合運営委員会
ドッヂビー大会平生 2015
町美展(10:00~16:00 西公民館)
3 日:6年生を送る会 たてわり班給食~4
月 2 日:安全点検 全校朝会 委員会活動
5 日:読み聞かせ(さえずりの会) 9 日:クラブ活動 18 日:卒業式予行 19 日:6 年給食終了 前日準備
の行事 20 日:卒業証書授与式 25 日:1~5年給食終了 26 日:修了式 閉校式 31 日:離任式
3
防災の日「地震・津波対応避難訓練」
教室の中 → 運動場で → 明楽寺へ
安全への意識を高めました。
1月17日(土)は、防災の日(大きな被害や多くの被災者を出した阪
神・淡路大震災から20年になります。)でした。校舎の老朽化と海岸沿
いに位置する本校(海抜2.9メートル)は、地震に対する備えと、その後に予
想される津波(台風時の高潮等についても)への対策がとても大切です。そ
のため、1月の参観日では、授業参観の後、保護者や地域の方もいっしょ
にご参加をいただき避難訓練を行いました。二次避難時の誘導や安全確認
を防犯パトロール隊にご協力いただいたり、家庭へ児童むかえ依頼のメー
ル配信の後、保護者に二次避難場所(明楽寺)まで来ていただいて引き渡し
たりしました。避難の仕方や経路等について東消防署員の方からもご指導
をいただきました。児童は、地震発生を知らせる地震音と同時に机の下に
潜って頭を保護し、揺れがおさまった後、指示に従って、安全を確認しな
がら運動場に避難しました。明楽寺までの途中の危険箇所についても、自
分の目で確認しながら避難していました。訓練を繰り返すことによって、
あわてず、落ち着いて行動できるようになります。震災があったこと、い
つ、また起こるかわからないことを忘れずに、日頃から、安全への意識を
高めていけるとよいと思います。当日は、全員(児童、保護者、地域の方)
が真剣に取り組み、学校と保護者、地域が一体となった実践的な訓練とな
りました。
家庭での備えとして、「①家族の避難・連絡場所を決めておく。 ②非常持
ち出し(常備薬や食料、水等)を準備しておく。 ③夜中でも自分の靴がわかるよ
うにしておく。」ことを日頃から確認しておきましょう。