3 人材開発の具体的な取組

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人材開発の具体的な取組
(1) 職場における能力開発
~
個の強みを育て、組織力を上げる
~
職員の能力開発にとって、最も大きな影響を及ぼすのは職場です。したがっ
て、仕事の進め方や職場そのものに、より効果的な能力開発が行われるような
仕組みを取り入れていくことが重要です。 また、職場の上司や先輩からの指導
は、より効果的に職員の能力を開発し、職員の自己実現欲求の満足度を高めて
いくためにも重要となっています。
特に上司は、職員の経験、資質に応じて虫の目、鳥の目、魚の目の3つの目
を持つように、また、成果を常に意識して業務を行うように部下を指導育成す
ることが求められています。部下を持つ立場の職員の人材育成に対する意識を
より一層高く持たせるため、さらなる意識改革を図ります。
さらに、職員の大量退職・大量採用期を迎え、知識や技術などの伝承を行う
重要性が高まっています。職場で効果的なOJT(On-the-Job Training)を推
進していくことは、個人の能力開発につながるだけでなく、組織力を高めるた
めに大きな役割を果たします。職員と組織の能力開発を意識した職場づくりな
どに取り組みます。
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(1)職場における能力開発
①
~
個の強みを育て、組織力を強化する
~
社会人基礎力の育成
1.OJTの推進
職員の大量退職・大量採用期を迎え、知識や技術などの伝承を行う重要性が
高まっている。日頃の職務を通じて実践的な能力を養うために、上司による指
導・助言や職場内研修の実施など職場全体で人材育成に努めるとともに、OJ
Tを推進するための体制づくりを進める。
2.職員の意識改革 ~相互不可侵を打ち破る~
自らの業務以外の事業であっても、積極的にかかわりを持つ意識を高め、相
互不可侵の意識を改める。
「3Sカイゼン」をはじめとした職員の意識改革など
に向けた取組を引き続き実施する。
スリーエス
3.「 3 S 」及び「職務執行3則」の徹底
所属長のリーダーシップのもと、「最小・最強の県庁」を実現していくため、
朝礼や職場勉強会などの機会を活用し、職員の基本姿勢であるスピード(Speed)、
スマイル(Smile) 、スピリット(Spirit)の3つのS及び「職務執行3則」の
徹底を行う。
4.新規採用職員育成プランに基づく計画的な育成
将来の県庁を担う新規採用職員の育成は、社会人としての常識や基本姿勢を
しっかり身に付けることから計画的に実施していく必要がある。平成25年度
に各所属において策定した新規採用職員育成プランに基づき職場全体で計画的
に育成するとともに、プランについては個々の職場の実情や社会情勢の変化に
応じた見直しを随時行う。
また、職員の早期からの積極的な育成のため、新規採用職員指導員制度(ブ
ラザー・シスター制度)を引き続き活用するとともに、指導員への研修を実施
する。
5.各職位に求められる能力の育成
人事評価システムに基づき、各職場で職員の能力評価を行っている。各職場
の要請に応えるとともに、各職場の能力伸長の意欲に応えるため、能力評価項
目を踏まえた人材育成を行う。
6.管理職の職員育成能力の評価
これからの県庁を担っていく職員を育成することは、管理職の重要な役割で
ある。職員を育成する能力を適切に評価し、人事配置等に反映させる。
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(1)職場における能力開発
②
~ 個の強みを育て、組織力を強化する
~
専門分野で課題解決を図れる人材の育成
7.専門分野人材育成方針の運用
県政の課題を解決するためには、高い専門能力を有する職員を育成すること
も必要である。そのため専門分野人材育成方針に則り計画的・体系的に職員の
育成に取り組む。
8.OJTの推進(再掲)
職員の大量退職・大量採用期を迎え、知識や技術などの伝承を行う重要性が
高まっている。日頃の職務を通じて実践的な能力を養うために、上司による指
導・助言や職場内研修の実施など職場全体で人材育成に努めるとともに、OJ
Tを推進するための体制づくりを進める。
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