2-6-1 氏名 廣井 直樹 所属 東邦大学 医学部 教育開発室 使用言語 日本語 対象 医師、後期研修医、初期研修医、学生、コメディカル タイトル 患者の意見や苦情の深層を探る-医療メディエーション入門内容 【背景】 例えば「りんご」という言葉からイメージするものは人それぞれ異なる。この「ものの見方」の違いは経験や知識の違いから生じ、 「ものの見方」の基礎となる枠組みを「認知フレーム」と称する。認知フレームの齟齬のことを「コンフリクト」と呼ぶが、医療現場に おいても「コンフリクト」をしばしば経験する。適切な関係の構築がなされないと両者の対立が先鋭化して係争や弁護士の介入 することとなり、共に不利益を被ることとなる。医療メディエーションとは医療者と患者(家族)間の対話を促進し、コンフリクト により損なわれた信頼を回復させ、関係改善のための場を提供する仕組みである。 【目的】 対立の構図を理解し、医師、患者の両方の視点からコンフリクトの原因を探索できるようになることを目的とする。 【対象】 医師、後期研修医、初期研修医、学生、コメディカル 【内容】 医療メディエーションでは相互の価値を充足できるような協働をする結果、相互信頼を回復するという「win-win」の関係を目 指す。医療メディエーションの基本についての講義の後、グループワークを基本に実施する。医療メディエーションでは両当事者 とメディエータの三者間での対話が基本であるが、このセッションのロールプレイでは医療現場に即した形で、医師と患者の二項 間対話を経験する。患者の訴えの共感的理解、受け止め、質問を通した対話の展開を通して、両者の視点からコンフリクトの 原因を考え、両者の認識の共有を図るために何をするかを考える。 【担当】 荒神裕之(厚生中央病院)・廣井直樹(東邦大学医学部) 【Time table】 イントロダクション(医療メディエーション解説)15 分 アイスブレイク 20 分 二項間対話(ロールプレイ)35 分 振り返り・質疑応答 10 分 クロージング 10 分
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