2015 年度定期大会 付属資料:2014 年度活動報告

【2015 年 2 月 17 日 役員会・常任幹事会提出】
2015 年度定期大会 付属資料:2014 年度活動報告
■総論■ 党員サポータ参加で代表選出
2014 年は、
「いのち、雇用、暮らしを守る」という旗の下で安倍内閣の経済
政策や安全保障政策をはじめとする内外政策、政治姿勢と厳しく対峙するとと
もに、民主党が軸となって野党間の院内共闘を進め、多くの政策課題に対し野
党共同で対案等を提出するなど、積極果敢な国会活動に取り組みました。
また、7 月にまとめられた党改革創生会議の報告書を活かし、9 月の両院議
員総会で任期途中に行われる代表選挙においても党員・サポーターが参加でき
るように党規約・代表選挙規則を改正しました。2015 年 1 月に行われた代表
選挙では早速この新制度が採用され、党改革が着実に進んでいることを具体例
として内外に示しました。また、地方の声を積極的に取り入れるために代表・
幹事長をはじめ党役員が全国に出向くブロック別幹事長会議を開催し、きめ細
かく党改革や政策に対する意見や要望などを受け止め、採り入れていく活動を
進めました。
2014 年 7 月の滋賀県知事選挙では民主党衆議院議員から転身した三日月大
造氏が勝利し、2015 年 1 月の山梨県知事選挙でも同様に後藤斎氏が当選する
など、全国の首長選挙で成果をあげました。取り組みの経過や教訓等を今後に
活かしていきます。一方で、沖縄県知事選挙に際しては党方針に大きく背いた
喜納昌吉氏を党規約及び倫理規則に則り除籍処分としました。
2014 年末に、安倍総理が突然の「大義なき」解散・総選挙を強行したため、
民主党は一部の選挙区で野党間の選挙区調整も進めながら、安定雇用を軸とし
た経済政策への転換をはじめ、社会保障の充実や集団的自衛権の閣議決定撤回
などを訴え、選挙戦を戦い抜きました。しかしながら多くの空白区を残し、政
権の選択肢となり得ず、改選前からは議席を増やしたものの与党の安定多数を
許す結果に終わり、また海江田代表が惜敗するという、「敗北」の結果に終わ
りました。
海江田代表の辞任を受けて 1 月 18 日に行われた代表選挙には長妻昭衆議院
議員、細野豪志衆議院議員、岡田克也衆議院議員が立候補し、全国 11 ブロッ
クで候補者討論集会等を開催するなど、全国民に開かれた議論の下で、党員・
サポーターが投票に参加する代表選挙を実施し、決選投票の結果、岡田克也新
代表が選出されました。
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■政策■ 「暮らしを守る」政策を立案
『次の内閣』をはじめ部門会議等で熟議を重ね、得られた結論に基づき議員
団が一致して対応する態勢を固めました。また、全国政策担当者WEB会議を
開催して都道府県連と積極的に意見交換し、地方の意見を政策立案に反映させ
ました。国会内では野党政策責任者会議に加え、2党間の政策協議も行い、野
党連携を積極的に展開しました。
安倍内閣に対しては、生活者・労働者の暮らし、中小企業の経営を圧迫する
「アベノミクス」の問題点を厳しく追及し、補正予算、新年度予算審議を通じ
てその問題点を徹底的に洗い出すとともに、本予算については衆議院で組み替
え動議を提出して民主党の考え方を鮮明に示しました。また 2014 年度税制改
正への修正案を提出しました。さらに、安倍内閣が強行した集団的自衛権の行
使を容認する憲法解釈変更の閣議決定に反対する見解をとりまとめ、その撤回
を訴えました。政府提出法案に対しては建設的な提案を軸とする姿勢で、生活
者・納税者・消費者・働く者の視点から数々の議員立法・政府案への対案など
の提案を行い、いくつかの重要な修正を勝ち取りました。議員立法では、民主
党が主導して水循環基本法案、過労死防止対策推進法案、介護障害福祉従事者
の処遇改善法案などを成立させました。
2013 年に新たに代表の下に設置された、暮らしを守る研究会、六つの総合調
査会を中心に、経済政策、社会保障、エネルギー、行財政改革などに関する党
の政策とりまとめをすすめました。
■国会活動■ 労働者派遣法の改悪法案を廃案に
2014 年 1 月に召集された第 186 回通常国会において、
「改革主義・対案主義・
現場主義」の国対方針のもと、他の野党と連携しつつ、暴走する安倍政権と対
峙しました。政府提出の重要法案に対しては、ふるさと維持支払い三法案、介
護従事者等人材確保法案、地方教育行政改革法案などの対案を野党と共同提出
し、徹底審議を行いました。TPP問題をめぐっては、情報を開示しない政府
の姿勢を国会審議で質す一方、野党共同で情報開示促進法案を提出、あわせて
TPP特別委員会の設置を求めました。4月から消費税率が8%に引き上げら
れたことに関しては、本来の目的である社会保障の充実につながらず、実質的
に公共事業等に使われている状況を関係委員会等で厳しく追及するとともに、
消費増税後の国民生活への影響と対策について各委員会で政府を問い質しま
した。
集団的自衛権については、内閣として決定する前に国会で徹底的な議論を行
うよう強く求め、野党で連携して継続した審議の場を与党に求めました。派遣
制度の改悪を目論む労働者派遣法「改正案」は審議入りをさせず、廃案に持ち
込みました。
通常国会閉会後、安倍内閣は3ヵ月間も国会を開かず、その間に集団的自衛
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権の行使を容認する憲法解釈変更を閣議決定し国民の反発を招きました。9月
末に召集された臨時国会では、集団的自衛権に係る諸問題のほか派遣法改悪、
危険ドラッグ対策など重要課題について論戦を行う一方、政治とカネをめぐっ
て相次ぎ疑惑が発覚した閣僚を厳しく追及し、小渕経産相、松島法務相の二閣
僚を辞任に追い込みました。またこの他の疑惑閣僚や政務三役、さらには任命
権者たる安倍総理の資質そのものを厳しく問い質しました。重要広範議案であ
る政府提出「地方創生関連二法案」に対しては、一括交付金の復活を柱とする
対案を野党共同で提出しました。政府が再提出してきた労働者派遣法「改正案」
に対しては、党をあげて全力で取り組み、通常国会に引き続いて廃案に追い込
みました。北朝鮮による拉致被害者らへの支援を拡充するため、超党派による
「改正拉致被害者支援法」の制定を実現しました。11 月に安倍総理は会期途中
で国会審議を打ち切り、
消費増税率の再引き上げの 1 年半先送りを理由として、
大義のないまま衆議院を突然解散しました。
■選挙対策■ 地方選挙に総がかり態勢 首長選挙で連勝
2015 年4月の統一地方自治体選挙に向けて「地方選挙対策本部」を設置し、
2014 年の中間選挙から連続した取り組みを推進してきました。候補者擁立作業
を前倒して進めた第1期を経て、支援対策を具体化・本格化する第2期へと至
るなかで、『現有+α』の議席を確保するための「総がかり態勢」を確立しま
した。また、都道府県連単位での選挙研修を実施し、選対機能の底上げを図り
ました。小選挙区総支部長との連動強化も大きな柱と位置付け、総支部長の地
方選挙対策への取り組みを支援しました。
4月の鹿児島2区補欠選挙では推薦候補が惜敗したものの善戦し、7月の滋
賀県知事選挙では与党候補に競り勝って当選を果たし、10 月の福島県知事選挙
では構図作りで勝利するという成果を得ました。
党再建の途上に抜き打ち的な解散となった 12 月の衆議院選挙では、過去最
低の投票率のなか、小選挙区 38 名、比例区 35 名、計 73 名の当選(改選議席比
11 議席増、前回選挙比 16 議席増)という結果となりました。
■組織活動■ 地方組織の支援拡充 行政区支部の基準緩和
2014 年度党員・サポーター定時登録は、都道府県ごとの目標を設定し、6 月
末締切で実施して、一般党員 30,159 人、サポーター200,833 人、国会議員・地
方議員をあわせ登録総数は 232,757 人となりました。5 月には「地方自治体議
員フォーラム総会・全国研修会」が 450 名規模で開催され、2015 年統一自治体
選挙に向けた政策研修および議員間での交流が行われました。また自治体議員
局会議を開催し、地方組織の強化について議員間での活発な意見交換を行いま
した。さらに暫定総支部運営に対する支援を行うための調査を行い、調査結果
をもとに算定した交付金を対象となる暫定総支部を有する都道府県連に対し
交付しました。また、地域で頑張る地方議員の活動を後押しするために、行政
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区支部の設立基準を緩和しました。
■各界交流■ 連合をはじめ積極的に各界との連携模索
各種団体および連合と積極的に交流を深め、支持拡大に向けた取組みを進め
てきました。特に、連合とは、構成産別や地方連合会、業種別組合との意見交
換など、精力的に意見交換を行いました。党の政策・活動について理解を広め
るために実施した「政策説明会」には、毎回多くの産別等から参加を得て開催
することができました。「非正規雇用対策本部」「ディーセントワーク推進協議会」
を立ち上げ、若者・女性・非正規雇用者との連携拡大にむけて、地域での労組・労働
福祉団体・NPO等と協働する取り組みを開始しました。
各種団体とは、代表、幹事長など執行部との意見交換会を連続的に開催し、
また、地方県連とも連携して企業・各種団体向けの政策説明会や意見交換会も
行いました。
NPO・市民団体との連携については、NPO関連予算の省庁別ヒアリング
の実施や、県連と地域のNPOセンターとの意見交換会などを開催してきまし
た。また、昨年10月からは各NPO団体へ『民主党NPOレポート』(メー
ルマガジン)を毎月発行し、党の政策や活動情報等を紹介するネットワークの
整備を進めています。
■男女共同参画■ 全国に男女共同参画組織を整備
「女性候補者の擁立・支援と必要な環境整備に関する提言」を取りまとめる
とともに、全国に男女共同参画組織を整備し、春と秋に担当者会議を開催する
など基盤強化を図りました。統一自治体選挙に向けて、新人女性候補予定者等
を対象とした研修を行い、「WS基金」の支援内容を拡充しました。9月に代
表直轄の、運動と政策を一体的に進める「男女共同参画推進本部」を設置し、
代表指示の下、
「クオータ制」導入について検討を開始しました。
「女性議員ネ
ットワーク会議」の活動支援を継続的に行うとともに、「女性議員ネットワー
ク会議」からの要請に基づき、民主党として「ハラスメント防止指針」の策定
作業に取り組みました。
■国民運動■ 集団的自衛権問題、派遣法で全国運動を展開
2014 年頭から「特定秘密保護法廃止フォーラム」を開催し、各界の有識者や
党の担当議員も参加したパネルディスカッションを行って、内外に党の考えを
発信するとともに、全国的な街頭活動も行いました。また「集団的自衛権行使
容認閣議決定撤回を求める運動」を8・9月を集中月間として全国的に展開し、
都道府県連主催の集会・シンポジウム・研修会に有識者や党内の講師・弁士を
派遣しました。非正規雇用対策・ワーキングプア対策本部と連携し、「労働者
派遣法改悪反対運動」を展開しました。「拉致問題対策本部」総会を集中的に
開催し、日朝協議への政府の対応を厳しく質し、また、拉致被害者支援法改正
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案成立に寄与しました。
■青年活動■ 「民主党大学」を創設 1000 人が参加
5 月から 9 月まで政治スクール「民主党大学」を開校しました。
「民主党大学」
には学生や若者を中心に延べ 1000 人が参加、党の支持拡大に寄与しました。
また、7 月に札幌で青年委員会の全国集会・選挙対策研修会を開催し、統一自
治体議員選挙に備え、交流等を深めるとともに結束強化を図りました。青年委
員会として民主党訪中団に参加し、共青団との定期交流のパイプをつくりまし
た。滋賀県知事選挙においては全国の青年議員が現地入りし、積極的な支援活
動を行い、勝利に貢献しました。
■広報活動■ 「5min.民主」スタート
機関紙「プレス民主」発行(月 2 回)や日々のウェブサイト・SNS・記者会見
の動画配信などを通じた情報発信に加え、10 月からネット動画ニュース「5min.
民主」を週 2 回配信し、党や国会の動きを分かりやすく伝えました。報道論調
などの調査・分析会議を開催し党役員間での情報共有を図りました。党公式ハ
ンドブック・政策ハンドブックの出版、サポーター向け広報紙「デモクラッツ」
創刊準備号発行、集団的自衛権問題や労働者派遣法改悪などの重要政策課題に
ついて国民運動委員会や政策調査会と連携し新聞広告や政策ビラの制作・提供
等の取り組みを行いました。選対と連携し、統一自治体選候補者向けにネット
選挙活動支援も行いました。
■財務■ 地方の足腰強化、選挙への集中投入
厳しい財政状況のもと、経常経費を中心に経費節減の取り組みを続けていま
す。一方で党の足腰を強化するために、都道府県連への基盤強化臨時交付金の
交付、統一地方選挙対策資金の交付など行いました。党本部のパーティー開催
および企業・団体献金受領は引き続き自粛しました。
■国際交流■ 国際関係の再構築と発信力の強化
カフェ・デモクラッツ、スプリング・レセプション、ドアノックなど在日外
交使節との交流、外国要人等との交流活動を積極的に展開しました。また代表
訪米団、代表及び若手議員の訪中団、幹事長・政調会長の訪韓、アジア政党会
議総会への議員派遣等とともに、中国から留学生及び訪日団の受入れなど、米
国、中国、韓国等をはじめとした政党間、議員間交流を強力に推進しました。
また党広報資料の英語版等の充実を図り、発信力の強化に努めました。
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