ECOLOGY - トヨタ自動車

ECOLOGY
環境への高い意識こそ、
プレミアムカーの証だと思う。
SAIはエコプラスチックの使用部位を大幅に広げ、
リサイクル技術のトップをひた走る。
J
エコプラスチック採用部 位
A
カウルサイドトリム
G
K
K
O
K
L
B
ドアスカッフプレート
C
フィニッシュプレート
D
トランクマットの不織布表皮
E
トランクトリム
(フロント・サイド)の不織布表皮
F
トランクドアトリムの不織布表皮
F
B
G
リヤランプサービスホールカバーの不織布表皮
ツールボックス
I
天井の表皮
J
サンバイザーの表皮
ピラーガーニッシュの表皮
(フロント・センター・リヤ)
L
ドアトリムオーナメントの基材(フロント・リヤ)
H
N
フロアカーペットの表皮
O
パッケージトレイトリムの表皮
P
シート表皮(ファブリック)
いたる全ライフサイクルで排出するCO2や、
その他の大気汚染物質の
すべての過程で連携させ、クリー
総量を同クラスガソリン車に比べて、大幅に低減しています。なかで
ンなクルマ づくりをめざします。
も、走行時における排出量が全体の約55∼80%*7にもなるCO2は、
様々な環境目標を、バランスを取
ハイブリッドシステムの採用により約­40%を達成。
エコプラスチック
りながら達 成し、総合的に環 境
やリサイクル材の大量使用などとあわせて、地球温暖化の大きな要因
2005年からEco-VAS*5を導入し、
環境配慮設計をさらに強化。
LCA実施結果
SAIは、
「低燃費」
「低排出ガス」の基準を、高レベルで達成しています。
D
A B
CO2
Carbon Dioxide
(二酸化炭素)
A B
A B
A B
A B
NOX
PM
NMHC
SOX
Nitrogen Oxide
Particulate Matter Non Methane Hydrocarbons Sulfur Oxide
(窒素酸化物) (粒子状物質) (非メタン炭化水素) (硫黄酸化物)
A:当社 2.5Lガソリン車 B:SAI
車両仕様 車両型式
無鉛レギュラーガソリン
駆動装置 駆動方式
M 運転席のクッション
P シート表皮(ファブリック)
パッドに採用
前輪駆動
変速機
電気式無段変速機
燃料消費率*8(国土交通省審査値)km/L
g/km
環境情報 燃料消費率
22.4
CO 2 排出量
104
「平成27年度燃費基準」
をクリアしています。
主要燃費改善対策
ハイブリッドシステム、アイドリングストップ装置、電気式無段変速機、可変バルブタイミング、電動パワーステアリング
排出ガス 認定レベルまたは適合規制(国土交通省)
エコプラスチックの
認定レベル値または
適合規制値(g/km)
CO2
CO 2 循環の概念図 *3
CO2
ピラーガーニッシュの表皮、
フロアカーペット
世界で初めて*2天井、
0.013
エアコン冷媒使用量(冷媒の種類)
環境負荷物質削減
CO2
0.013
dB-A
g
加速騒音規制値:76
470(代替フロンHFC-134a)
鉛
自工会自主目標達成(1996年比1/10以下)
水銀
自工会自主目標達成(2005年1月以降使用禁止)
カドミウム
の表皮など広範囲の部材に採用しています。エコプラスチックは、
熱回収
原材料に植物を使用しているので、植物生長時のCO2吸収の恩恵
自工会自主目標達成(2007年1月以降使用禁止)
六価クロム
植物物質
自工会自主目標達成(2008年1月以降使用禁止)
車室内VOC *11
リサイクル リサイクルしやすい材料を
関係
使用した部品
を受け従来の石油系のプラスチックに比べ、資源採取から製造、
廃棄におけるCO 2 の排出量を抑制する効果があるだけでなく、
原材料
自動車部品
石油資源の使用量削減にも約30%貢献することができます。
高級車であればあるほど、環 境保 全への取り組みは重 要です。
1.15
NMHC
車外騒音 適合騒音規制レベル
光合成
ドアスカッフプレートやシートクッション(運転席)をはじめ、
SU-LEV *9 *10
CO
NOx
CO2
トヨタは、再生可能な植物資源からつくるエコプラスチックを開発。
SAIは、リサイクル技術のトップランナーです。
素材製造
2.362
燃料
採 用 し 、素 材 の 観 点 か らも 環 境 に 配 慮 して いま す。
車両製造
2AZ - F XE
L
総排気量
を 室 内 表 面 積 の 約 8 0 %*1 に
走行
DAA- A ZK10
エンジン 型式
K フロントピラーガーニッシュの表皮
メンテナンス
■自動車の生涯走行距離10万
km(10年)を、JC08モード
で走行した場合の結果です。
■トヨタではLCAにより相対的
な環境メリットを確認するこ
とを目的としているため、
評価
結果は指数で示しています。
それ
また、CO2はtonレベル、
以外の項目はkgレベルで排
出されますので、指数を別に
示しています。
トヨタ SAI 環境仕様
エコプラスチックマーク
参考
S A I は 、 エ コ プ ラスチック
クルマ社会の中で、
より現実的に削減しています。
とされているCO2を、
C
ドアトリムオーナメントの表皮
運転席クッションパッド
SAIは、素材製造、車両製造、走行、
メンテナンス、廃棄・リサイクルに
境への取り組みのひとつひとつを
廃棄
K
M
めています。生産から廃棄にいたるトータルライフの視点により、環
N
B
H
少ない理想的なハイブリッド カ ー で す 。
排出ガス75%低減レベル」
の認定を国土交通省より取得しています。
E
L
G
SAIは、全ライフサイクルで CO 2 排 出 量 が
SAIは、
「平成27年度燃費基準*6+20%達成車」
および「平成17年基準
M
A
「トータルクリーン」を基本理念に、環境に配 慮したクルマづくりを進
性能の向上を図ります。
P
I
K
トヨタは、
「トータルクリーン*4」をめざしています。
自工会自主目標達成
TSOP *12
フロントバンパー、
リヤバンパー、
インストルメントパネル、
コンソールボックス等
TPO *13
ステアリングホイール、運転席ニーエアバッグ
樹脂、
ゴム部品への材料表示
環境調和型素材
リサイクル材の使用範囲
エコプラスチック
あり
カウルサイドトリム、
ドアスカッフプレート、
フィニッシュプレート、
トランクマット表皮、
トランクトリム表皮、
トランクドアトリム表皮、
ドアトリムオーナメント基材、
ピラーガーニッシュ表皮、天井表皮、サンバイザー表皮、
運転席クッションパッド、
ツールボックス、
フロアカーペット表皮、パッケージトレイトリム表皮、
シート表皮、
リヤランプサービスホールカバー表皮、
ドアトリムオーナメント表皮等
ケナフ
リサイクル材の使用
SAIは内装部品やフロアサイレンサーに加え、ロアグリルやアン
PET再生フェルト
リサイクルポリプロピレン
ダーフロアに至るまで、従 来型車の約3倍以 上の範囲にリサイク
ル材を使用しています。
ポリプロピレン系
繊維
その他
*1. トヨタ純正用品 販売店装着オプションのフロアマットも含みます。
*2. 2013年8月現在。
自社調べ。
*3. 植物は光合成により大気からCO2を吸収して生長しているため、
植物を原料としてつくられたエコプラス
チックを焼却してもライフサイクルのなかでは大気中のCO2を増やさないという考え方。
*4.「開発・生産・使用・廃棄」
のすべての過程で環境との調和を図ることを意味します。
*5. Eco-VAS[エコバス]: Eco-Vehicle Assessment System。車両開発責任者が企画段階で生産、
使用、廃棄にいたるLCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方を踏まえた環境目標値を設定。全開発
プロセスを通じて目標達成状況をフォローして、確実な達成を図る総合的な環境評価システムです。
*6. 省エネ法に基づき定められている燃費目標基準。
*7. トヨタの取り組み範囲において、資源採取から廃棄・リサイクルまでの各段階で、クルマが環境に与える
要因を定量化し、総合評価する手法(LCA[ライフサイクルアセスメント]
:Life Cycle Assessment)
で評価しました。自動車の生涯走行距離10万km
(10年)
をJC08モードで走行した場合の結果です。
トヨタで
はLCAにより相対的な環境メリットを確認することを目的としているため、評価結果は指数で示しています。
パッケージトレイ、
ドアトリムオーナメント基材等
フロアカーペット、
カウルサイレンサー等
トランクサイドトリム基材、
フロアアンダーカバー等
*8. 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、
エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
*9. JC08モード走行。
*10. 平成17年基準排出ガス75%低減レベル。
*11. VOC:Volatile Organic Compounds(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンなどの揮発性
有機化合物)
*12. TSOP:Toyota Super Olefin Polymer
*13. TPO:Thermo Plastic Olefin