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大起産業コモディティ週報 (金市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/03/06(金)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【金】 FOMCまで動きづらいが、ドルに対する割高感が強まる
<膠着相場が続く>
COMEX金先物相場は、1オンス=1,200ドルの節目を挟
んで揉み合う展開が続いている。3月6日に2月分の米
雇用統計が発表されるのを前に、ポジション調整中心
の小動きに終始している。為替市場では改めてドル高
圧力が強くなっているが、敢えて雇用統計前に大きく
仕掛け必要はないとの評価が優勢だった模様。米株式
相場が改めて年初来高値を更新する中、戻り売り優勢
の場面が目立ったが、本格的に下値切り下げを打診す
るような値動きには発展しなかった。
るような状況にはない。3月12日には2月小売売上高の
発表も控えており、強めの経済指標が続けば、金相場
は1,200ドルの節目を完全に下抜く方向性になるだろ
う。ドル相場が年初来高値を更新する中、依然として
現在の金相場の値位置に対しては割高感が強い。
1,150ドルを割り込んでも全く違和感のない投資環境
であり、引き続き戻り売り対応が基本になると考えて
いる。3月17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)
までは大きく動きづらい地合が続くことになるが、反
発力は限定され易く、支持線として機能している
1,200ドルの節目は完全に下抜く方向でみておきたい。
<雇用統計で注目されていること>
2月雇用統計の市場予測は、非農業部門就業者数が前
月比+23.5万人(前月は+25.7万人)、失業率が前月比
-0.1%の5.6%となっており、基本的には強めの内容が
想定されている。ただ、早期利上げ観測を強めていく
には、これに加えて労働参加率の低下、平均時給の上
昇といったより広範囲にわたって雇用指標の改善が必
要との見方が支配的であり、雇用統計をきっかけにド
ル相場急伸・金相場急落といった展開を促すための
ハードルは高い。もっとも、雇用の改善トレンドが再
確認できれば、少なくとも改めて金相場を買い進む必
要性は見られないため、戻り売り優勢の地合は維持さ
れよう。利上げ着手の時期に関しては、イエレン米連
邦準備制度理事会(FRB)議長が曖昧な状態を志向し
ているため、マーケットも積極的に織り込みづらい状
態が続いている。しかし、2月27日にフィッシャーFRB
議長が6月か9月に利上げが行われる可能性が高いとの
見方を示すなど、利上げまでのカウントダウンが止ま
<株高で金ETFに逆風が強まる>
株高傾向には過熱感も強くなっているが、ギリシャ債
務問題の先送りに成功する一方、企業業績環境は世界
的に良好であり、今後も特に大きく値崩れを起こす必
要性は見当たらない。このまま株高傾向が維持できれ
ば、金上場投資信託(ETF)の換金売り圧力も強まり
易く、ダウントレンドは一段と強固なものになるだろ
う。なお、2月28日に発表されたインドの新年度財政
では、金輸入関税の引き下げは見送られた。これまで
の買い控えの反動でやや現物筋の引き合いが強くなっ
た模様だが、引き続きインド現物筋が金相場を買い支
える力は限定される見通し。インドでは、金在庫のマ
ネタイズ方針も示されており、政府は2万トンを超え
ると推計される金在庫の取引環境を整備することで、
金取引の活性化を目指す方針と見られる。この政策が
成功すれば、死蔵されていた金取引の活発化が、中朝
的にインドの金輸入量削減につながる可能性はある。
COMEX金先物 中心限月継足
1,350
5,200
東京金先物 先限継足
5,000
1,300
4,800
1,250
4,600
1,200
4,400
1,150
4,200
1,100
14/11
14/12
15/01
15/02
4,000
14/11
15/03
14/12
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本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
‐1‐
大起産業コモディティ週報 (白金市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/03/06(金)
TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【白金】 金相場の下げ一服で下げ渋るも、戻り売り方針を維持
<金相場の下げ一服を受けて>
NYMEX白金先物相場は、1オンス=1,100ドル台後半で
底固い展開に。リスクオンの地合を背景にパラジウム
相場が急伸地合を形成する中、安値圏にある白金市場
でも押し目買いやショートカバー(買い戻し)が先行
した。価格連動性の強い金相場が1オンス=1,200ドル
水準で方向性を欠いたことも、短期筋にショートカ
バー(買い戻し)を迫った模様。ただ、改めて白金相
場を買い進むような動きまではみられず、従来の支持
線だった1,200ドル水準で、逆に抵抗を受ける展開に
なっている。
開された際に、白金相場が金相場に逆行して上昇トレ
ンドを形成できる程のエネルギーを有しているのかは
疑問視している。リスクオンの地合に関しては、白金
相場を押し上げるというよりも、「金>白金」のスプ
レッド縮小、更には「白金>金」への価格バランス転
換を促す要因との評価に留めておきたい。
<リスクオンの地合でも本格反発は困難>
米株式相場が改めて過去最高値を更新するなど、リス
クオンの地合に傾いていることが、白金相場もサポー
トしている。ギリシャ債務問題を受けて世界経済・金
融市場が大きな混乱状況に陥る事態が回避・先送りさ
れる中、リスク資産に対する物色意欲が強まり易い状
況になっている。白金需要も、自動車触媒を筆頭に工
業用触媒、宝飾など景気連動性の強い分野に強く依存
するだけに、現在の金融経済環境は、需給理論的には
白金相場の上昇を支持することになる。ただ、引き続
き白金価格形成の支配権を握っているのは金相場の動
向であり、白金相場がこれでボトムを確認したのかは
疑問視している。足元では、3月6日の2月米雇用統計、
17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、金
相場のダウントレンドが一服していることが、白金相
場のダウントレンドにもブレーキを掛けている。しか
し、金相場の現行価格には割高感が強く、金売りが再
NYMEX白金先物 中心限月継足
<白金相場の上昇を阻害する2つの要因>
需要環境・見通しの改善を背景に買い進むのであれ
ば、白金よりもパラジウム相場の方に買い安心感が強
い。ともに現在の鉱山生産環境では需要に対応できな
い状況に違いはないが、白金は1)豊富な地上在庫の
還流が続いていること、2)金価格との連動性が強い
ことで、パラジウム相場のように素直にリスクオンの
地合が相場を押し上げることが難しいとみている。金
価格との連動性は3月入りしてからやや低下傾向にあ
るが、それでも白金相場独自要因で上昇トレンドを形
成するのは困難だろう。改めて金相場が米連邦準備制
度理事会(FRB)の利上げ観測を織り込む動きを強め
れば、白金相場は金相場連動で下値を切り下げよう。
引き続き、戻り売り対応が基本の相場と考えている。
<パラジウムはまだ物色妙味あり>
一方、パラジウム相場は短期的な過熱感こそあれ、一
段高が狙える相場環境にある。ドル相場急伸でも750
~825ドル水準で下げ渋った相場であり、タイトな需
給環境・見通しを背景に850ドルの節目は完全にブレ
イクする方向でみている。ドル高や株安などで売られ
る場面があれば、引き続き買い拾っていきたい。
5,200
1,300
東京白金先物 先限継足
5,000
1,250
4,800
1,200
4,600
1,150
1,100
14/11
4,400
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15/02
4,200
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本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
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大起産業コモディティ週報 (原油市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/03/06(金)
TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【原油】 足元の需給緩和は継続も、底打ち期待を織り込む動きも
<50ドル水準での持ち合い継続>
NYMEX原油先物相場は、1バレル=50ドルの節目を挟ん
で揉み合う展開が続いている。短期需給バランスの緩
和状態が続いていることが上値を圧迫するも、中長期
的な底打ち期待が下値を支え、明確な方向性を打ち出
せていない。強弱のパワーバランスが拮抗しており、
ボラタイルな展開が続くものの決め手を欠いている。
ビアに関しては従来から原油生産・輸出環境が不安定
化していたこともあり、ここから更に供給見通しが大
きく下方修正される環境にはない。同国では、昨年中
盤に武装勢力と政府との間で停戦合意が成立したこと
で、一時は日量80万バレル水準まで産油量が回復して
いた。しかし、その後も武装勢力との紛争が続いてい
る結果、2月は20万バレルを若干上回る水準まで落ち
込んだと推計されている。ここから更に産油量が大き
く落ち込む状況にはなく、原油相場に対する影響は限
定されよう。
<米原油在庫の急増傾向が続く>
米エネルギー情報局(EIA)発表の原油在庫(2月27日
まで)は前週比+1,030.3万バレルの4億4,437.4万バレ
ルとなっており、急増傾向を維持している。製油所ス
トの影響で製油所向け原油需要が低迷している影響も
あるが、米国内産油量が1982年8月以来の高水準に達
するなど、過剰供給体制が維持されていることが在庫
積み増しを促している。WTI原油先物の受け渡し場所
であるクッシング地区の原油在庫は前週比+53.6万バ
レルと小幅増に留まったが、原油貯蔵能力の限界を試
す動きが続く中、引き続き原油相場の反発力は限定的
とならざるを得ないだろう。
<サウジは需要拡大を報告>
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は3月4日、
石油需要が拡大傾向にあり、今後も需要減退は想定し
ていないことを明らかにした。これは需給緩和状態か
らの離脱時期が前倒しされる可能性があることを意味
するが、同時にサウジが減産対応に踏み切る意思がな
いことも意味するため、マーケットの評価は中立的。
サウジは、昨年11月の石油輸出国機構(OPEC)総会で
減産対応を見送った判断は、歴史が正しかったと証明
するとの強気の見方を示している。
<リビアの地政学的リスクが再確認されるも>
リビアでは、同国最大の石油積み出し港が、イスラム
系武装勢力によって攻撃された。ISILとの活動に呼応
した動きとみられ、中東・北アフリカ地区の地政学的
リスクの大きさが再確認できる。仮に同様の攻撃がサ
ウジアラビアやUAEなどの主要産油国にも波及する
と、原油相場は改めて地政学的リスクのプレミアムを
加算する形で、急騰するリスクも高まろう。ただ、リ
100
<戻り売り方針を継続>
足元の需給バランスが依然として供給超過方向に傾い
ていること、ドル高傾向が維持されていることを考慮
すると、引き続き戻り売り対応が妥当と考えている。
ただ、今後の需給バランス均衡化を先取りする兆候も
みられるだけに、売り上がりなどでリステイクを拡大
できる局面は終わっていることに注意したい。
NYMEX原油先物 中心限月継足
70,000
80
60,000
60
50,000
40
40,000
20
14/11
14/12
15/01
15/02
30,000
14/11
15/03
東京原油先物 先限継足
14/12
15/01
15/02
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大起産業コモディティ週報 (石油製品/天然ガス市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/03/06(金)
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【石油製品】 原油相場の動意待ち
【天然ガス】 レンジ内でのリバウンド
<店頭価格は3週連続の上昇>
東京ガソリン先物相場は、1kl=6万円の節目を挟んで
揉み合う展開に。海外原油相場、円相場ともに明確な
方向性を打ち出せなかったことで、国内ガソリン相場
も膠着気味の相場展開が続いている。石油連盟発表の
週末在庫(2月22~28日)は前週比+526キロリットル
の171万3,743キロリットルとなった。推定出荷量は
+2.2%の96万5,644キロリットルと上振れしたが、在庫
環境には特段の変化は見られなかった。資源エネル
ギー庁発表のレギュラーガソリン店頭価格(3月2日時
点)は前週比+1.3円の139.3円となり、3週連続で値上
がりした。しかし、これによってガソリン需給環境が
特に大きく変わることはなく、マーケットの需給動向
に対する関心は高まっていない。引き続き原油調達コ
ストと連動した値動きが想定され、原油相場同様に戻
り売り対応を基本としたい。まだ底入れ判断は時期尚
早と考えている。
<ボックス気味の展開に>
天然ガス先物相場は、2月23日の1mmBtu=2.5~3.0ド
ルをコアとしたレンジ内で揉み合う展開に。北米の寒
波が緩む中で調整売りが先行してきたが、ここにきて
やや寒波が南下傾向を見せていることが、短期筋の
ショートカバー(買い戻し)を誘い、明確な方向性を
打ち出せていない。
<寒波の広がりで買い戻しが膨らむも>
米エネルギー情報局(EIA)発表の天然ガス在庫(2月
27日時点)は、前週比-2,280億立方フィートの1兆
7,100億立方フィートとなった。引き続き需要が供給
を上回った冬型の需給構造が続いていることで、在庫
の取り崩しが促されている。ただ、前年同期は40.4%
上回った状態が続いているため、在庫の逼迫感が強ま
る状況にもなく、反発力は限定されよう。3月中には
「需要>供給」のパワーバランスが崩れる可能性が高
く、ここから特に異常気象が発生しないのであれば、
今季の在庫逼迫化は回避できる見通し。例年であれ
ば、3月中旬から下旬にかけて、暖房用エネルギー需
要のピークアウトと連動して在庫減少傾向が一服する
傾向にあり、引き続き戻り売り対応を基本にして問題
がないだろう。ボックス気味の相場展開が続いている
ため、ボックス上限近辺で戻り売りを検討するのが基
本スタンスになるが、2.5ドルの節目を割り込む流れ
を想定しておきたい。
<在庫減少ペースは鈍化>
東京灯油先物相場は、1kl=6万円の節目を前に揉み合
い気味の相場展開に。総じて底固く推移するも、6万
円の節目をブレイクするには至らず、明確な方向性は
打ち出せていない。石油連盟発表の週末在庫は前週比
-0.8%の160万5,208キロリットル、推定出荷量は-0.8%
の160万5,208キロリットル。寒波が緩む中、在庫は減
少したものの大きな動きには発展しなかった。引き続
き原油調達コストを反映した値動きが想定され、米雇
用統計をきっかけに円相場が急落するような展開がな
ければ、戻り売り対応を基本としたい。
東京ガソリン/灯油先物 先限継足
80,000
5.00
NYMEX天然ガス先物 中心限月継足
4.50
ガソリン
灯油
70,000
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
4.00
3.50
60,000
3.00
50,000
2.50
40,000
14/11
14/12
15/01
15/02
2.00
14/11
15/03
14/12
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‐4‐
大起産業コモディティ週報 (ゴム市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/03/06(金)
TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【ゴム】 調整売りで過熱感解消、改めて買い場を探る局面に
<高値更新後に反落>
東京ゴム先物相場は、1kg=210円台後半を中心とした
展開に。3月2日の取引では一時226.70円まで値位置を
切り上げ、年初来高値を更新した。しかし、そこから
更に上値を切り上げることには失敗し、やや調整売り
が優勢になっている。旧正月明けの中国現物需要を消
化したことで、上海市場主導で短期的な過熱感の解消
を進める動きが優勢になっている。株高・円安傾向が
一服していることも、買い方の利食い売りを促してい
る模様。
を促す必要があると考えている。
<需給からは動きづらい地合が続く>
もっとも、ここから大きく値下がりすれば、生産国で
は採算性の問題から自然減産が始まる可能性が高く、
下値不安は限定されることになる。4月にかけてはウ
インタリング(落葉期)に伴う減産圧力も一段と強ま
ることになり、短期需給バランスがここから更に大き
く緩和状態に傾くことはない。産地では、例年と比較
して降水量が少なく、減産の本格化する時期が前倒し
される可能性も指摘されている。需要家の買い付け価
格上限がオファー相場で140セント近辺にあると見ら
れる中、需給要因からは引き続き底固いものの上値も
重い、中途半端な相場展開が続き易いと考えている。
産地や上海ゴム相場に関しては、特に大きな値動きは
想定していない。
<生産国の市況対策には失望感>
タイ、インドネシア、マレーシアを中心とする生産国
は2月26~27日、天然ゴム価格の低迷問題について協
議を行った。ただ、そこで打ち出された市況対策は需
要に見合った供給量に制限するという、昨年11月の合
意内容を踏襲するのみであり、特に意外感のあるよう
な市況対策は打ち出されなかった。マーケットでは、
最初の合意から3ヶ月以上が経過していることもあ
り、供給制限について従来よりも踏み込んだ合意形成
が行われるとの期待感もあった。しかし現実には、ゴ
ム相場の低迷に不満を示すも、何か新たな行動が起こ
される訳でもなく、マーケットでは寧ろ失望感が上値
を圧迫する結果になっている。タイ政府などは単独で
市場への介入を行っているが、全ての生産国がコスト
割れに苦しんでいる訳ではなく、現行の価格水準でよ
り踏み込んだ市況対策の国際合意を形成するのは難し
いことが再確認できる。生産国主導で天然ゴム価格の
本格反発を促すには、改めてゴム相場の水準切り下げ
<押し目買い方針を維持>
このため、引き続き株価や円相場の動向に注目してい
る。3月6日には2月米雇用統計の発表が控えており、
ここで円安トレンドが再確認できれば、東京ゴムは改
めて上値を試す展開が想定されることになる。東京ゴ
ムに関しては最近の調整地合で過熱感が大幅に解消さ
れており、改めて押し目買いを検討すべき相場環境と
考えている。円高・株安・原油安などを受けて調整売
りが膨らむ場面があれば、引き続き物色妙味があるだ
ろう。緩やかな円安・株高傾向と連動して、東京ゴム
は上値切り上げを打診する展開が続く見通し。
上海ゴム先物 中心限月継足
15,000
230
東京ゴム先物 先限継足
220
14,000
210
13,000
200
12,000
190
11,000
14/11
14/12
15/01
15/02
180
14/11
15/03
14/12
15/01
15/02
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大起産業コモディティ週報 (トウモロコシ市場)
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2015/03/06(金)
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
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【トウモロコシ】 新穀・旧穀ともに決め手難で膠着相場が続き易い
<膠着気味の展開が続く>
CBOTトウモロコシ先物相場は、1Bu=380~390セント
水準を中心に揉み合う展開が続いている。需給面に特
段の新規材料が見当たらない中、玉整理が中心となっ
ており、積極的に仕掛けるような動きは見られない。
為替相場がドル高方向に振れていることが上値を圧迫
するも、小麦相場が明確なトレンドを形成できなかっ
た影響もあり、決め手を欠いた。取組高の減少傾向が
続いており、強気派と弱気派の双方がポジションを閉
じていることが窺える。
産高としては見通しを大きく修正する必要性は乏し
い。
<米国内需要動向を眺めながら>
このため、旧穀に関しては輸出や飼料向け需要動向を
探りながらの不安定な地合が続くことになる。その意
味では、USDA週間輸出検証高が127万9,816トンと前週
の90万8,797トンに続いて高水準を維持していること
はポジティブ。ただ、北米の寒波一服で飼料需要見通
しを引き上げるのが難しくなる中、引き続き反発力は
限定されよう。400セントの節目が近づくと農家から
の現物売りも膨らみ易く、ドル高環境にあって本格的
な上昇トレンドを形成できるような環境にはない。旧
穀限月に関しては、このまま膠着気味の展開が続く可
能性が高いと考えている。大きく動く場面があれば、
逆張り対応を検討する程度のスタンスで十分だろう。
<USDA3月需給報告は微調整に留まるか>
3月10日には米農務省(USDA)から3月需給報告の発表
が行われるが、米国産期末在庫見通しに関しては特に
大きな修正は想定されていない。需要見通しに微調整
が行われる可能性がある程度で、仮に修正が行われた
としても大きな動きにはなりづらい。2月報告での期
末在庫見通しは18.27億Buだったが、今月の市場予測
は18.26億Bu(レンジは17.77億~18.99億)であり、
相場に対する影響は限定的と見られる。仮に大きな修
正があるとすれば世界期末在庫見通しの方になるが、
収穫期を迎えた南米産の生産高見通しを大きく修正す
る必要性は乏しく、こちらも微調整に留まる見通し。
米穀物調査会社インフォーマ・エコノミクスがブラジ
ル産の生産高見通しを従来から45万トン下方修正した
ことに象徴されるように、ブラジルの生産環境に関し
ては従来想定されていたよりも悪化していたとの報告
が目立つ状況にある。しかし、同社もアルゼンチン産
に関しては50万トン上方修正しており、南米全体の生
<新穀の天候相場は始まらず>
一方、新穀限月に対する関心は、未だ高まるような状
況にはない。先月のアウトルック・フォーラム(展望
会議)では、米国産の期末在庫が14/15年度の18.27億
Buから16.87億Buまで下振れするとの見通しが示され
たが、これを手掛かりに買いを入れるような動きまで
は見られない。今後は徐々に天候プレミアムの加算が
促されることが想定されるも、まだ天候相場を意識さ
せるような値動きは確認できない。こちらも、410~
420セントの現行価格水準で、方向性に乏しい展開が
想定される。ドル高などで急落する場面があれば物色
妙味もあるが、大きな値動きは想定していない。
CBOTトウモロコシ先物 中心限月継足
29,000
425
東京トウモロコシ先物 先限継足
28,000
400
27,000
26,000
375
25,000
350
14/11
14/12
15/01
15/02
24,000
14/11
15/03
14/12
15/01
15/02
15/03
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‐6‐
大起産業コモディティ週報 (大豆市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/03/06(金)
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【大豆】 ブラジルの輸送リスクは終息に向かい、再び上値重く
<高値更新後に急反落>
CBOT大豆先物相場は、3月2日の1Bu=1,039セントを
ピークに、1,000セントの節目を割り込む急落地合に
なっている。2月下旬はブラジルのトラック業界のス
トライキを手掛かりに急伸地合を形成したが、3月入
りしてからストの規模が縮小しているため、短期筋の
買い玉整理の動きが上値を圧迫している。概ね半月ぶ
りの安値圏での取引になっている。
らは輸出高見通しが若干上方修正される可能性もある
が、微調整に留まる見通し。2月報告の3.85億Buに対
して市場予測は3.76億Bu(レンジは3.50億~3.85億)
となっており、大きな修正は想定されていない。世界
期末在庫に関しても、南米産の生産高見通しが若干修
正されるか否かという視点に留まることになる。米穀
物調査会社インフォーマ・エコノミクスは、ブラジル
産の生産高見通しを従来から100万トン下方修正する
一方、アルゼンチン産は逆に100万トン上方修正して
いる。大豆同様にブラジル産の生産環境が従来想定さ
れていたよりも悪い一方、アルゼンチン産は従来想定
されていたよりも良好との報告が目立つ。このため、
USDAもブラジル産とアルゼンチン産の生産高見通しに
ついて微調整を行う可能性があるも、南米産全体とい
う視点では大きな動きを想定しづらい。
<ブラジルの輸送障害は解消へ>
まだブラジルのトラック業界のストライキは継続中だ
が、その規模は明らかに縮小している。依然として主
要幹線道路の封鎖といった動きも報告されているが、
封鎖されている道路の本数はピーク時の2割程度まで
減少している。ストライキが展開されているのは南部
とあって、パラナグア港といった主要輸出ターミナル
では在庫不足を報告する声も聞かれる。ただ、生産地
からの荷動きが徐々に回復傾向に向かう中、マーケッ
トではリスクプレミアムを吐き出す動きの方が優勢に
なっている。ここにきてアルゼンチンでもストの兆候
が報告されているが、あくまでも南米産の荷動きが一
時的に鈍化するか否かという視点に留まるため、リス
クプレミアム加算で急伸するような場面があれば、改
めて戻り売りを検討する好機になる見通し。
<緩やかな下落か>
ブラジルのトラック業界のストを受けての投機買いが
一巡する中、大豆相場は当面のピークを確認した可能
性が高くなっている。南米産の出荷作業が本格化する
中、なにかロジスティック面で大きな混乱が再発する
ような事態が回避できれば、売り優勢の展開が想定さ
れる。900セント台中盤では農家の売り渋りが下値を
サポートする見通しだが、ドル高の影響もあって、下
値不安の大きい相場環境を想定している。新穀に関し
ても、特に天候相場型の値動きは確認できず、旧穀同
様に戻り売り優勢の地合を想定している。戻り売り優
勢も、3月中はコアレンジを若干切り下げる動きが見
られるか否かという視点に留まる見通し。
<3月需給報告は微調整に留まる可能性>
一方、3月10日には米農務省(USDA)から3月需給報告
の発表が行われるが、米国産期末在庫見通しに関して
は大きな修正は想定されていない。最近の輸出統計か
CBOT大豆先物 中心限月継足
1,100
60,000
1,050
57,500
1,000
55,000
950
52,500
900
14/11
14/12
15/01
15/02
50,000
14/11
15/03
東京一般大豆先物 先限継足
14/12
15/01
15/02
15/03
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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大起産業コモディティ週報 (小麦/コメ市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/03/06(金)
【小麦】 改めて500セント割れを試す
【コメ】 反発力の限界が意識される
<500セント水準で膠着気味>
CBOT小麦先物相場は、1Bu=500セントの節目を割り込
む展開に。北米の寒波が一服する中、引き続き上値の
重い展開になっている。ドル高・ユーロ安が進行する
中、米国産の価格競争力低下も意識され易く、改めて
500セントの節目割れを打診する展開に。500セント台
を割り込むと値ごろ買いが下値を支えているが、昨年
10月上旬以来の安値を更新している。
<膠着相場が続く>
関東産コメ先物相場は、1俵(60kg)=8,000円台前半
でやや上値の重い展開に。特に目新しい材料などは見
当たらないが、小口の整理売りが膨らんだ結果、小幅
値位置を切り下げている。最近のレンジ内の動きだ
が、改めて8,500円の節目が抵抗線として意識されて
いる。
<将来の需給緩和・価格低下見通しが強まる>
米穀安定供給確保支援機構が発表した2月の主食用米
の需給動向指数(DI)は、現状判断が前月比+2の33ポ
イントとなり、2ヶ月連続で上昇した。しかし、向こ
う3ヶ月の見通し判断DIは-1の38ポイントと低下し、
決め手を欠いた。足元ではJA全農による飼料用米買取
などで需給の引き締まりが意識されるも、末端の販売
が伸び悩む中、改めて需給緩和状態が意識され易く
なっている。米価判断DIについても、現状判断は前月
比+1の19ポイントとなるも、見通し判断DIは-2の48ポ
イントとなっており、見通し判断に関しては基準とな
る50ポイントも割り込んでいる。特にここから大きく
値崩れを起こす必要性は見当たらないが、このままマ
クロな需給緩和構造が再びクローズアップされるので
あれば、コメ相場の反発基調は限界域に達することに
なる。期近限月ではなお押し目買いの妙味もあるが、
9,000円を試すような大幅な上昇は期待しづらくなっ
ている。まだ積極的に売り込むまでの地合にはない
が、買いポジションの利益を確定し、様子見に傾斜し
ていきたい。
<天候リスクは後退へ>
北米の寒波が一服する中、冬枯れに対する懸念は後退
している。依然として穀倉地帯北部では気温低下状態
が続いているが、中部から南部にかけては寒波が緩ん
でいるため、天候プレミアムを加算する必要性が低下
している。足元では500セントの節目にサポートされ
る展開になっているが、このままドル高・ユーロ安傾
向が維持されることを前提にすれば、同水準は完全に
下抜く展開になるだろう。米国産の価格競争力が失わ
れる中、特に欧州産に対して厳しい価格競争を迫られ
る可能性が高い。500セントの節目を割り込めば
チャート主導の売り圧力も強まり易く、引き続き戻り
売り対応を基本としたい。500セントの節目割れ後
は、昨年9月の安値466.25セント、更に450セントの節
目が試されることになる。天候プレミアム加算の必要
性が低下する中、戻り売り優勢の地合は続くとみてい
る。
CBOT小麦先物 中心限月継足
700
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
9,000
大阪 関東産コメ先物 先限継足
8,750
650
8,500
600
8,250
550
8,000
500
7,750
450
14/11
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7,500
14/11
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14/12
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大起産業コモディティ週報 (砂糖/コーヒー市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/03/06(金)
【砂糖】 レアル安で連日の安値更新
【コーヒー】 レアル急落で下値切り下げ
<14セント台を完全に割り込む>
ICE砂糖先物相場は、1ポンド=13セント台前半から中
盤まで値下がりする展開に。構造的な供給超過環境に
加えて、為替市場でブラジル通貨レアル安が更に進行
する中、今年に入ってから二度にわたって支持線とし
て確認している14セント台を完全に割り込む展開に
なっている。
<下値切り下げが続く>
ICEコーヒー先物相場は、1ポンド=130セント水準ま
で急落する展開に。コーヒーの需給環境・見通しに大
きな変化は生じていないが、ブラジル通貨レアル安の
進行を受けて、ドル建て価格は大きく値下がりしてい
る。レアル相場急落のショックを相殺するような材料
はなく、レアル安連動で素直に下値を切り下げる展開
が維持されている。
<レアル安のショックが大きい>
レアル相場は、3月入りしてから改めて急落傾向を強
めている。2月末の1ドル=2.84レアルに対して、3月5
日には3.00レアルの節目も突破しており、ドル建て
ベースでの採算ラインが切り下がっていることが、砂
糖相場の上値を強力に圧迫している。既に昨年9月安
値13.32セントを完全に下抜いているが、このままレ
アル安が進行すれば、砂糖相場の一段安は必至であ
り、戻り売り対応が基本になる。一方、インド食糧省
は3月5日、1トン当たり4,000ルピーの輸出補助金を支
給することを承認した。従来から指摘されていたこと
だが、インド国内で砂糖需給の緩和状態が続く中、輸
出によって国内相場を下支えし、砂糖農家を保護する
方針である。ただ、これによって9月末まで140万トン
が補助金交付の対象になると推計されており、国際需
給に対する緩和圧力は一段と強まる見通し。一方、ブ
ラジル農業調査会社アグロコンサルトは、2015/16年
度のブラジル中南部のサトウキビ生産見通しを6億
2,000万トンとし、昨年11月時点の6億トンから上方修
正した。ブラジルの乾燥懸念が緩和されていることを
反映したものだが、特に新鮮味はなく材料視されてい
ない。
17
<レアル安の影響が大きい>
引き続きレアル相場の動向が最大の関心事になってい
る。ブラジル中央銀行は4会合連続での利上げを決定
しており、政策金利は12.75%に達している。ただ、こ
れでもレアル安に歯止めを掛けることはできず、逆に
「レアル安→コーヒー相場軟化」のフローは強化され
ている。ブラジルの生産地では、旱魃の影響による生
産の落ち込みを報告する声も聞かれるが、需給逼迫懸
念よりもレアル安のダメージの方が大きく、コーヒー
相場の底打ちを促すことには失敗している。過去の値
位置との比較では明らかに下げ過ぎだが、このままレ
アル安が進行することを前提にする限り、コーヒー相
場の底打ちには慎重姿勢が求められる。概ねレアル相
場の下落率と連動した下落率が維持されており、引き
続きレアル相場の動向に注目せざるを得ない。リバウ
ンド局面を売り込むフローを維持したい。
ICE砂糖先物 中心限月継足
200
16
180
15
160
.
14
ICEコーヒー先物 先限継足
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
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大起産業コモディティ週報 (注意事項/お問い合わせ先)
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注意事項
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ません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断で行うようお願い申し上げます。※本レ
ポートは、執筆者の見解に基づき作成されたものであり、弊社の統一された見解ではありません。
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りますが、最高額は、最低取引単位(1枚)当り最高200,000円です。但し、実際の取引金額は委託
者本証拠金の額の10倍から60倍という著しく大きな額になります。また委託者証拠金等は、その後
の相場の変動によって追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。但しその額
は、商品や相場の変動によって異なり、一様ではありません。※商品先物取引の委託には委託手数
料がかかります。その額は商品によって異なりますが、最高額は、最低取引単位(1枚)当り17,496
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部・ホームページで閲覧できます。※本取引についてのご相談窓口 大起産業(株)取引相談室[名
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【注】証拠金、手数料等の額は2014年7月1日現在のデータです。
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