建築物衛生法施行規則の 改正について 特定建築物維持管理権原者届 板橋区保健所生活衛生課 建築物衛生グループ 宮崎智子 届出事項(施行規則第1条第1項) 特定建築物の 名称 所在地 用途 特定用途の延べ面積 構造設備の概要 特定建築物維持管理権原者 ←追加になりました 所有者または全部の管理の権原を有する者(所有者等) 建築物環境衛生管理技術者 建築物が使用され始めた年月日 維持管理権原者の義務 建築物環境衛生基準に従い維持管理すること (法第4条第1項) 建築物環境衛生管理技術者からの意見の申出を 尊重し維持管理すること (法第6条第2項) 都道府県知事等の改善命令等に従うこと (法第12条) 自らの判断と責任に基づき維持管理に関する一切の 権限を有する 届出をするのは誰? 「所有者」 または 「全部の管理について権原を有する者」 ↓ 「所有者等」という (法第5条第1項) ↓ 「届出義務者」となる (一般に「届出者」という) 所有者等の義務 特定建築物の届出 (法第5条第1項) 建築物環境衛生管理技術者の選任 (法第6条第1項) 帳簿書類の備え付け (法第10条) 都道府県知事等の立入検査の対応 (法第11条第1項) 全部の管理とは… 保存行為 特定建築物の滅失・毀損を防止すること 利用行為 特定建築物を有利に利用すること 改良行為 特定建築物の価値を維持し改良すること 想定される形態 所有者 届出者 (届出義務者) 維持管理権原者 ①所有者が全ての維持管理 を行なう場合 A A A ②所有者が維持管理部分の 権原を他者へ与える場合 A A B ③全部の管理の権原を有す る者が存在する場合 C C A (全部の管理の 権原者) (全部の管理の 権原者) ※届出者(届出義務者):所有者または全部の管理の権原を有する者 ①のパターン 所有者が全ての維持管理を行なう場合 (所有者 = 届出者 = 維持管理権原者:A) (基本的な形態) Aが維持管理権原者となる ②のパターン 所有者が維持管理部分の権原を他者へ与える場合 (所有者:A 届出者:A 維持管理権原者:B) 所有者A B (維持管理についての権原を委任) Bが維持管理権原者となる 契約書等の根拠となる書類が必要 ③のパターン 全部の管理の権原を有する者が存在する場合 (所有者:A 届出者:C 維持管理権原者:C) 所有者A C (全部の管理の権原を委任) 全部の管理の権原を有する者は 維持管理についての権原も有するため Cが維持管理権原者となる 契約書等の根拠となる書類が必要
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