研 修 だ よ り

H27.1.14
第11号
研 修 だ よ り
富岡市立一ノ宮小学校
学びのデザイン研究所
☆一人一授業「萩原先生」お疲れ様でした
新年初となる一人一授業!本日3校時にゆめ組
で萩原先生が授業を公開してくださいました。今
年箱根駅伝で優勝した青山学院大学の走りを彷彿
とさせるような快調な一授業のスタートを切って
いただきましてありがとうございました。
写真は、ゆめ組の子ども達が大切に育ててきた
野菜作りについてスライドショーを見ながら振り
返るという導入の場面です。言うまでもなく写真
が訴えかける力は大きく、子ども達は自分が写っ
ている写真を見るだけであの時やったことの記憶
がみるみる蘇ってくるのだと思います。しかし、
これだけで終わりにしない萩原先生の+αの手立てがありました。ゆめ組一人一人の子ども達
に対して、その時のことについてまんべんなく質問したり、そのときの気持ちを共感する言葉
がけをしたりして、どの子に対しても学習に向かっていく心を時間をかけて丁寧に作り上げて
いました。さすが、担任の萩原先生ならではの指導だと思いました。
授業の中盤での一場面です。「ピーマンを書くときにはひらがなでぴーまん、それともカタ
カナでピーマンどっちで書く?」との問いかけがありました。すかさず、「ひらがなだとおか
しいからカタカナで書くよ!」との答えが返ってきました。「○○○だから△△△である。」
といった物事を説明するときの基本となる話形を使って説明する姿をみることができました。
本校の校内研修のテーマである豊かに表現する児童の育成につながる投げかけとキラリと光る
期待通りの応答が見えた瞬間であったと思います。
言葉を大切にする指導を積み上げていくことで、私たちが目指すべき児童を育成することに
つながっていきます。野菜の育て方を子ども達と確認する活動が本時の中にありました。「土
をかきまわす?」(→「たがやす」と言うよ)。苗を植えることをなえうえと言うよ。最後に
できた実をとることを収穫と言うよ。このような実体験をした一つ一つのことに対して言葉の
定義付けをしていく。このような地道な指導がたくさん見られました。今日学ばせていただい
たことをこれからの授業作りに生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
スイートポテト、おいしい~!
高柳先生の一人一人の子ども
に寄り添った温かい指導