「建築物衛生法施行規則の改正について」(PDF:143KB)

建築物衛生法施行規則の
改正について
特定建築物維持管理権原者届
板橋区保健所生活衛生課
建築物衛生グループ
宮崎智子
届出事項(施行規則第1条第1項)
特定建築物の
 名称
 所在地
 用途
 特定用途の延べ面積
 構造設備の概要
 特定建築物維持管理権原者 ←追加になりました
 所有者または全部の管理の権原を有する者(所有者等)
 建築物環境衛生管理技術者
 建築物が使用され始めた年月日
維持管理権原者の義務
 建築物環境衛生基準に従い維持管理すること
(法第4条第1項)
 建築物環境衛生管理技術者からの意見の申出を
尊重し維持管理すること
(法第6条第2項)
 都道府県知事等の改善命令等に従うこと
(法第12条)
自らの判断と責任に基づき維持管理に関する一切の
権限を有する
届出をするのは誰?
「所有者」
または
「全部の管理について権原を有する者」
↓
「所有者等」という
(法第5条第1項)
↓
「届出義務者」となる
(一般に「届出者」という)
所有者等の義務
 特定建築物の届出
(法第5条第1項)
 建築物環境衛生管理技術者の選任
(法第6条第1項)
 帳簿書類の備え付け
(法第10条)
 都道府県知事等の立入検査の対応
(法第11条第1項)
全部の管理とは…
 保存行為
特定建築物の滅失・毀損を防止すること
 利用行為
特定建築物を有利に利用すること
 改良行為
特定建築物の価値を維持し改良すること
想定される形態
所有者
届出者
(届出義務者)
維持管理権原者
①所有者が全ての維持管理
を行なう場合
A
A
A
②所有者が維持管理部分の
権原を他者へ与える場合
A
A
B
③全部の管理の権原を有す
る者が存在する場合
C
C
A
(全部の管理の
権原者)
(全部の管理の
権原者)
※届出者(届出義務者):所有者または全部の管理の権原を有する者
①のパターン
所有者が全ての維持管理を行なう場合
(所有者 = 届出者 = 維持管理権原者:A)
(基本的な形態)
Aが維持管理権原者となる
②のパターン
所有者が維持管理部分の権原を他者へ与える場合
(所有者:A 届出者:A 維持管理権原者:B)
所有者A
B
(維持管理についての権原を委任)
Bが維持管理権原者となる
契約書等の根拠となる書類が必要
③のパターン
全部の管理の権原を有する者が存在する場合
(所有者:A 届出者:C 維持管理権原者:C)
所有者A
C
(全部の管理の権原を委任)
全部の管理の権原を有する者は
維持管理についての権原も有するため
Cが維持管理権原者となる
契約書等の根拠となる書類が必要