1.10 毒薬・劇薬等の指定審査資料のまとめ リバビリン Page 1 コペガス錠200 mg (リバビリン) CTD 第1部 1.10 申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 毒薬・劇薬等の指定審査資料のまとめ 中外製薬株式会社 リバビリン 1.10 毒薬・劇薬等の指定審査資料のまとめ Page 2 目次 頁 1.10 毒薬・劇薬等の指定審査資料のまとめ .................................................................................... 3 Page 3 1.10 毒薬・劇薬等の指定審査資料のまとめ リバビリン 1.10 毒薬・劇薬等の指定審査資料のまとめ 化学名・別名 1-β-D-リボフラノシル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボキサミド (別名リバビリン)及びその製剤 H2NOC N N 構 造 式 O HO HO N OH ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)との併用による以下の いずれかの C 型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善 効 能 ・ 効 果 1. セログループ1(ジェノタイプⅠ(1a)又はⅡ(1b))で HCV-RNA 量が高値 の患者 2. インターフェロン単独療法で無効又はインターフェロン単独療法後再燃し た患者 ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)と併用すること。 通常,成人には,下記の用法・用量のリバビリンを経口投与する。 本剤の投与に際しては,患者の状態を考慮し,減量,中止等の適切な処置を行 うこと。 用法・用量 体重 60 kg 以下 60 kg を超え80 kg 以下 80 kg を超える 1日投与量 600 mg 800 mg 1,000 mg 朝食後 200 mg 400 mg 400 mg 劇 薬 等 の 原体:劇薬,指定医薬品 指 定 製剤:劇薬,指定医薬品,処方せん医薬品 市販名及び 有 効 成 分 製剤:コペガス錠200 mg(1錠中 リバビリン200 mg 含有) ・分 量 夕食後 400 mg 400 mg 600 mg Page 4 1.10 毒薬・劇薬等の指定審査資料のまとめ リバビリン 【単回投与】 概略の致死量(mg/kg) ラット ♂ ♀ サル ♂・♀ 経口 3000 >3000 >1000 【反復投与】 動物種 毒 性 投与期間 投与経路 投与量 無毒性量 (mg/kg/日) (mg/kg/日) 主な所見 マウス 4週 経口 0, 30, 100, 200 ,400 <30 200 mg/kg/日以上で死亡発現。 30 mg/kg/日以上で脾臓髄外造血増 加。100 mg/kg/日以上で貧血,血小 板増加,ALT 減少。200 mg/kg/日以 上で白血球・リンパ球減少,AST 減 少。死亡例で腸管陰窩細胞壊死及び 再生性過形成,リンパ系臓器のリン パ球枯渇/壊死及び精巣上体の精子 形成低下,骨髄低形成。 サル 4週 経口 50, 100 <50 薬物に起因する死亡例なし。 50 mg/kg 日以上で体重・摂餌量減少。 100 mg/kg/日で貧血,網赤血球増加。 ラット 13週 経口 0, 10, 40, 80, 160 <10 160 mg/kg/日で死亡発現。 10 mg/kg/日以上でヘモグロビン・ヘ マトクリット減少。80 mg/kg/日以上 で貧血,血小板増加,胸腺縮小,リ ンパ球枯渇。160 mg/kg/日でリンパ 球数の減少,網赤血球増加,PT 軽度 延長,APTT の軽度短縮,総たん白 質・アルブミン・グロブリン等減少, 骨髄の赤血球低形成,皮膚潰瘍,肝 細胞壊死,消化管粘膜上皮細胞減少。 ラット 26週 経口 0, 10, 35, 70 <10 イヌ 26週 経口 0, 5, 10, 20 <5 35 mg/kg/日以上で死亡発現。 10 mg/kg/日以上でヘモグロビン・ヘ マトクリット減少,血小板増加,胸 腺リンパ球枯渇,35 mg/kg/日以上で 皮膚潰瘍。70 mg/kg/日で貧血,網赤 血球増加,胸腺重量減少,脾臓髄外 造血増加。 薬物に起因する死亡例なし。 5 mg//kg/日以上でリンパ球減少。 10 mg//kg/日以上で十二指腸陰窩細 胞の拡張/壊死。20 mg//kg/日で貧血, 小腸慢性炎症,回腸びらん。 Page 5 1.10 毒薬・劇薬等の指定審査資料のまとめ リバビリン ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)との併用投与時(48週時) 副作用発現率 199/199 = 100% 臨床検査値異常発現率 197/199 = 99.0% 副作用の種類 * 副 作 用 発熱 注射部位反応* 倦怠感 頭痛* そう痒症* 件数 臨床検査値異常の種類 件数 146 142 138 125 120 白血球減少 好中球減少 ヘモグロビン減少 赤血球減少 ヘマトクリット減少 184 178 169 165 162 等 * 「発熱」, 「注射部位反応」 ,「頭痛」 ,「そう痒症」については,全身症状及び 投与局所様態に分類される副作用のうち,関連する事象をあわせて集計した。 会 社 中外製薬株式会社 製剤:輸入 等
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