勝田第二中学校 [PDFファイル/350KB]

ひたちなか市立勝田第二中学校の取り組み
【26 年度】
本校では,生徒会活動の主要な柱として,15年前からボランティア活動に取り組んでいます。前期
と後期の2回募集する臨時企画ボランティアがあり,各種の活動を展開しています。生徒の自主性を大
切にし,人数制限をせず,集まった生徒全員で活動をしているのが最大の特徴といえます。
その中で,環境保護に関わりのある「クリーンアップ大作戦」「委員会による環境活動」「牛乳パッ
ク回収」そして,今年度から始めた「飢餓救済チャリティーコンサートのボランティア」の4つの活動
を紹介します。
クリーンアップ大作戦(勝田駅西口,学校周辺の清掃活動)
地域の環境美化を考えるボランティアを募集し,リーダーを中心に計画しました。本校は,勝田駅の
西側に位置し,公私ともに利用する機会が多く,地域住民と交流しながら活動したいということもあり,
勝田駅西口,学校周辺の清掃活動を中心に行っています。毎回30~50人の生徒が参加します。
今年度のクリーンアップ大作戦は,夏休みに実施しました。
駅を利用する方に「ご苦労様」と声をかけられることがあり,
参加した生徒は気持ちよく清掃に取り組んでいます。夏の暑さ
に負けず,黙々と清掃に取り組む生徒の姿が印象的でした。
この活動を通して,環境美化に対する意識の向上,環境と自
分の関わりを考えさせると共に,地域の人々との交流,地域貢
献の機会を設ける努力をしています。生徒の「環境」に対する
意識が変わってきました。
クリーンアップ大作戦!
委員会による環境活動(環境,緑化,福祉)
(1)環境委員会
本校で,委員会やボランティアの生徒による古紙回収を始め
て8年目になります。前期,後期合わせて 120 名の生徒が参加
しました。地球温暖化を少しでも防止しようと,使用済みの紙
をそのまま燃えるゴミとして処分しないで,各学級と特別教室
に古紙回収箱「強紙BOX」(使えない紙が再び強い紙に生ま
れ変わる意)を置き,月1回回収をしました。職員室などは紙
の量が多いので,清掃時にも回収しています。
毎回の活動では,サイズごとに仕分けしていき,活動の最後
には,古紙の量を計量します。毎回20キロ近い古紙が回収さ
れました。生徒たちは,当初多くの古紙が回収できたことを喜
んでいましたが,後半は,リサイクルできる喜びと,増え続け
る紙の量に環境を心配するなど,意識の高まりが見られました。
約20キロの古紙
(2)緑化委員会
緑化委員会ではプランター作りを中心に活動しています。
今年度から,一年生の校舎にグリーンカーテンを栽培しまし
た。朝顔のつるが1階2階3階のベランダに広がり,窓辺に
可憐な花と涼しげな日陰をプレゼントしてくれました。夏休
みも水を切らさず生徒たちが世話を頑張りました。
季節の変わり目には,手を泥だらけにしながら苗の植え付
けをしています。生徒たちのつくった色とりどりのプランタ
ーは本校の緑化環境を豊かにしてくれています。
(3)福祉委員会
緑のカーテン!
緑豊かな学校になれ!
一昨年度からエコキャップ運動を始めました。回収されたペットボトルのキャップは,リサイ
クルされ,ワクチン代の寄付とつながります。キャップ 800 個でポリオワクチン 1 人分になる
そうです。
今年度は福祉委員会が中心となり,体育祭の8つの団ごとに集めました。このとき集めたキャ
ップは,夏休みに贈呈されました。
牛乳パック回収活動
牛乳パックの回収は,毎年行われる「K2フェスタ」において呼び
かけました。このイベントは生徒会と親父の会が中心となって企画運
営する行事です。毎年,生徒たちのバンド演奏やダンスの発表など,
たくさんの企画が盛り込まれています。この活動にも臨時ボランティア
で集まった生徒が参加しました。牛乳パックはこの時,たくさんの量
を集めることができました。牛乳パックは,図書カードに引き換えて
生徒会役員も頑張りました!
本の充実につながっています。
無二亦寺
飢餓救済チャリティーコンサート ボランティア
学区内にある無二亦寺が主催する飢餓救済コンサートが10月4日に行われ,ボランティアとして参
加しました。このイベントは,飢えに苦しむ国の人たちの命を救うため,貧困をなくすために食料を支
援する目的で開催されました。
中学生の臨時ボランティアの生徒たちは,イベントを明るく楽しいものにするために,各コーナーの
前面で接客し,会場を盛り上げました。コンサートが終わった後,生徒たちは「世界で起きている食糧
問題について,身近に考えることのきっかけとなった」などの感想が聞かれました。