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やんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」
活動報告
♪♪観察会「バードウォッチングからやんばるの森を考える」♪
やんばる自然体験活動協議会(国頭村・大宜味村・東村・沖縄県・環境省で構成)主催、やんばる野
生生物保護センター共催による自然観察会「バードウォッチングからやんばるの森を考える」を11月
23日(火・祝日、午前7時~午後12時)
、講師にNP0法人どうぶつたちの病院理事の金城道男氏
を迎え、大国林道で開催しました。
観察会には、国頭、大宜味、東の3村、遠くは那覇市から13名が参加、ウフギー自然館に集合後、
講師の金城さん自らが撮影したやんばるの森の動植物の写真や、NPO法人どうぶつたちの病院が取り
組みに関わっている環境省のヤンバルクイナ保護増殖事業について紹介していただきました。他に外来
種のマングースや、野生化したノネコ、ノイヌの脅威や影響についてもお話をいただき、私達がペット
を適正に飼うこともやんばるの自然を守ることにつながると指摘されました。
その後、大国林道に移動、長尾橋をスタートし大国橋の先を折り返しゆっくり歩きながら野鳥を探し
ました。今回鳴き声など観察できた鳥の数は 11 種と普段より少なめでしたが、林道沿いにはナンバン
ギセルやイイギリの赤い実、無葉緑植物のヤッコソウなど秋を告げる植物を楽しむことができました。
今回の観察会は、バードウォッチングを楽しむだけの観察会ではなく、やんばるの森の生き物たちの生
息環境の保全について気づくきっかけになればというねらいから行われましたが、参加してくれたみな
さんは林道に棄てられているゴミの不法投棄の現状を見て驚いたようすでした。最後のふり返りでは、
ノグチゲラが近くの木まで来て鳴くというサプライズも。参加者からは「自然の大事さを知ることがで
きた」
「自然にふれることができた」と喜びの声がきけました。
出発前、ウフギー自然館
レクチャールームでお話
長尾橋の上で
をする金城さん。
鳥さ~ん姿をみせて
~!!
ナンバンギセル
不法投棄現場を見てい
イイギリの実
ます。いろんなゴミが投
げ捨てられていました。