プロジェクト名: 未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発

平成27年度新規/拡充研究開発プロジェクト(案)概要
プロジェクト名: 未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発
研究開発の目的
研究開発の内容
本プロジェクトでは、様々な環境下における未利用熱エネルギーの
再利用に注目し、広域に分散した熱を有効利用する技術の基盤とし
て、熱を逃さない技術(断熱)、熱を貯める技術(蓄熱)、熱を変換する
技術(熱電変換)等の技術開発を一体的に行うことで、未利用熱エネ
ルギーを経済的に回収する技術体系を確立する。同時に、同技術の
適用によって自動車・住宅等、日本の主要産業の競争力を強化し、
社会全体のエネルギー効率を向上させて、新省エネルギー技術を中
核とした新たな産業創成を目指す。
プロジェクトの規模
・事業費総額
・NEDO予算総額
・実施期間
124億円(予定)
124億円(予定)
平成27~34年度(8年間)
成果適用のイメージ
Reduce
熱の使用量を減らす技術
蓄熱・遮熱・断熱
熱の3R
Reuse
熱を
Recycle
熱を変換して
熱マネージ
再利用する技術
ヒートポンプ
メント
利用する技術
熱電変換・排熱発電
運輸分野(HV自動車:冬場の熱分析)
ボディ放熱
エンジン暖気
換気熱損失
走行エネルギー
◆走行に必要なエネルギーは投入エネルギーの2割程度
◆熱回収により大幅な改善が可能
作成:平成27年2月
排気
(1) 蓄熱技術の研究開発
次世代自動車における暖気時間の低減、ビル空調における消費エネルギー低減や家庭用
ヒートポンプ普及のための装置小型化に向けた、高い蓄熱密度や長期安定性を有する蓄熱
材料の開発を行う。また、低コストで、高効率な熱交換を可能とする、車載に適用可能な蓄熱
複合体を開発する。
(2)遮熱技術の研究開発
従来技術では到達困難であった高い性能を有する革新的遮熱材料を開発する。透明性、遮
熱性および電波透過性を兼ね備えた住宅・ビル窓材向け遮熱材料や調光ガラス、建築物の
壁材として使用可能な高耐久性遮熱コーティング材料などの遮熱材料を創出する。
(3)断熱技術の研究開発
材料強度やコストなど、アプリケーションの要求指標と断熱性能を両立する高性能高温断熱
材料を開発するとともに、工業炉の高効率化を実現する熱関連部素材および、これら部素材
の有効活用技術を開発する。
(4)熱電変換材料・デバイス高性能高信頼化技術開発
車載等における熱電発電の経済性を確保することが可能な発電効率を実現するために、熱
電材料の高性能化を目指すと共に、低コスト化や長寿命化に資する技術開発を進め、さらに
はこれらの熱電材料を利用した熱電モジュールを開発する。
(5)排熱発電技術の研究開発
中規模工場の消費エネルギーの削減を目指し、少排熱量かつプロセス追従性が高い、高効
率で低コスト化が見いだせる熱サイクルを利用した小型排熱発電関連技術および装置の開
発を行う。
(6)ヒートポンプ技術の研究開発
①最高温度200℃域を供給可能な産業用高効率高温ヒートポンプの開発、および②60℃排
熱で駆動できる高効率冷凍機など、新たな市場を開拓するためのヒートポンプ技術を確立す
る。
(7)熱マネージメントの研究開発
高効率車両用熱マネージメントシステムを実現するために、熱の効率的な輸送を行うシステ
ム、局所冷却を可能とする高性能熱電素子、高効率空調運転を実現する小型ヒートポンプ
技術、内燃機関やモーター/インバーター等における排熱の削減・有効利用を図る高効率な
省エネユニット等を開発する。最終的には、未利用エネルギー有効活用技術をトータルに組
み合わせることで、高効率の車両用熱マネージメントシステムを実現し、総合的な車両の効
率向上を目指す。
(8)熱関連調査・基盤技術の研究開発
研究開発項目(1)~(7)の各課題と連携し、各種排熱実態の調査、新規熱関連材料の導入
シナリオ検討、およびシナリオ実現に向けた技術・制度課題の抽出を行う。
詳細は「基本計画(案)」をご参照ください