<治療の利点> 大きな開腹、開胸を必要とせず、鼠径部を 4∼5cm切開し、大腿動脈または腸骨動脈 を露出し、ステントグラフトを挿入します。 そ の た め、手 術 後 早 い 段 階 で 経 口 摂 取 ( 食 事)が可能です。また、創の痛みも軽く、呼 吸器合併症を持つ患者さんやご高齢の患者さ んにも安全に行えます。入院期間もかなり短 くなります。 <治療の条件> 残念ながらすべての患者さんにこの治療 を行うことができるわけではなく、次の条 件を満たしている方に限られます。 1.動脈瘤のある血管が極度に曲がってい ない 2.動脈瘤の近くから重要な臓器血管が枝 分かれしていないこと 3.ステントグラフトを固定するための健 康な大動脈部分が2cm以上あること 腹部大動脈瘤 およそ60mm×80mm大 <ステントグラフトの展望> 今後、新しいステントグラフトの登場で治療成 績はさらに向上し、また、その適応も一層拡大 されていくと考えられます。今までは、破裂の 危険性はあっても、持ち合わせる合併症や、高 齢であるために、治療ができなかった患者さん にも、適切な治療ができる可能性があります。 <今後の展望> 現在、日本では、腹部大動脈瘤の40%、胸部大動 脈瘤の20%ぐらいが適応症例と考えられていま す。今後、新しいステントグラフトの開発により、 さらに適応症例は増えると考えられます。 ᐕߪోޔ࿖วᄼࠦࡦࠢ࡞ߢ㧞ᐕㅪ⛯ ᦨఝ⑲⾨ࠍฃ⾨ߒߚ᐀ᒛ✚ว㜞ᩞߩࠪࡦ ᒰ㒮ߩᖚ⠪ߐࠎߦᭉߒ߭ߣᤨࠍㆊߏߒ ࡈࠜ࠾࠶ࠢࠝࠤࠬ࠻ㇱߩ⊝ߐࠎߦṶᄼ ߡߚߛߎ߁ߣޔᣣࡠࡆߢ㧞ᐕ߱ࠅ ࠍ߅㗿ߒ߹ߒߚޕ ᒰᣣߪߦޠࠢ࠶ࠪࠢ࠾࠭ࠖ࠺ޟᆎ߹ ߦ৾ᄕࠦࡦࠨ࠻ࠍ㐿ߒ߹ߒߚޕ ࠅޟޔᶡߘ߁ߘ߁ޠࡠ࠻࠻ߩࠅߥߣޟ߿ޠ ߥߤⷫߒߺߩࠆᦛ߇Ṷᄼߐࠇ߹ߒߚޕ ߹ߚޔ⡊㥦⑼ߦ߆߆ࠅߟߌߩᖚ⠪ߐࠎߦ ࠃࠆࡂࡕ࠾ࠞṶᄼߩ㘧߮ࠅ߽ࠅࠦޔ ࡦࠨ࠻ߪᄢߦ⋓ࠅ߇ࠅ߹ߒߚޕ 㧨⋴⼔⎇ⓥળߩࡂࡦ࠼ࡌ࡞㧪 ࠊߕ߆ߥᤨ㑆 ߢߒߚ߇ޔᖚ⠪ ߐࠎߩ㒮↢ᵴ ߩ≹ߒߦߥࠇ߫ ߣ㗿ߞߡ߹ߔޕ 㧨᐀ᒛ✚ว㜞ᩞ㧪 ࠪࡦࡈࠜ࠾࠶ࠢࠝࠤࠬ࠻ㇱ
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