〝真の自立〟 を試される 「地方創生」 昨年末、日本の将来の人口展望を示す「長期ビジョン」と、2020年までの5 年で地方の人口減少に歯止めを掛ける「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が決 定し、地方創生関連2法も施行された。同戦略では①地方の雇用創出②地方へ の移住③若い世代の結婚・出産・子育ての希望の実現④時代にあった地域づく り—の4項目が基本目標に設定され、実現に向けたビジョンも示された。地方創 生の具現化を目指す一連の動きは、国は地域活性化の基盤整備と財政支援に 徹し、制度をいかに活用するかは地方の自主性に任せることを示している。裏 を返せば、地域間競争によって、個性を生かし、自立した地方をつくる取り組み を誘発することで、国全体の活力創出につなげようという狙いがある。 ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼以下の項目をクリックすると各ページがご覧になれます▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ 「新成長戦略」 とリンクさせ雇用強化 「大震災教訓」 に進む企業の地方分散 追い風生かして 「脱東京」 の受け皿に 地方活性に試される 「自立の本気度」 46 Zaikai Kyushu / MAR.2015 43 40 34 30 22 狙いは 「人口減対策」 と 〝東京一極集中〟 の是正 圏域全体での 「都市機能の拡充」 図る 2 経済界は 〝連携不足〟 に苛立ちみせる 指針 事業継続はもちろん人材確保メリットも 福岡市 〝サービス産業の拡充〟 で人口流出に歯止め 機能移転 都市圏4市9町1村が連携し発展戦略 北九州市 たもと 熊本市 全国でいち早く 〝中枢拠点都市〟 を宣言 21 町村の枠を越えて新たな活力創出を目指す 再興モデルで 「具体的ビジョン」 描く 49 宮崎市 「袂を分かった」 町との連携を推進 各県
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