養父市地域防災計画 ダイジェスト版

~市民・市が一体となった災害に強いまちを目指して~
防災まちづくり
養父市地域防災計画
ダイジェスト版
地域防災計画とは
計画の目的
地域防災計画は、災害対策基本法第 42 条の規定に基づき、養父市防災会議が作成する計画であり、養父
市民の生命、財産を災害から守り、地域の復旧及び市民生活のいち早い再建を図るための計画です。
計画の構成
総則・予防計画編
計画は、活用上の便宜を考慮し、「総
則・予防計画編」、「災害警戒、応急、復
旧・復興対策計画編」及び「資料編」の
養父市地域防災計画
3 編で構成されています。
災害警戒、応急、
復旧・復興対策計画編
資料編
防災ビジョン~基本理念~
計画修正の視点(平成 27 年 3 月)
1 災害に強いまちをつくる
●ひとりひとりが強くなる
2 防災施設・設備等を整備・強化する
●ネットワークを拡げ・強める
3 防災力を向上させる
●過去や他の経験・教訓に学ぶ
4 実際的な警戒・応急・復旧対策計画を確立
●国家戦略特区事業を最大限に活用して今後の
防災力向上につなげる
する
1
1
総則
総則においては、以下の3点について、大きな修正を加えました。
1-1. 被害想定の見直し
県の地震被害想定(平成 21~22 年度実施)によれば、養父市に大きな影響をおよぼすと予想される地震
は、以下の2つです。
(1)養父断層帯地震
養父断層帯地震では、建物全半壊数 958 棟、死者は 5 名(建物倒壊4名:冬早朝5時、火災1名:冬
夕方 18 時)、負傷者 49 名(建物倒壊:冬早朝5時)
、避難者(建物被害)は 516 名と予測されます。
【養父断層帯地震による被害想定】
最大震度
建物全半壊数(棟)
6弱
建物焼失棟数(棟)
958
死者数(人)
1
負傷者数(人) 避難者数(人)
5
49
516
震度分布
養父断層
7
6強
6弱
5強
5弱
4以下
(2)山田断層帯(丹後半島)地震
山田断層帯(丹後半島)地震では、建物全半壊数 382 棟、死者は 2 名(建物倒壊 1 名:冬早朝5時、
火災 1 名:冬夕方 18 時)、負傷者 19 名(建物倒壊:冬早朝5時)、避難者は 203 名(建物被害)と予
測されます。
【山田断層帯(丹後半島)地震による被害想定】
最大震度
建物全半壊数(棟)
6弱
建物焼失棟数(棟)
382
死者数(人)
1
震
度
階
負傷者数(人) 避難者数(人)
2
級
19
203
表
震度5弱
震度5強
震度6弱
震度6強
震度7
大半の人が恐怖を覚
え、物につかまりたい
と感じます。棚の食器
類や本などが落ちるこ
とがあります。
物につかまらないと歩
くことが困難です。棚
の食器類や本など落ち
るものが多くなりま
す。補強のないブロッ
ク塀が崩れることがあ
ります。
立っていることが困難
になります。耐震性の
低い木造建物は、瓦が
落下したり、建物が傾
いたりすることがあり
ます。
はわないと動くことが
できません。耐震性の
低い木造建物は、傾く
ものや倒れるものが多
くなります。
耐震性の低い鉄筋コン
クリート建物は、倒れ
るものが多くなりま
す。耐震性の高い木造
建物でも、まれに傾く
ことがあります。
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1-2. 市民の責務
「自助」及び「共助」の2点につき、取り組むべき事項を具体的に示しました。
自
助
①防災に関する情報を入手し、防災に関する知識を習得しましょう。
②防災訓練、講習会等に積極的に参加しましょう。
③建築物その他工作物を耐震化しましょう。
④家具等の転倒、落下等を防止しましょう。
⑤災害の初期の段階における消火、救難救助、応急手当その他の活動を積極的に行うための準備をしましょう。
⑥災害に備え必要な飲料水、食料及び生活物資(最低でも3日分、可能な限り1週間分程度)を備蓄しましょう。
⑦災害に備え非常持出品の確認及び準備をしましょう。
⑧災害に備え情報の収集方法、連絡先及び連絡方法を確認しましょう。
⑨避難場所、避難経路及び避難方法を確認しましょう。
⑩災害が発生し、又はまさに発生しようとしているときは、適切な判断のもと、避難しましょう。
共
助
①市その他の行政機関が実施する防災及び減災のための諸活動に参加し、協力しましょう。
②災害が発生した場合に被害を最小限にとどめるため、相互に協力して自主防災組織の強化に努めましょう。
③自主防災組織構成員の役割分担をあらかじめ定め、その活動に必要な防災資機材を整備するとともに、初
期消火訓練、避難訓練その他の防災訓練を実施するよう努めましょう。
④市民及び自主防災組織は、市その他の行政機関から提供される防災に関する知識及び情報を積極的に共有し、活用し
ましょう。
⑤災害が発生したときは、負傷者の救護及び災害復旧への協力に努めましょう。
⑥市民及び自主防災組織は、要配慮者の援護に努めましょう。
⑦地域及び自主防災組織は、市と協働して、事前に登録を申し出た要配慮者の協力を得て、その者の現況をあらかじめ
把握するよう努めましょう。
家族で防災について話し合いましょう
家族の役割分担を確認
●日頃の役割と、災害発生時の
役割を決めておく
●家族に高齢者やお体の不自由
な方、乳幼児などがいる場合
には、保護担当者を決めてお
く
避難場所、避難経路を確認
●最寄の避難場所を確認する
●家族が離ればなれになった時
の集合場所も決めておく
①災害用伝言ダイヤル『171』
、
災害用伝言板などの使い方を
確認する(遠方の親戚や知人
を中継地点として連絡をとる
方法もある)
②災害用伝言ダイヤルの
使い方
非常持出品を確認
伝言を録音するには
⇒伝言を吹き込む
●必要な物がそろっているか確
認する(賞味期限も確認)
防災用具を確認
●消火器や救急箱
の置き場所や製
造年月日などを
確認する
災害時の連絡方法を確認
危険箇所を確認
●家の内外に危険なところがな
いか確認し、修理や補強をす
る
1
被災地の方は自宅の電話番号
を、被災地以外の方は被災地
の方の電話番号を市外局番か
ら入力
伝言を再生するには
⇒伝言を聞く
2
避 難 経 路 を 歩 い て 自宅から避難場所まで実際に歩いて、河川のそばやがけに近い道等危険なところがない
か確認しましょう。また、避難経路は複数確認しておきましょう。
みましょう
雨量や河川水位情報の入手先
★国土交通省「リアルタイム川の防災情報」
★国土交通省豊岡河川国道事務所「道と川の防災情報」
★兵庫県防災気象情報
★気象庁「レーダー・ナウキャスト」
★養父市河川カメラ
http://www.river.go.jp
http://www2.maruyama9-bosai.go.jp
http://hyogo.bosai.info
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
http://www.city.yabu.hyogo.jp/camera/
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1-3. 地区防災計画策定の促進
東日本大震災後の改正災害対策基本法に基づき、地区防災計画の策定を促進します。
地区防災計画について
■地区防災計画とは
計画提案の流れ
地区防災計画は、地域のみなさん(地区居住者等=一定の
地区の居住者及び事業者)が行う自発的な防災活動に関する
計画で、地域防災計画に基づく防災活動と地区防災計画に基
づく防災活動とが連携して、共助の強化により地区の防災力
を向上させることを目的としています。
■計画の内容
地区防災計画は、地域のみなさんが地区の特性に応じて、
自由な内容で計画を作成することができます。計画の内容の
例としては、次のようなものが考えられます。
地区防災計画(案)
の作成
市防災会議へ提案
地域防災計画
への盛り込み
の要否を判断
□活動の実体はあ
るか
□地区の理解は得
られているか
□行政との連携は
可能か
地域防災計画に盛り込み
内
容
の 例
基本方針(目的)
長期的な活動予定
その他地区の特性に応じて必要な事項等
物資や資機材の備蓄
地区居住者等の相互の支援
(避難時の支援・避難経路等)
防 災
※
訓
練
詳しくは、養父市企画総務部危機管理室まで、お問合せください。
4
2
災害予防計画
災害予防計画においては、主に以下の7項目について、大きな修正を加えました。
2-1.市ぐるみの災害対応力の強化を図ります!
・
「自助・共助」の一層の強化・男女共同参画の視点を踏まえ自治会、住民団体役員等防災会議委員を拡大
します。
・女性や若者の参加、昼夜別々の組織編成の検討、地域的偏りの防止と専門家や経験者の活用等へ留意した
自主防災組織を育成します。
・高齢者は、災害体験を多く持っており、貴重な語り部としての活躍を期待します。
・安全・安心コミュニティファイル及び地区防災計画の作成を支援します。
・国家戦略特区事業プロジェクトとの連携・活用による市内中小企業等における事業継続計画(BCP)の
作成支援や施設、事業所防災組織を整備・強化します。
2-2.洪水や土砂災害に備えます!
・平成 16 年台風 23 号災害その他養父市が経験した災害記録等の掘り起し、教訓を
継承します。
・土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域の指定を促進します。
・住民やボランティア等による自発的な住民参画型森林整備を実施します。
・最重点課題として養父市水防計画を作成します。
・浸水想定区域指定の促進、避難誘導体制を整備します。
土砂災害警戒区域
の指定
2-3.地震の揺れに備えます!
・阪神・淡路大震災の教訓を発信・継承します。
・既存建築物の耐震診断・改修を推進します(特に昭和 56 年建築
基準法施行令改正施行前の既存不適格建築物)。
・地震発生から数日後の通電火災に対する出火対策を注意喚起しま
す。
・兵庫県住宅再建共済(一戸建て住宅・マンション)への加入を促
進します。
2-4.いざという時の避難に備えます!
・指定緊急避難場所・指定避難所を指定・整備します。
・避難勧告等の判断・伝達マニュアルを策定します。
・避難所管理・運営マニュアルを策定します。
・孤立集落対策を推進します。
・広域一時滞在受け入れ先の確保及び広域一時滞在対策実施要領を作成します。
役割
指定
場所
指定緊急避難場所
洪水、土石流、がけ崩れ等から
「命を守る」ため、緊急的に避
難する場所(1~2 日程度の滞在
を想定。
)
全小・中学校、県立高校、市庁
舎、農協支店、道の駅、ホテル・
研修施設、事務所ビル等
指定避難所
広域一時滞在受入れ先
家屋倒壊等で住居の使用が困 甚大な被害により市内に避難所を
難となった住民を受入れ、臨 確保できない場合の生活拠点施設
時に「生活する」ための施設
全小・中学校
あなた
相互協力協定等締結市町をはじ
め、主として県外市町に確保予定
-
の地区
※ 養父市地域防災計画資料編 「資料 5-6 避難所等の現況」であなたの地区の『指定緊急避難場所』や『指定避難
場所』をご確認の上、ご記入ください。
5
2-5.食料や生活必需品の不足に備えます!
・各家庭、事業所における飲料水(1人1日3リットル最低でも3日分、可能な
限り1週間分程度)及び食料・生活必需品(1人1日2食、下着、タオル
等1週間程度)を備蓄することを推進します。
・市庁舎における備蓄を推進します(乳幼児、高齢者・障がい者等にも配慮
し被災想定人口の3日分の食料《現物備蓄2日分、現物又は流通在庫備蓄
1日分》
)。
・備蓄物資の品目、量の選定にあたっては、女性及び要配慮者の参画を拡大
し、男女双方の視点及び要配慮者の視点の反映に配慮します。
・他の自治体や企業、事業所等と災害時応援協定を締結します。
・非常持出品及び備蓄品については、市ホームページ「防災・災害情報」で
確認してください。
(担当 危機管理室)
非常持出品選定のアドバイス
1.ライターは、電子式のものがお勧めです(手が濡れていても着火します。)。
2.懐中電灯・携帯ラジオの乾電池は、同じ規格の物を使用できれば便利です。
3.現金は、100円玉や10円玉が便利です(公衆電話を利用できます。)。
4.ビニール製のゴミ袋は、防寒着の代わりや、バケツ等を使用したトイレとして利用できます。
5.家族や知人などの電話番号を書いたメモを作成しましょう(携帯電話は、電池が切れると使えません)。
6.持病薬はすぐに入手できません。忘れず準備しましょう。
7.非常食(缶詰)は、缶切りのいらないものを準備しましょう。加熱しなくても食べられるものが便利で
す。
2-6.要配慮者支援活動のスムーズな実施に備えます!
・救出・救護等における高齢者、障がい者、外国
人、乳幼児、妊産婦等の要配慮者への的確な対
応、被災時の男女のニーズの違い等男女双方の
視点に十分配慮した防災訓練を立案、実施しま
す。
・民生委員・児童委員、区・自治会、自主防災組
織、関係社会福祉施設、各種ボランティア団体、
相互扶助組織等との連携体制を確保します。
・緊急通報システム及び聴覚障がい者向け緊急情
報発信システムの整備・活用及び地域との連携
を推進します。
・避難行動要支援者名簿、マップを作成します。
要配慮者とは
避難行動
要支援者とは
従来、災害時要援護者と呼ばれていた
方で、乳幼児、身体に障がいのある方、
知的障がいのある方、精神障がいのある
方、難病のある方、高齢者、妊婦、外国
人など配慮が必要な方をいいます。
要配慮者のうち、生活の基盤が自宅に
あり、自ら避難することが著しく困難で
ある方をいいます。
2-7.緊急時の迅速な情報伝達に備えます!
・緊急時は、防災行政告知システム、ケーブルテレビ、サイレン及び
防災・観光WiFi、やぶ市防災ネット(メールサービス)等の各
種の連絡手段で正しい情報を迅速に伝えます。
・防災行政告知システムは、すべて無線で受信できる体制を整えます。
また、停電時でも、内蔵乾電池で受信できます。
(乾電池の点検をお
願いします。)
6
3
災害応急対策計画
災害応急対策計画においては、主に以下の5点について、大きな修正を加えました。
3-1.想定外の事態、複合災害にも迅速に対応します!
・大雨、暴風、暴風雪、大雪の各特別警報、並びに緊急地震速報(警報:震度 6 弱以上)を受報した場合
は、直ちに災害対策本部を設置するとともに、避難所開設、市民向け特別警報発表及び緊急避難呼び掛け
広報活動を実施するための体制を確保します。
・東日本大震災の教訓、気象警報等がよりきめ細かく、かつ、精度高く発表されるようになったことを踏ま
え、各種警報を受報した場合、全体として体制を前倒しとするよう修正しました。
・「基本指針」中に「新型インフルエンザ発生中の風水害の発生等自然災害と危機事案の同時発生等複合災
害時については、危機事案所管部内に危機事案所管部及び関係部からなる危機事案専任事務局を置き、防
災監の下で総合的に調整を行います。また、支部においては、危機事案専任班を置き、支部長が調整を行
う」旨明記しました。
・地震災害等発生直後に収集すべき情報項目として、
「国内原子力発電所の安全稼働状況」を追加しました。
3-2.命を守る避難対策を的確に実施します!
・水位・雨量等の情報から、避難に関して3段階の情報を発信します。
・降雨時の避難そのものにも危険が伴うこと等を考慮し、台風等による豪雨や暴風の襲来が予測される場合
には十分早期に発令するとともに、緊急かつ可能な場合における屋内での待避(自宅や隣接する堅牢な建
物の2階以上への「垂直避難」※)等の安全確保措置を指示します。
・要配慮者への伝達に際しては、「避難行動要支援者名簿」に基づき、本人の同意のない方についても漏れ
なく避難が行われるよう「避難支援関係者等」へも連絡します。
・市に土砂災害警戒情報が発表された場合は、気象庁土砂災害警戒判定メッシュ情報により危険度が高まっ
ている領域を把握し、危険度が高まっている関係地区に対し、避難準備情報・勧告等を発令します。
発令時の状況
住民に求める行動
・災害により、人的被害の発生する可能性が高 ・対象地域の住民は、家族等との連絡、非常
まった状況
持出品の用意など、避難準備を開始してく
避難準備情報 ・要配慮者(高齢者、障がい者等避難行動要支
ださい。
(要配慮者避難)
援者)や避難に時間を要する者が避難行動を ・対象地域のお年寄り、障がいのある方、小
開始しなければならない段階
さい子供等要配慮者は避難を開始してく
ださい。
・通常の避難行動ができる人々が避難行動を開 ・対象地域の住民は、近所の人にも声をかけ
始しなければならない段階であり、人的被害
て、複数で避難を開始してください。
避 難 勧 告
の発生する可能性が高まった状況
・対象地域以外の住民も、周りの状況により
自主避難してください。
・前兆現象の発生や、現在の切迫した状況から、 ・対象地域の住民は、直ちに避難を完了して
人的被害の発生する危険性が非常に高いと判
ください。
断された状況
・未だ避難していない対象地域の住民は、直
避 難 指 示
・堤防の隣接地等、地域の特性等から人的被害
ちに避難行動に移るとともに、避難所まで
屋内待避指示
の発生する危険性が非常に高いと判断された
移動できない場合は自宅又は近くの高い
状況
場所に移動してください。
・人的被害の発生した状況
※ 「垂直避難」は、
「危険が差し迫ったその場を退いて、近隣の安全を確保できる場所に一時的移動する」という
意味の「水平避難」
(一時的)と、
「居住地と異なる避難先などで一定期間仮の避難生活を送る」という意味の「水
平避難」(長期的)とに対応するものです。
垂直避難
水平避難
7
垂直避難
について
市の発令を待つ暇がなく、緊急に個人の判断による避難をしなければならない場合には、鉄
筋コンクリート等堅牢な2階建て以上の建屋に垂直避難を行いましょう。
垂直避難を行う場合
●浸水は50cm 以下であるが、水の流
れる速度が速い
●夜間や急激な降雨で避難経路上の
危険個所がわかりにくい
●ひざ上(約50cm)まで浸水
している
●浸水は10cm 程度であるが、用水路
などの位置が不明で、転落等の恐れが
ある
垂直避難した場合には、個人の生存と居場所を示すことができるような目印の設置や、救助・捜索活動を行
う人員等に対する連絡を行うように努めましょう。
3-3.地域の絆を大事にした避難所開設・運営を行います!
・男女共同参画の視点に配慮した代表者により構成する避難所運営委員会
結成を要請し、避難所開設期間中に必要となる業務は、可能な限り被災
者自身により行う体制を確保します。
・子育て家庭や女性のニーズに配慮します。
(女性専用の物干し場・女性専
用更衣室・授乳場所の確保、巡回警備や防災ブザーの配布、トイレや居
住スペース確保の際の安全確保配慮、女性が相談できる場づくり)
・食料や生活必需品の配布に当たっては、要配慮者の優先、並びに在宅避
難者が必要な水や食料等の救援物資を受け取りに来る地域支援拠点とも
なることについての理解を求めます。
・被災者が同行した愛玩動物(ペット)の対策を行います。
(敷地内にペッ
ト専用のスペース確保)
3-4.要配慮者支援の的確な実施により災害関連死ゼロをめざします!
・避難生活の長期化による精神的・身体的疲労等に伴う健康状態の悪化や生活環境の激変に伴う心身の変化
に対しては、迅速に対応し避難者の健康保持を図ります。また、必要に応じて希望者に公的宿泊施設等の
二次的避難所、ホームステイ等の紹介、あっせんを行います。
・食品の調達に当たっては、乳児、高齢者、食物アレルギー保持者等に配慮した食品の要否を確認の上、必
要に応じて調達します。
・県と協力し、災害障がい者(災害で障がいを負った方)及び災害遺児(災害で親や保護者を亡くした子ど
も)の把握に努め、必要に応じてこころのケア等の支援を行うとともに、民間支援団体等との連携により
医療や各種支援に関する情報の提供、総合的な相談を実施します。
3-5.被災者向け救援対策を向上させ、市民生活再建を促進します!
・被災者台帳を作成し、すばやく罹災証明書を発行できる体制をとります。
・災害総合相談窓口や安否情報提供窓口を開設し、被災者からの相談を受け付けます。
・迅速な被災者向け住宅確保のため、民間賃貸住宅の借り上げによる「みなし仮設住宅」を提供します。
・被災者生活再建支援金(定額渡し切り方式で最高 300 万円)の迅速な給付体制を確保します。
養父市地域防災計画 ダイジェスト版 平成 27 年3月 発行
養父市企画総務部危機管理室
〒667-8651 養父市八鹿町八鹿 1675
8
TEL079-662-3161
FAX079-662-7491