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平成 26 年度前期入試における出題ミスについてのお知らせとお詫び
平成 27 年 2 月 19 日,就実大学
昨年の平成 26 年 2 月 1 日に実施いたしました本学前期入試におきまして,人文科学部の
「日本史」の問題に出題ミスが見つかりましたので,その内容をお知らせするとともに,
受験生の皆様並びに関係各位に深くお詫び申し上げます。
記
1.出題ミスの内容
(1) 第 4 問の問 38 ウにおいて,
「薩摩藩の武士が,藩主の行列への非礼からイギリス
商人を殺傷した場所」を選択させる問題で「④生麦」を正解としていたが,生麦事
件は島津久光の行列が乱されたことに端を発するもので,久光は藩主に就いていな
いことから本問は正解が無いことになる。
(2) 第 4 問の問 44 において,
「1960 年代の高度成長期におきた出来事として,不適切
なもの」を選ばせる設問で 「① 円の変動相場制への移行」を正解としていたが,
「② 国民総生産(GNP)がアメリカに次いで世界 2 位となる」についても,1968 年で
は日本の GNP はアメリカ合衆国,ソ連に次いで世界第 3 位であり,
「資本主義諸国で
は」を付していなかったため,①に加え②も正解となる。
2.出題ミス発見の経緯
昨年の試験当日,
受験生からの質問等はなかったが,
約 1 年経過した本年 1 月 28 日,
全国入試問題研究会より質問メールが届き,問題の再検討をおこなった。その結果,
指摘のとおり出題ミスであるとの結論に至った。
3.当該科目の受験者
当日の人文科学部の受験生のうち「日本史」を選択した者は計 74 名である(表現文
化学科 18 名,実践英語学科 8 名,総合歴史学科 48 名)
。
4.出題ミスへの対応
人文科学部受験者のうち,日本史を選択し,問 38 ウが不正解となっている計 8 名(表
現文化学科 4 名,実践英語学科 1 名,総合歴史学科 3 名)及び,問 44 で②を選択した
計 4 名(総合歴史学科 4 名)の受験生については各2点を加点し,選択科目間の平均点
及び合格ライン等の精査をおこなったところ,合否判定に影響をおよぼす事例はないこ
とが確認できた。
5.今後の改善策
問題作成に当たっては複数教員による校正・確認を実施してきたが,今回の出題ミ
スを受けて入試問題のチェック方法等を再検討し再発防止に努める。
6.文部科学省への報告等
2月 3 日付で,この件に関し,文書にて文部科学省へ出題ミスの報告をおこなった。
以上