平成28年度新規/拡充研究開発プロジェクト(案)概要 作成:平成27年12月 プロジェクト名 :次世代プリンテッドエレクトロニクス材料・プロセス基盤技術開発 研究開発の目的 研究開発の内容 電子ペーパーや携帯電話などの情報機器、更に各種センサーにお いては、用途の多様化などから、フレキシブル性や軽量化が求めら れています。また、真空や高温を駆使して多量のエネルギー・資源を 消費する既存のデバイス製造プロセスからの脱却を図り、省エネル ギー・省資源化への転換が期待されています。 このような社会的要求・課題を鑑み、本プロジェクトでは、省エネ・大 面積・軽量・薄型・フレキシブル性を実現可能なプリンテッドエレクトロ ニクスの技術開発を行い、産業競争力の強化と新規市場の創出に貢 献します。 プロジェクトの規模 ・事業費総額 21億円(予定) ・NEDO予算総額 21億円(予定) ・実施期間 平成28 ~ 30年度(3年間) (1)カスタマイズ化プロセス基盤技術の開発 IoT(Internet of Things)などのフレキシブルデバイスの生産に適用するためには多様な回 路パターンに対しても迅速に生産適用ができるよう、製造のデジタル化、カスタマイズ化を 実現する必要があり、そのためのオンデマンドでの版設計製造技術、高効率高速製造技術、 フレキシブルデバイスを製造するためのフレキシブル基板の搬送技術等を開発する。 <ポイント> ・高生産性カスタマイズ化プロセス技術の開発 ・高速高精度基板搬送技術の開発 (2)フレキシブル複合機能デバイス技術の開発 多種多様な仕様を有するセンサーや表示などのフレキシブル入出力端末デバイスを市場 展開し、高度に普及させるために、高性能、高信頼性を有するとともに、多様な適用要求にこ たえられる機能の発現を可能とする技術の開発を行う。 <ポイント> ・フレキシブルデバイスの高感度化、高信頼性化技術の開発 ・フレキシブルデバイス実装技術の開発 ・フレキシブルデバイスの機能複合化技術の開発 その他関連図表 成果適用のイメージ 省エネ、高速、小規模、低電力 薄い、軽い、壊れない、自由形状 印刷デバイス製造技術の開発 フレキシブルデバイス技術の開発 生産システム化技術 技術統合 ◆ 連続生産、◆ 高速生産、◆ 大面積均質 摺り合わせ 生産技術化 ◆ 低温プロセス化、◆ 高速応答化◆ フレキシブルデバイス エネルギー (電池・照明等) 入力デバイス (タッチパネル等) FPC・フレキシブル回路 (プリント配線基板等) 工業製品仕様技術 次世代ディスプレイ 電子ペーパー、デジタルサイネージ、 フレキシブルディスプレイ、携帯端末 センサーネットワーク端末 (環境センサー等) 詳細は「基本計画(案)」をご参照ください
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