新定期報告制度の意見公募資料 (PDF 93.1KB)

浦安市建築基準法施行細則(定期報告制度)の一部改正(案)について
現在の定期報告制度は、建築基準法(以下「法」という。)に基づき特定行政庁が指定する建築物、
建築設備及び準用工作物(以下、
「建築物等」という。)が定期報告の対象となっている。本市では、浦
安市建築基準法施行細則(以下、「細則」という。)第 16 条及び第 17 条で、その用途・規模を指定し、
報告時期を定めている。
平成 28 年 6 月 1 日施行の改正法により、不特定多数の者等が利用する建築物等、安全性の確保を徹
底すべき建築物等については、建築基準法施行令(以下、
「政令」という。
)で一律に定期報告の対象と
し、それ以外の建築物等については特定行政庁が地域の実情に応じて指定することとなった。
このことにより、細則第 16 条及び第 17 条に規定する定期報告対象建築物等及び報告時期を以下のと
おり改正する。なお、政令指定と細則指定を併せた定期報告対象建築物等については、定期報告対象一
覧表を別添に示す。
1.細則改正内容
<建築物>
■定期報告対象建築物の指定(細則第 16 条第 1 項)
政令第 16 条の規定により指定されるものと重複しないよう細則を整理するとともに、改正定期報告
制度の趣旨を踏まえ、特定行政庁で指定する用途・規模を以下のとおり改正する。
現
(1)
行
劇場、映画館又は演芸場で一定規模以上のも
改正案
(削除)
の
(2)
観覧場(屋外観覧場を除く。)公会堂又は集会
(削除)
場で一定規模以上のもの
(3)
屋外観覧場で一定規模以上のもの
(削除)
(4)
病院、診療所(患者の収容施設がある診療所
政令第 115 条の 3 第 1 項に規定する児童福祉
に限る。)又は政令第 19 条第 1 項に規定する
施設等(政令第 16 条第 1 項第 3 号に掲げる児
児童福祉施設等で一定規模以上のもの
童福祉施設等を除く。
)で一定規模以上のもの
(5)
旅館又はホテルで一定規模以上のもの
(削除)
(6)
共同住宅で一定規模以上のもの
(削除)
(7)
寄宿舎で一定規模以上のもの
(削除)
(8)
学校又は体育館で一定規模以上のもの
学校又は体育館(学校に付属するものに限
る。)の用途に供する建築物で一定規模以上の
もの
(9)
博物館、美術館、図書館、ボーリング場、ス
(削除)
キー場、スケート場、水泳場又はスポーツの
練習場で一定規模以上のもの
(10)
百貨店、マーケット、展示場、キャバレー、
カフェー、ナイトクラブ、バー、ダンスホー
ル、遊技場、公衆浴場、待合、料理店、飲食
店又は物品販売業を営む店舗で一定規模以上
(削除)
のもの
(11)
事務所又は事務所の用途に供する部分を有す
(削除)
るものであって前各号のいずれにも該当しな
い建築物で一定規模以上のもの
■定期報告の時期(細則第 16 条第 2 項)
共同住宅・寄宿舎に関しては、政令によって指定される対象建築物では、児童福祉施設等と共同住宅・
寄宿舎は同条項によるため、現行では 3 年毎で 8 月報告のところ、2 年毎で 5 月報告に改正する。なお、
その他の用途においては、現行のままとなるよう記載方法を修正する。
【高齢者・障害者等の就寝の用に供する共同住宅・寄宿舎の報告時期】
現
報告時期
行
改正案
3 年ごとの 8 月 1 日から末日までの間
2 年ごとの 5 月 1 日から末日までの間
<建築設備>
■定期報告対象建築設備の指定(細則第 17 条第 1 項、第 2 項)
政令第 16 条の規定により指定されるものと重複しないよう細則を整理するとともに、改正定期報告
制度の趣旨を踏まえ、特定行政庁で指定する建築設備の種類等を以下のとおり改正する。
現
第1項
行
改正案
(1)
エレベーター
(削除)
(2)
エスカレーター
(削除)
(3)
小荷物専用昇降機
小荷物専用昇降機(政令第 16 条第 3 項
第 1 号に掲げるものを除く。)
(4)
法第 28 条第 2 項ただし書き及び第 3 項
(削除)
の規定により設けた換気設備(自然換
気設備及び換気扇を除く。)
法第 35 条の規定により設けた排煙設備
法第 35 条及び法第 36 条の規定により
(排煙機を設けた排煙設備に限る。)
設けた排煙設備(排煙機又は送風機を
設けた排煙設備に限る。)
法第 35 条の規定により設けた非常用照
法第 35 条の規定により設けた非常用照
明装置(予備電源を照明器具に内蔵し
明装置(予備電源を照明器具に内蔵し
たものを除く。)
たものを除く。)
給排水設備
(削除)
(新設)
細則第 16 条第 1 項各号に掲げる建築物
に設けた防火設備(随時閉鎖又は作動
できるもの(防火ダンパーを除く。
)に
限る。)
第2項
(1)
乗用エレベーター又はエスカレーター
(削除)
で観光のためのもの(一般交通の用に
供するものを除く。)
(2)
ウォーターシュート、コースターその
(削除)
他これらに類する高架の遊戯施設
(3)
メリーゴーランド、観覧車、オクトパ
(削除)
ス、飛行塔その他これらに類する回転
運動をする遊戯施設で原動機を使用す
るもの
■定期報告の時期(細則第 17 条第 3 項)
省政令第 6 条第 1 項に規定する検査項目は、現行では建築物の報告時期に報告することとしていたが、
一律 3 年毎報告に改正する。また、新規に政令で指定された防火設備における定期報告の報告時期につ
いては、毎年、所定の月に報告するよう条文を新設する。
【省政令第 6 条第 1 項に規定する検査項目の報告時期】
現
報告時期
行
当該建築設備を設けた建築物に係る定期報
改正案
建築物の用途にかかわらず一律 3 年ごと
告を行う年(建築物の用途に応じて 2 年ま
たは 3 年ごと)
【防火設備の報告時期】・・・新設
用途・規模
報告時期
定期調査報告対象建築物に設けた防火設備
当該建築物の報告時期と同様の時期(毎年)
病院、診療所又は高齢者・障害者等の就寝の用に供する
5 月 1 日から末日までの間(毎年)
床面積が 200 ㎡以上の建築物(定期調査報告対象建築物
を除く。)に設けた防火設備
2.スケジュール
平成 28 年 3 月 31 日 公布予定
平成 28 年 6 月 1 日 施行