参考資料1

2015年2月17日
報道各位
大建工業株式会社
省施工・短工期で天井耐震化が可能
新耐震天井工法「ダイケンハイブリッド天井」を提案開始
軽量で吸音性能に優れたロックウール吸音板「ダイロートン」の拡販図る
大建工業株式会社(大阪市北区堂島、社長:億田正則)は、3月より、公共施設や商業施設を対
象に、省施工・短工期で天井の耐震化が可能な、独自の新耐震天井工法「ダイケンハイブリッド
天井」の提案を開始いたします。
「ダイケンハイブリッド天井」は、吊りハンガーで上階の躯体から吊るしたメインバーに、クロ
スバーを両側から差し込んで格子を形成、これを天井仕上げ材の張り付け下地とし、天井仕上げ
材としてロックウール吸音板「ダイロートン」等を直張りする工法です。システム天井のように
強固にかみ合ったバー材による格子が、天井下地面の剛性(変形しにくさ)を高めることから、
在来工法天井において耐震性能を向上させるため部材同士を緊結する補強金物の取り付けや、嵌
合部のビス留め固定などの対応をすることなく、高い耐震性能を確保することが可能です。補強
金物の施工や、嵌合部の緊結手間を省くことで、工期の大幅短縮が可能なため、復興事業や東京
オリンピック特需などで建設作業者が不足する中、建築物の天井耐震化促進に貢献するとともに、軽量で吸
音性能に優れたロックウール吸音板「ダイロートン」のさらなる拡販につなげたい考えです。
<参考:在来天井工法の耐震化と、ダイケンハイブリッド天井>
<在来天井工法の耐震化>
構造の
概要
耐震化
<ダイケンハイブリッド天井>
在来天井工法は、オフィスビルや施設等建築物のつり天井の
大部分を占める天井工法。
吊りハンガーで上階の躯体から吊るした野縁受けに、野縁を
直行させクリップでぶら下げて天井下地を形成。天井下地に
化粧石膏ボードを直張りする「直張り工法」や、石膏ボードを
捨て張りした上にロックウール吸音天井材などを化粧張りする
「捨て張り工法」などがある。
吊りハンガーで上階の躯体から吊るしたメインバーの連
結部に、クロスバーの連結部を差し込み強固な格子を形
成。「T」を逆さにした形状のバー材に天井仕上げ材とし
てロックウール吸音板「ダイロートン」等を直張りする。
脱落防止対策として、クリップと野縁受けの補強金物での緊
結等が必要となる。また、従来より剛性の高い斜め部材を天
井単位重量に応じた数量を設置することが必要になる。補強
金物の設置により施工手間は従来のおよそ 3~4 倍になる。
剛性(変形しにくさ)の高い天井下地が形成されること
で、補強金物による緊結なしに耐震性を実現することが
可能。施工面積・開口補強数の大小にもよりますが、在
来工法を耐震化する場合に比べ約 20~30%程度の施
工手間の削減を想定しています。メインバーにクロスバ
ーを差し込む連結部には、バーが脱落しない特殊な加
工を施しています。
【背景】