概要 ◆避難所の見直しの必要性 〇法令等に基づき見直しが必要な事項 ・災害対策基本法の改正(平成25年6月)により、指定緊急避難場所及び指定避難所の明確化 ※指定緊急避難場所‥異常な現象の種類ごとに、当該災害の危険から緊急に逃れるための場所 ※指定避難所‥‥‥‥被災者の避難のために必要な間滞在させるための避難所 ・土砂災害防止法に基づく、土砂災害警戒区域等の調査完了(京都府)の反映による避難所の見直し 〇本市独自の体制を見直す必要がある事項 ・自主避難所の考え方の整理⇒区若しくは自主防災会による開設運営の地区避難所(仮称)として整理 ◆指定緊急避難所の選定方法 〇土砂災害保防止法に基づく、土砂災害特別警戒区域及び土砂災害警戒区域の現避難所については、指定から 除外する。 〇学校、社会体育館の公共施設を中心に選定する。(ただし、土砂災害警戒区域に立地しており、鉄筋コンク リート造等の強固な構造のものについては、地域の状況とも踏まえ指定を検討する。) 〇上記施設だけで補えない地区は、地区公民館等を選定する。 イメージ図 A区 C区 D区 A区 C区 D区 B区 B区 学校等の公共施設を選定 地区公民館を選定 1 ◆指定避難所の選定方法 〇適切な規模であり、生活関連物資を配布が可能な構造又は設備を有している学校及び社会体育館を基本に選 定する ◆地区避難所(仮称)の位置付け等 〇市が開設・運営を基本とする指定緊急避難場所に加え、土砂災害特別警戒区域及び土砂災害警戒区域外にあ る公民館等を地区独自に開設する避難所として位置付ける。 2 避難所までに距離のある地区の避難行動及び対策 ◆避難行動の基本(早めの避難) 災害が発生したときや災害のおそれがあるとき、まず、「自らのいのちを守る」ため、早めの避難を行う。 特に、災害時要援護者に対しては、「京丹後市災害時要援護者避難支援プラン」に基づき、行政、地域及び 関係団体の連携のもと、早めの避難行動を支援する。 ◆避難所の開設 行政は、住民が早めの避難行動がとれるように、気象状況等を的確に収集し、防災行政無線や広報車の伝達 媒体を利用して、住民へ情報伝達を行う。また、避難所までの距離が遠い地域に対しては、より早い段階での 避難所の開設の検討する。 ◆地域での取り組み 早い段階(避難準備情報)での避難行動に際しては、地区内の安全区域外 (土砂災害警戒区域)の公民館等 を避難者の一時集結場所(非滞在)として検討し、車の乗り合わせなど地域に即した避難手段を行う。ただし、 防災訓練や地区計画などにより、安全区域外であることを区民に周知を図ることとする。 ◆切迫時の避難行動 災害の発生が非常に高い状況下(避難勧告)においては、速やかに指定された避難所に避難する。ただし、 避難のための立退きを行うことによりかえって人の生命又は身体に危険が及ぶおそれがあると認めるときは、 屋内での待避(垂直避難など)を行う。 ◆ハード対策 行政は、地区内に適当な避難場所がない地域を優先し、急傾斜等の対策工事を検討することとし、京都府等 関係団体と調整を図ることとする。 3
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