(PED)の発生(3例目)について [PDFファイル/73KB]

記 者 発 表 資
平成27年2月17日
宮城県農林水産部畜産課
内2854
担当 髙橋・高森
料
豚流行性下痢(PED)の発生(3例目)について
本日,県内で今シーズン(平成26年9月以降)新規発生3例目 ※となる豚流行性下痢
(PED)の発生がありましたので,お知らせします。
※
1
農林水産省通知に基づき,9月以降を新シーズンとして整理し,平成26年9月以降
の新規発生から1例目とする。
発生概要
(1)発生場所
(2)飼養頭数
(3)症
状
(4)発生頭数
県北地域 養豚場(一貫経営)
約800頭
下痢
母豚13頭,子豚80頭 うち
1戸
死亡 子豚12頭
2
経 緯
(1)平成27年2月16日,管轄家畜保健衛生所に,母豚及び子豚に下痢がある旨の
通報があった。
(2)同日,同所が現地調査を実施。病性鑑定のための検査材料を採材し,仙台家畜保
健衛生所に搬入。
(3)2月17日,仙台家畜保健衛生所で6頭の遺伝子検査を実施したところ,6頭か
ら PED ウイルス遺伝子を検出した。
3
これまでの対応
(1)当該農場に対し,豚舎や出入り車両等の消毒等,まん延防止措置の徹底,豚の出
荷自粛を要請した。
(2)発生原因及び感染経路等を特定するための疫学調査を実施中である。
4
今後の対応
県内養豚場及び関係団体に対して,発生情報の提供と侵入防止対策の再徹底を周知し,
異状の有無を継続的に監視する。
【参 考】
1 疾病の概要
○豚特有の病気であり,人へは感染しない。
○口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザ等の対応とは異なり,殺処分や移動制限等の防疫
措置は要しない。
2 国内では,平成25年10月から平成26年8月までに38道県817農場で発生し,
平成26年9月以降も継続発生中である(2月15日現在,23都道県118農場)。
3 本県では,平成26年4月21日から7月6日までに16農場で発生が認められてい
た。また,今シーズンは12月24日以降,2農場で新たに発生が認められており,今
回の事例を含め,4月の初発生から19戸28,553頭で発生が確認されている。
4 農場等での取材は,本病のまん延を引き起こすおそれがあることから,決して
おこなわないようお願いします。