阿見町立本郷小学校における食育授業の報告 茨城大学農学部では、阿見町が実施する「あみまちを食べ よう学校給食推進事業」に講師を派遣しており、町内小学校 での食育授業で協働事業を進めています。この事業の本年度 第2回目として、2015 年 7 月 3 日(金)に「阿見メロンの日」 と銘打った食育授業を本郷小学校において 3 年生 123 名を対 象に開催しました。 まず、茨城大学農学部の宮口先生の「メロン」に関 する講義から授業が始まりました。メロンの原産地は、 インドやアフリカなど諸説あることやメロンの品種 は 500 種類以上あること、我が国では茨城県が他のど の都道府県よりメロンの栽培面積が広く、生産量も最 も多いことが紹介されました。次に阿見町の栄養教諭 の茂木先生からは、メロンの栄養素についての話があ り、メロンの中身はほとんど水分ですが、残りの 10% が糖分で、その他、カリウムや食物繊維が多く含まれ ていることの説明がありました。とくにヒトの長い腸 を元気にするためにも食物繊維の多いメロンは効果 的であることを解説していただきました。 さらに、茨城県立医療大学の沼口先生からは、メロ ンと健康についての話があり、メロンに含まれるカリ ウムは、体にとって余分になった塩分を体の外に排出 する役割があることや、メロンに含まれるビタミンは、 ヒトが体内でつくることができないため、体調を整 えるために重要な栄養素であることの紹介がありま した。さらに、生産者と農協の方からも阿見町のメ ロン、 「阿見グリーン」のおいしさについての紹介が ありました。引き続き、子供たちからの質問コーナ ーでは、 「おいしいメロンの見分け方」や「おいしい メロンの食べ方」、「茨城でとれるメロンの種類につ いて」などたくさんの質問が飛び出し、子どもたち も大変メロンについて興味をもったようでした。最 後に切り分けられた阿見グリーンメロンを子どもたちみんなで仲良く食べ、おいしいと歓声をあげて いました。この授業をきっかけに、多くの方に阿見町産のメロンをもっと食べてくれればと思います。
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