２.趣 旨 説 明 て い ま す 。そ し て ，備 後 地 域 も 上 述 の 変 化 に ○司会（古島） 否 応 な く 対 応 さ せ ら れ て い ま す 。こ れ ら に 対 続きまして福山大学経済学部長より本日 処 す る た め の 第 一 歩 は ，「 現 状 を よ く 知 る 」 の趣旨の説明をさせていただきます。 こ と で す 。そ の た め に は ，あ る 単 一 の 企 業 に ○学部長（入谷） と ど ま る こ と な く ，地 域 全 般 を 網 羅 す る 企 業 経済学部長の入谷でございます。今日は 経 営 の 研 究 を 始 め る 必 要 が あ り ま す 。経 営 学 本当によくいらしていただきました。あり の視野に収められる多くの分析用具を用い がとうございます。 て，地域経済の研究を行う必要があります。 戦 後 の 日 本 経 済 を 特 徴 付 け る も の は ，太 平 こ の 行 為 に よ っ て ，こ の 地 域 の 可 能 性 と 企 業 洋ベルト地帯への，なかんずく，東京への人 経営についてのヒントが得られることにな 口 集 中 と 経 済 的 拡 大 で す 。そ れ に 対 し て ，地 り ま す 。知 の セ ン タ ー で あ る 大 学 に は ，地 域 方は相対的に人口減少と経済的な位置の縮 研 究 の 役 割 を 果 た す 責 任 が あ り ま す 。そ れ に 小 を た ど っ て き ま し た 。今 日 ，日 本 の 総 人 口 着 手 す る の は ，地 域 の 大 学 ，福 山 大 学 の 使 命 減 少 と 高 齢 化 ，企 業 の 国 際 化 の 進 展 ，さ ら に ， で す 。平 成 26 年 度 か ら 福 山 大 学 経 済 学 部 に 備 日本の財政状況の悪化があります。特に， 後 経 済 コ ー ス を 設 置 す る の は ，ま さ し く こ の 1985年 の プ ラ ザ 合 意 以 来 の 円 高 に よ っ て ，企 ような意図です。 業は製造部門を海外に移してきたという事 実 が あ り ま す 。将 来 こ れ は ，東 南 ア ジ ア 諸 国 の大規模な経済発展を促し経済の新時代を もたらした世界史的な事実と位置づけられ る で あ ろ う と 思 い ま す 。一 方 ，そ れ は 企 業 か ら み る と 国 際 化 で あ る が ，日 本 あ る い は 域 内 に限ると製造業の就業人口の減少として現 れます。 こ れ ら の 変 化 が も た ら す も の を ，如 何 に 理 こ の シ ン ポ ジ ウ ム は ， よ り 大 き な「 地 域 経 解 し ，如 何 な る 手 段 に 訴 え ，如 何 に 対 処 す べ 済 の 可 能 性 と 経 営 」と い う 視 点 か ら ， 地 域 の きか，という課題があります。地方は，より 経営者と備後地域の課題を共有しようとす 切実にこの問題に直面することになると思 るものです。 い ま す 。な ぜ な ら ，こ れ ら の い ず れ を と っ て 今日は先生方や皆さんに参加して頂き、 も，地域のそれは大都市圏よりも早く現れ， いいディスカッションを行うことで、この か つ ，衝 撃 の 程 度 が 高 い と い う 事 実 が あ る か 地域にいろんなヒントを頂けることを期待 らです。 しております。 こ こ 備 後 地 域 は 多 く の ナ ン バ ー ワ ン ，オ ン リーワン企業を有し，物作りの伝統をもち， 大都市を除けば有数の産業集積地域となっ 3
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