平成27年調査 タイトル おおむら市民大学の開校 団 体 名 大村市(長崎県) 155 まちづくり 住民との協働・参画 人 口 94,002 人 ○ 事 例 の ポイント 市内で活動しているNPO法人・市民活動団体の数が少なく、市民参画・行政 「大村市の将来を担う人材の育成」を との協働が進展しづらい状況にあったため、 目的とし、平成 25 年 10 月、 「おおむら市民大学」を開校。 ○ 1 期を 1 年間とし、それぞれ半年間の「基礎講座」「専門講座」を開催。 ○ 歴史、観光、産業など、大村の地域の特性を知り、まちづくりや地域課題の解 決等に向け活動する人材の育成が目的。 背景・目的 第 4 次大村市総合計画において、「市民参画、協働の推進」を掲げているが、市内で活 動しているNPO法人・市民活動団体の数は少なく、市民参画・行政との協働が進展しづら い状況にあった。 そこで、市は、重点施策の一つに「未来を担う人材の育成―行政と市民との協働の推 進」を掲げ、市の政策審議機関である「大村市都市経営戦略会議」において市民大学の 開設の検討を行った。「おおむら市民大学」を開設・運営することで、大村市の特性や魅 力、課題等に気づき、行政とともにまちづくりや地域課題の解決等に向け活動する人材を 育成することとした。 内 容 おおむら市民大学「アルビエルおおむら」 【第 1 期】 H25.10~H26.9(受講生 85 名) 【第 2 期】 H26.11~H27.9 予定(受講生 62 名) (1) 基礎講座(約 6 か月間) 「大村を知る」ことを目的とし、歴史、産業、行政など大村に関する様々な分野につい て、講座を開催する。 (2) 専門講座(約 6 か月間) 基礎講座で学び、気づいた分野についての研究・実践活動のため、「地域活動コース」 「起業コース」「協働創出特別コース」を設定し開催する。 果 第 1 期は、10 代~80 代までの幅広い年代の方が受講生として参加(平均年齢 42 歳)。 講座実施に当たっては、座学だけでなく、視察やワークショップを組み合わせ、実際に 見たり、体験したりすることを通じ、大村の魅力や課題に気づいていただいた。 また、様々な分野の専門家や市職員を講師に招いたことにより、受講生同士はもちろん のこと、講師と受講生の間のつながりも生まれた。受講生からは、「第 5 次大村市総合計画 (平成 28 年度~平成 37 年度)」の策定に当たり市民の意見を幅広く取り入れるために設 置した「市民会議」に自ら参加する人材が出るなど、市民による政策形成過程への参画に 寄与するとともに、事業の立ち上げや、イベントの企画・実施をする人材も出ている。 受講生からは、「今まで気づかなかった大村の良さを知ることができた」、「人との繋がり が増えた」、「幅広い年代の人とのワークショップで刺激を受けた」等の感想が寄せられた。 効 担 当 課 関連サイト 大村市男女いきいき推進課 http://www.alluvial-omura.com/
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