サンドイッチ型複合床版-技術資料 株式会社横河住金ブリッジ

サンドイッチ型複合床版-技術資料
H24年4月11日
株式会社横河住金ブリッジ
【構造の概要と特徴】
上下の鋼板及び形鋼で構成されるサンドイッチ床版は、各種の優
れた特性を有しております。
⇒他形式に比べ床版の剛性が大きく、高い耐荷力・耐久性
を有しており、
⇒上部構造及び下部構造を含めた合理的な構造形式・施工方法
のご提案が可能となります
連続合成桁への適用 連続合成桁に適用することで上下部構造の合理的な設計がご提案できます
負曲げ部の有効断面
・・一般形式・・
配力鉄筋で抵抗
○上鋼板があるため連続合成桁に最適な床版形式
⇒支点上負曲げモーメントに抵抗する鋼断面が一般形式と比べて約2倍
○上鋼板があるためひび割れが問題にならない
⇒支間長が大きな構造形式、桁高を抑えた構造形式に対しても合理的な
断面構成が可能
・・サンドイッチ床版形式・・
上鋼板で抵抗
○上下部一体構造形式
⇒河川上など地盤の緩い条件では下部構造の大幅な合理化に寄与
上下部一体構造
床版支間と張出し長 上下鋼板により床版剛性が高く大主桁間隔・大張出し長に適用可能
・・サンドイッチ床版形式・・
・・一般形式・・
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高耐久性の実現
コンクリートのひび割れ
上鋼板により雨水を遮断
○一般形式の床版(合成床版やコンクリート床版)においては、
ひび割れを制御する設計上の配慮や、耐久性の高い防水層の
施工が必要
○サンドイッチ床版の上面は鋼板で覆われているため、雨水等
の浸入を完全に遮断できる
⇒ 高耐久性の実現
・・一般形式・・
・・サンドイッチ床版形式・・
歩道形式における大幅な死荷重軽減
○サンドイッチ床版は歩道部を中空構造に出来るため、
大幅な死荷重の軽減が可能
⇒中空構造とすることで、張出し長が大きくとれ、
主桁間隔を抑えることで床版厚も軽減でき、
かつ、下部工の形状もコンパクトにできる
・・一般形式・・
・・サンドイッチ床版形式・・
施工ヤードとしての活用
○サンドイッチ床版の鋼殻パネル上はクレーンや重機の
走行が可能
○鋼殻パネルが敷設されたら、即 床版上面を施工ヤード
として使用できるため、施工性が格段に向上します。
⇒ 山岳部や河川上の施工において、桟橋省略等
により、大幅な工事費の削減に寄与できるケース
もある
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【施工の流れ】 ・・・東環状大橋
○継手施工②
○製作完了
上鋼板現場溶接状況
(サブマージアーク溶接)
○パネル架設
○コンクリート充填
鋼殻パネル上からクレーン架設
主桁との固定
(π型ジグ)
○継手施工①
○完成
下鋼板継手施工状況
下鋼板継手
(引張継手構造)
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【コンクリート充填施工と品質管理】
①打設ジグの設置
⑤コンクリート充填
1日当たり施工分の充填ジグを予めセットする
充填孔側
スライドバルブにより閉鎖
最終セルはオーバーフロー
分を廃棄処理
排出孔側
⑥充填孔の閉鎖処理
②受け入れ検査
横断勾配の低い側から充填する
スランプフロー
空気量
③ポンプ車、ミキサー車の配置
エポキシ樹脂系のパテ材で充填孔を閉鎖する
⑦コンクリート充填確認検査
サンドイッチ床版の鋼殻パネル上に施工車輌の配置が可能
第1段階
ハンマーによる反発検査
④コンクリート充填
⑧2次充填
排出孔側:隣接セルにオーバーフローさせることで充填性が向上
注入孔を設けてエポキシ樹脂を注入する
コンクリート充填施工 フロー図
充填孔側
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排出孔側
第2段階
シュミットハンマー
【補足説明】
①実物大供試体によるコンクリート充填試験・・・高流動コンクリートに膨張剤を添加することで充填性の向上が大きく認められた
実験供試体
実施内容
②コンクリート充填確認検査
空隙の許容面積
検査要領
③
直近の施工実績における
コンクリート充填結果
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実験結果
シュミットハンマーの判定値
【主な施工実績】 平成24年3月現在、施工実績橋数:24橋、総施工面積約:83,000m2
・・松浜橋・・
・・滝下橋・・
国土交通省 北陸地方整備局
日本道路公団 北海道支社
施工面積 12,000m2
施工面積 800m2
平成21年完成
平成9年完成
備考)
・上下部一体構造 連続合成桁
・歩道形式
・・新神宮橋・・
・・鮫川橋・・
国土交通省 関東地方整備局
福島県
施工面積 12,600m2
施工面積 6,700m2
平成14年完成
平成23年完成
備考)
・上下部一体構造
備考)
・連続合成桁
・歩道形式
・・東環状大橋・・
・・仏生寺川橋・・
徳島県
国土交通省 北陸地方整備局
施工面積 26,000m2
施工面積 2,200m2
平成24年完成
平成18年完成
備考)
・上下部一体構造 連続合成桁
・歩道形式
備考)
・連続合成桁
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