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大起産業コモディティ週報 (金市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/13(金)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【金】 米雇用統計で早期利上げ観測が再浮上、逆風強まる
<戻り売り優勢の展開に>
COMEX金先物相場は、1,200ドル台前半まで値位置を切
り下げる展開に。金融市場全体がリスクオフの地合か
ら抜け出しつつある中、安全資産としての金に対する
退避需要が後退する動きと連動して、値位置を切り下
げている。引き続きギリシャ情勢の展開状況には注意
が必要だが、2月6日に発表された1月米雇用統計が米
連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ着手を支持する
内容になったこともあり、改めて金相場の地合の悪さ
が確認できる状況になっている。
の流れだと1月24日に予定されているイエレンFRB議長
の議会証言では、利上げ着手まで「辛抱強くいられ
る」との文言修正が示唆される可能性も十分にある。
少なくとも、現在の金融政策環境においてはドル高傾
向を阻害するのは難しく、ドル建て金相場は売られ易
い地合が続く見通し。ドルインデックスは昨年末の水
準を5%前後上回った状態にあり、これとドル建て金が
逆相関であれば、1,125ドル水準までの下げが正当化
できる状況にある。
<ギリシャ債務問題には要注意>
裏返せば、それだけ原油相場急落やギリシャ債務問題
のインパクトが大きいということでもある。このため、
再びギリシャ債務問題などに不穏な動きが見られれば、
金相場が買い直される余地も残されている。2月11日
のユーロ圏財務相会合では特に目立った進展がなく、
現状では16日の再協議まで時間を稼いでいるに過ぎな
い。ただ、このまま本格的なリスクオフの動きに発展
しないのであれば、FRBが利上げ着手の時期を探る流
れには何ら変化が生じない見通しであり、金相場に
とっては一時的な戻り圧力の有無という視点で十分だ
ろう。
<1月雇用統計は理想的な内容に>
1月米雇用統計であるが、非農業部門就業者数は前月
比+25.7万人と市場予測+22.8万人を大きく上回った。
2014年分の改訂も行われたが、12月分が速報の+24.0
万人から+32.0万人まで上方修正されるなど、特に昨
年後半以降に米雇用環境の改善ペースが加速したこと
が窺える状況になっている。失業率は前月の5.6%から
5.7%まで上昇しているが、これは労働参加率が62.7%
から62.9%まで上昇した影響が大きく、特に問題視さ
れていない。平均時給も前月比+0.5%となり、1月の0.2%から大きく切り返している。ほぼパーフェクトと
も言える良好な内容であり、少なくともFRBの利上げ
着手が雇用要因で阻害される状況にはなく、寧ろ前倒
し実施が正当化できる状況になっている。
<戻り売り優勢の地合>
金上場投資信託(ETF)の投資残高が高止まりしてい
ることに注意が必要だが、このままリスクオフのイベ
ントがなければ、ドル高連動でドル建て金相場は値下
がりする見通し。改めて、現物買いのサポートが強ま
る価格水準を打診することになる。
<イエレン証言前で買いづらい地合>
1月27~28日に開催された米連邦公開市場委員会
(FOMC)では楽観的な景況判断が下されていたが、こ
COMEX金先物 中心限月継足
1,350
5,200
東京金先物 先限継足
5,000
1,300
4,800
1,250
4,600
1,200
4,400
1,150
4,200
1,100
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本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
‐1‐
大起産業コモディティ週報 (白金市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/13(金)
TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【白金】 金価格連動の展開が続く、1,200ドル割れで値ごろ感は?
<金価格連動で揉み合い>
NYMEX白金先物相場は、1オンス=1,200ドルの節目を
割り込む展開に。価格連動性の強い金相場が軟化する
中、白金相場もつれ安している。引き続き金価格と極
めて強い相関関係が維持されており、金価格動向以外
は殆ど材料視されていない。ギリシャ債務問題の蒸し
返しで欧州経済の減速懸念が強くなっていることは、
欧州地区の自動車触媒需要に強く依存する白金相場に
対してはネガティブ。ただ、現実には白金需要見通し
に大きな修正を迫るようなイベントが発生している訳
ではなく、金価格との連動性を断ち切るレベルには到
達していない。
したリスクを抱えた相場環境にあることは認識してお
く必要がある。ただ、このまま現在想定されている停
電スケジュールのレベルに留まれば、金価格との連動
性を断ち切るのは難しいと考えている。
<南アの電力不安は潜在的買い材料に留まる>
最大の白金生産国である南アフリカでは、国営電力会
社Eskomによる計画停電がスタートしている。白金鉱
山が集中するRustenburgなども停電対象地区に指定さ
れているが、現段階では白金供給に対する明確な影響
は確認できていない。アングロ・アメリカン・プラチ
ナ(アムプラッツ)の場合だと、多くの電力が必要な
精錬施設のメンテナンスを前倒しすることで、通年で
の供給計画に影響が生じないようにコントロールする
ことが可能としている。あくまでも現段階での停電ス
ケジュールを前提にしたものだが、南半球においても、
夏の電力需要はこれからピークを確認することになり、
マーケットはリスクプレミアムの織り込みに慎重姿勢
を崩していない。もちろん、何か突発的な発電トラブ
ルが発生する事態になれば、白金相場は2008年型の急
騰に発展する可能性はある。現在の白金相場は、そう
NYMEX白金先物 中心限月継足
<割安との見方も強いが>
白金相場に関しては、過小評価されているとの見方も
根強い。アムプラッツなども、地上在庫の減少などを
理由に、2005年以来の強気の相場環境にあるとの見方
を示している。JPモルガンも、需要に供給が対応でき
ない状況が続く中、パラジウム同様に白金相場も「買
いの好機」との見方を示している。ただ、現実問題と
して白金需給よりも金価格との連動性が重視されてい
る以上、依然として値ごろ買いにはリスクが高いと言
わざるを得ない。金価格に対する下サヤ状態も維持さ
れており、金価格を上回るパフォーマンスさえ実現で
きていないのが現状である。
<ランド安、白金ETF売りで厳しい相場環境>
その意味では、1,200ドルの節目割れをきっかけに地
合の変化が見られるのかには注目している。改めて生
産コスト論などを盛り上げていくことができれば、金
価格動向に関係なく白金相場が底入れする可能性はあ
る。だが、南アフリカ通貨ランド相場が対ドルで昨年
安値を下抜く中、ドル建て白金の生産コストは断続的
な切り下がりを迫られている。白金上場投資信託
(ETF)市場でも換金売りの動きが加速しており、な
お下値不安の大きい相場展開を想定しておきたい。
5,200
1,350
東京白金先物 先限継足
5,000
1,300
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1,200
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本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
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大起産業コモディティ週報 (原油市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/13(金)
TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【原油】 米石油リグ稼動数の減少続くも、底打ち判断は慎重
<50ドル水準で上げ一服>
NYMEX原油先物相場は、1バレル=50ドル水準で揉み合
う展開に。1)米製油所ストライキ、2)米石油リグ稼
動数の大幅減少、3)石油会社の投資縮小計画などを
手掛かりに、2月入りしてからの原油相場は総じて底
固く推移した。1月29日の直近安値43.58ドルからは、
一時10ドルを超える上昇幅が記録している。ただ、50
ドル台から更に買い進むことに対しては慎重ムードが
強く、上げ一服感も広がり始めている。
いリスクも高めることになり、2月段階で相場の底入
れを確認するのは時期尚早だろう。このまま将来の需
給緩和是正を先取りする形で完全な底入れ確認に向か
う可能性も否定はできないが、まだ戻り売り基調は完
全に転換していない可能性の方が高いと考えている。
<OPECは1月に減産したが>
石油輸出国機構(OPEC)の2月月報では、1月のOPEC産
油量が前月から日量53.2万バレル減少したと報告され
た。イラクとリビアの減産が報告されているが、ここ
から更に下振れする可能性は低いだろう。リビアは内
戦の影響が大きいが、ここから更に減産を進める余地
は乏しい。一方、イラクは積極的な投資でOPEC全体の
産油水準底上げを促しており、供給サイド主導で需給
緩和状態が是正される可能性は低い。
<石油リグの稼動数は減少するも>
米ベーカー・ヒューズ社発表の米石油リグ稼動数(2
月6日時点)は、前週比-83基の1,140基となった。こ
れで9週連続の減少であり、特に今年に入ってからは
減少ペースが加速している。昨年10月10日の1,609基
からは累計で29%の減少であり、少なくともシェール
オイル開発の動きにブレーキが掛かっていることは間
違いない。このまま原油安が進行すれば、シェールオ
イル生産からの撤退の動きが続く見通しであり、過剰
供給体制を是正する力が働く可能性が高い。その意味
では、2月上旬の原油相場が反発したことには一定の
正当性がある。ただ、実際のシェールオイル生産量は
特に大きく落ち込んでいる訳ではなく、米エネルギー
情報局(EIA)も3月の生産量は2月比で増加するとの
楽観的な分析を行っている。リグ稼動数は間違いなく
減少しているものの、シェールオイルの生産効率が著
しい向上を見せる中、依然として増産停止や減産状態
には至っていない。このため、十分な生産調整が実現
しない段階での反発は、生産調整機能が十分に働かな
100
<IEAは時間の必要性を指摘>
国際エネルギー機関(IEA)も2月月報において、依然
として潤沢な供給が存在しており、石油会社の投資縮
小が実際の減産につながるまでは、なお時間が必要な
可能性を指摘している。米ゴールドマン・サックス・
グループなども、シェールオイルの増産を完全に止め
るには、なお安値誘導で生産調整の動きを促す必要性
を指摘している。なにか中東地区などで突発的な供給
トラブルが発生しないことを前提にする限り、原油相
場の底入れ確認にはなお慎重姿勢が求められよう。特
に、改めてドル高圧力が強まる中、再び40ドル割れを
打診する程度の地合の悪さは維持されている可能性が
高いと考えている。
NYMEX原油先物 中心限月継足
80,000
東京原油先物 先限継足
70,000
80
60,000
60
50,000
40
20
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40,000
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大起産業コモディティ週報 (石油製品/天然ガス市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/13(金)
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【石油製品】 円安が下値サポート
【天然ガス】 戻り圧力は一時的か
<円安の影響が大きい>
東京ガソリン先物相場は、1kl=6万円の節目を試す展
開に。海外原油相場の戻り圧力は一服するも、為替相
場が円安方向に振れたことが好感され、じり高展開に
なった。石油連盟発表の週末在庫(2月1~7日)は、
前週比-0.8%の174万6,433キロリットルとなった。推
定出荷量が+12.7%の107万6,907キロリットルと急増し
たことで、在庫の取り崩しが促されている。もっと
も、特に国内需給に強力な引き締め圧力が発生する状
況にはなく、引き続き原油調達コスト環境と連動した
値動きが想定される。海外原油相場の下振れリスクが
高まる一方で円安傾向が強まる中、東京ガソリンは大
きな値動きになりづらい。やや戻り売り優勢の地合を
想定しているが、円安の進行ペース次第となる。
<寒波で押し目買いが膨らむ>
天然ガス先物相場は、2月6日の1mmBtu=2.570ドルを
ボトムに、2.7ドル水準まで小幅切り返す展開になっ
ている。北米の寒波を背景に押し目買いが先行し、小
反発した。積極的に買い進むような動きまでは見られ
なかったが、在庫減少傾向が続いていることもあり、
安値是正の動きが優勢になっている。
<在庫減少傾向は続くも>
米エネルギー情報局(EIA)発表の全米天然ガス在庫
(2月6日時点)は、前週比-1,600億立方フィートの2
兆2,680億立方フィートとなった。需要が特別に大き
く拡大している訳ではないが、季節要因から供給水準
を上回るレベルの需要が続く中、在庫減少トレンドが
維持されている。ただ、2月11日の週の需要は前年同
期比-19.7%に留まっており、例年と比較すると需要の
弱さは否めない。家庭・商業部門が前年同期比29.4%、発電部門が-12.4%など、引き続き石油価格急
落を受けて、天然ガスから石油への需要回帰の動きが
強くなっていることが窺える。目先は在庫減少傾向が
続く見通しだが、その在庫も前年同期比では+31.4%に
達しており、需要期入り前に警戒されていたような需
給逼迫リスクは確認できない。概ね過去5年のレンジ
内での推移となっており、原油相場が急騰するような
事態にならない限り、天然ガス相場の反発力は限定さ
れたものになるだろう。2ドルの節目を割り込むよう
な展開までは想定しづらいが、なお戻り売り優勢の地
合を想定しておく必要がある。
<季節要因は材料視されず>
東京灯油先物相場は、1kl=5万5,000円水準で底固い
展開になっている。ガソリン相場同様に円安が好感さ
れている。石油連盟発表の週末在庫は前週比-6.4%の
198万6,701キロリットル、推定出荷量は+16.6%の61万
3,532キロリットルと、冬型の需給環境に。ただ、寒
波などに反応して買い進む動きはみられず、当先のサ
ヤにも目立った変動は確認できない。海外原油相場の
戻り圧力が一服する中、基調判断としては下向き方向
で見ている。円安トレンドが再開される中、これまで
のように急落するような環境にもなく、大きな値下が
り余地までは想定していない。5万円割れの方向でみ
ているが、円安などで上昇した局面を売り込んでいき
たい。
東京ガソリン/灯油先物 先限継足
90,000
5.00
NYMEX天然ガス先物 中心限月継足
4.50
ガソリン
灯油
80,000
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
4.00
70,000
3.50
60,000
3.00
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2.50
40,000
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大起産業コモディティ週報 (ゴム市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/13(金)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【ゴム】 需給に関する手掛かり乏しく、円相場次第の展開に
<円安で買い優勢に>
東京ゴム先物相場は、1kg=210円台中盤から後半まで
値位置を切り上げる展開に。先週末の米雇用統計を受
けて為替相場が大きく円安方向に振れる中、東京ゴム
は地合を引き締めた。天然ゴムそのものの手掛かりに
乏しい中、上海ゴムや産地オファーには特に目立った
動きが見られない。ただ、円建ての東京ゴム相場に対
しては円安のインパクトが大きく、昨年11月から続く
190~210円をコアとしたボックスをブレイクしつつあ
る。年初来高値は更新している。
<産地主導の値上がりは困難>
タイでは、天然ゴム農家団体が政府による政策支援の
必要性を改めて訴えている。タイ政府は天然ゴムシー
トの買い支えを実施しているが、現地ではラテックス
(液体の天然ゴム樹液)の価格が一向に上昇しない
中、介入対象を広げる必要性が訴えられている。パッ
キング施設を持たない中小ゴム農家は、政策支援の恩
恵を受けられていないとの不満がある模様だ。一方、
タイ南部の地方政府は他農産物への作替えを促す動き
などを強めているが、いずれも明確な政策効果は確認
できていない。改めて国際協調網の構築を打診する動
きなどもみられるが、現在の価格水準ではタイ以外の
生産国が本気を出す可能性は低く、市況対策への期待
を相場に織り込むのは難しい。
<タイ現物相場は横ばい継続>
引き続き、天然ゴム需給に関しては目新しい動きは見
られない。主産地タイではウインタリング(落葉期)
が本格化しているが、中央ゴム市場における集荷量に
は特に目立った影響が確認できない。タイ政府が高値
での買い付けを継続する中、タイ現物相場は未燻製
シート(USS)で1kg=58.55バーツで固定されてい
る。政府が目標とする60セントには届いていないが、
国際相場と乖離した高値で売却できるチャンスが提供
されている以上、タイの天然ゴム農家ができる限り大
量の荷を受け渡すのは当然。タイ政府の介入によって
タイ国内の現物相場は高止まりしているが、採算コス
ト割れに伴う生産調整の動きは先送りされることにな
り、マーケットの評価は中立的。オファー相場はタイ
産RSSがやや強含みに推移しているが、全体としては
横ばい商況が維持されており、産地主導で新たなトレ
ンド形成を打診するような動きは見られない。
<東京ゴムは円相場次第>
上海期貨交易所の認証在庫にも特に目立った動きはみ
られず、上海ゴム相場は今後も明確な方向性を打ち出
しづらい地合を想定している。このため、東京ゴムは
消去法的に円相場の強い支配下に置かれる見通しであ
り、円安傾向が続いている間は強含みの相場展開が想
定されよう。現在のドル建てオファー相場の水準から
計算すると、1円の円安で東京ゴム相場に対する押し
上げ効果は2円に若干届かない程度に留まる見通し。
このため、円安主導で本格的な上昇トレンドを形成す
るような展開までは想定できない。ただ、手掛かり難
の中で円安の影響力が過大評価され易い地合になって
いるだけに、短期スパンで一段高を試す展開を想定し
たい。あくまでも、円主導の相場展開となろう。
上海ゴム先物 中心限月継足
15,000
230
東京ゴム先物 先限継足
220
14,000
210
13,000
200
190
12,000
180
11,000
14/10
14/11
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170
14/10
15/02
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大起産業コモディティ週報 (トウモロコシ市場)
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【トウモロコシ】 安値拒否の動きが強まるも、反発力は限定的
<下げ渋るも、上げ渋る>
CBOTトウモロコシ先物相場は、1Bu=300セント台後半
でポジション調整中心の展開に。1月は小麦相場の急
落につられる形で大きく値位置を切り下げたが、1月
30日の365.75セントをボトムに、安値是正の動きが優
勢になっている。ドル高傾向が強まる中、積極的に買
い進むような動きまではみられない。ただ大きく下落
した局面では、引き続き安値警戒感が根強いことが確
認できる
見通しが大幅に引き下げられたとは言え、在庫率ベー
スで2008/09年度以来の需給緩和状態にあることには
全く変わりがない。国際的にもアルゼンチン産の生産
高見通しが前月の2,200万トンから2,300万トンまで上
方修正されるなど、米国産の豊作ショックを相殺する
ような動きは確認できない。
<15/16年度は小幅な在庫取り崩しへ>
一方、USDAは2月11日に長期展望も発表しているが、
2015/16年度の米期末在庫見通しは17.33億Bu(在庫率
は12.6%)とされた。需要は前年度の136.60億Buから
137.45億Buまで増加するも、作付面積の減少とイール
ドの低下によって、在庫の取り崩しが進むとの見通し
になっている。もっとも、この時期の需給見通しの信
頼性は極めて低いこともあり、マーケットでは15/16
年度需給見通しを織り込み始めるような動きは確認で
きない。
<USDAの需要見通し引き上げはポジティブ>
米農務省は2月10日に最新の需給報告(WASDE)を発表
したが、2014/15年度の米国産期末在庫見通しは前月
の18.77億Bu(在庫率は13.8%)から18.27億Bu(同
13.4%)まで引き下げられた。事前の市場予想は18.79
億Bu(レンジは18.17億~20.02億Bu)と微調整に留
まっていたが、USDAが総需要見通しを前月の135.95億
Buから136.45億Buまで大幅に引き上げた結果、予想よ
りも低い在庫見通しが提示された形になっている。特
に、エタノールは前月の51.75億Buから52.50億Buまで
0.75億Buもの大幅な引き上げになっている。足元のエ
タノール生産は伸び悩んでいるが、USDAは原油相場急
落でも前年度の51.34億Buを大きく上回る生産が可能
と評価している模様だ。
<ボックス相場を継続か>
引き続き、300セント台中盤から後半でのボックス気
味の展開を想定している。農家の採算コストラインの
観点から、300セント台中盤では供給減少圧力が下値
をサポートする見通し。しかし、潤沢な在庫環境とド
ル高傾向が維持される中、400セント台回復から更に
上値を試すような必要性も見出せず、このままポジ
ション調整中心の展開が続き易いとみている。急伸・
急落局面での逆張り対応が基本になるが、小麦やドル
相場に大きな動きがなければ、大きな値幅は想定でき
ない。
<需給緩和構造そのものは変化なし>
この数値はトウモロコシ相場に対して間違いなくポジ
ティブだが、改めてトウモロコシ相場を大きく押し上
げるような効果までは認めることができない。在庫
CBOTトウモロコシ先物 中心限月継足
425
30,000
400
28,000
375
東京トウモロコシ先物 先限継足
26,000
350
24,000
325
300
14/10
14/11
14/12
15/01
22,000
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
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大起産業コモディティ週報 (大豆市場)
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TEL:052-201-6311(代表)
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大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【大豆】 USDAは需要見通しを引き上げるも、上値追いに警戒感
<ポジション調整中心>
CBOT大豆先物相場は、1Bu=950~1,000セントのレン
ジで揉み合う展開が続いている。引き続き米国産から
南米産への需要シフトが強く警戒されるも、足元では
米国産大豆に対する大口の成約キャンセルの動きが一
服していることもあり、大きな値動きには発展してい
ない。米農務省(USDA)は2月10日に2月需給報告
(WASDE)、11日に長期展望を発表したが、こちらも
特に積極的な売買を呼び込むには至らなかった。取組
高の増加傾向は維持されているが、ポジション調整中
心の展開が続いている。
疑問視される。国際需給に関しても、これまで強気見
通しだったブラジル産生産高が100万トン下方修正さ
れるも、アルゼンチン産は100万トン上方修正されて
おり、需給緩和フレームは維持されている。これから
南米産の出荷が本格化する中、大豆相場はなお投機売
りが膨らむリスクを抱えた状態にあると評価してい
る。
<長期展望は在庫積み増しを予想>
長期展望では、2015/16年度の期末在庫見通しは5.19
億Bu(在庫率は13.8%)とされた。作付面積とイール
ドは下振れするも、14/15年度からの繰越在庫の水準
が高いことで、更なる在庫積み増しが可能との評価で
ある。もっとも、さすがに2月段階から15/16年度の需
給見通しを織り込む訳にはいかず、こちらは特に材料
視されていない。3月の展望会議(アウトルック・
フォーラム)、作付意向面積など、天候相場に再突入
する前に消化すべき材料は多い。
<USDAは米国産の需要見通しに楽観的>
USDA2月需給報告であるが、米国産の期末在庫見通し
は前月の4.10億Bu(在庫率は11.2%)から3.85億Bu
(同10.4%)まで下方修正された。市場予測は3.98億
Bu(レンジは3.56億~4.40億Bu)であり、数値的には
ポジティブ材料と評価できる。圧砕が前月の17.80億
Buから17.95億Bu、輸出が同17.70億Buから17.90億Bu
まで、それぞれ上方修正されている。足元の圧砕統計
からはやや違和感のある動きだが、USDAは家畜頭数の
増加見通しに自信を強めている模様であり、14/15年
度で4度目の上方修正となる。今後の動向次第では在
庫率の二桁割れも視界に入る状況だが、在庫率ベース
で2006/07年度以来の需給緩和状態という基本フレー
ムには変化がなく、改めて大豆相場を押し上げるのは
困難だろう。USDAは輸出需要見通しも引き上げている
が、南米産の生産環境が良好な状態にあることを考慮
すれば、現在の高レベルの輸出成約を維持できるのか
<下値も大きくはなさそうだが>
3月に向けては上値の重い展開を想定している。2月需
給報告はポジティブだったが、これで大豆相場の基調
を再び上向かせるのは困難と考えている。ドル高傾向
が強いこと、原油相場の軟調地合が続いていること、
中国などの成約キャンセルが警戒されることなどを考
慮すれば、950セント台を割り込んでも違和感がな
い。改めて大豆相場を買い上げる必要性は見出せず、
戻り売り対応を継続したい。ただ、農家の売り渋り傾
向が強まる中、大きな値崩れもないだろう。
CBOT大豆先物 中心限月継足
60,000
1,200
東京一般大豆先物 先限継足
57,500
1,100
55,000
1,000
52,500
50,000
900
47,500
800
14/10
14/11
14/12
15/01
45,000
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
‐7‐
大起産業コモディティ週報 (小麦/コメ市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/13(金)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【小麦】 改めて500セント割れにトライか
【コメ】 8,500円で利食い売り先行
<500セント割れで目標達成感もあるが>
CBOT小麦先物相場は、1Bu=500セント台前半で揉み合
う展開に。500セントの節目割れで短期的な目標達成
感が広がる中、ショートカバー(買い戻し)主導で地
合を引き締めた。直近高値から150セント超の急落相
場とあって、米農務省(USDA)が2月10日に最新の需
給報告(WASDE)を発表する前に、当面の利益を確定
したいとのニーズが高まった模様。
<利食い売りが上値圧迫>
関東産コメ先物相場は、1俵(60kg)=8,000円台前半
でやや弱含みの展開になっている。特に目新しい材料
は見当たらないが、1月中旬から急ピッチな上昇が続
いてきたことで、短期筋の玉整理が先行した模様。大
幅な順ザヤ傾向は維持されているが、8,500円の節目
攻略に手間取ったこともあり、ポジション調整の動き
が活発化した。
<米国産の輸出環境悪化>
USDAは米国産の期末在庫見通しを前月の6.87億Bu(在
庫率は32.6%)から6.92億Bu(同33.2%)まで引き上げ
た。輸出需要見通しが前月の9.25億Buから9.00億Buま
で引き下げられており、国際的な豊作環境とドル高環
境にあって、米国産小麦が厳しい競争を迫られている
との見方が追認されている。国際需給に関しても、欧
州連合(EU)地区の生産高見通しが更に引き上げられ
ており、ドル高・ユーロ安環境における米国産小麦の
価格交渉力低下、販売競争激化は避けられない状況に
なっている。足元では500セントの節目割れで短期的
な目標達成感もあるが、北半球の豊作環境が確定し、
南半球でも総じて良好な生産環境が確認できる中、小
麦相場の反発余地は乏しい。特にドル高傾向が続く中
においては、500セントの節目を完全に下抜く展開を
想定しておくのが妥当だろう。ウクライナやロシア情
勢が急激に悪化するような事態にならない限り、引き
続き戻り売り対応が基本になると考えている。
<新規手掛かり難で玉整理中心>
もっとも、需給面に何か目新しいネガティブ材料があ
る訳ではない。寧ろ、2月5日に発表された1月需給動
向指数、米価判断DIがともに上方修正されるなど、コ
メ相場の反発が正当化できる状況になっている。需給
緩和状態そのものには変化が見られないが、ネガティ
ブ材料の消化が終わる中、安値是正の動きが強まり易
くなっている。今後は徐々に2015年度産米の天候相場
にシフトすることになるが、当面は手掛かり難の中で
押し目買い優勢の地合が続くだろう。8,500円の節目
を完全にブレイクすれば、9,000円までの距離は遠く
ないと考えている。
700
CBOT小麦先物 中心限月継足
9,000
650
大阪 関東産コメ先物 先限継足
8,500
600
8,000
550
7,500
500
450
14/10
14/11
14/12
15/01
7,000
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
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‐8‐
大起産業コモディティ週報 (砂糖/コーヒー市場)
Daiki Commodity Weekly Report
2015/02/13(金)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【砂糖】 下げ過ぎ感が下値サポート
【コーヒー】 決め手難で安値保ち合い
<自立反発的な値動き>
ICE砂糖先物相場は、1ポンド=14セント台中盤まで小
幅値位置を切り上げる展開に。需給面に特段の新規材
料は見当たらないが、14セント割れを試すような展開
には過熱感を警戒する向きも多く、押し目買いが先行
している。出来高も最近としては高レベルに達してお
り、14セントで二番底を確認できるか、積極的に勝負
を仕掛けている向きが多いことが窺える。
<安値低迷状態が続く>
ICEコーヒー先物相場は、1ポンド=160セントの節目
でのサポートを打診する展開に。生産地では土壌水分
不足を懸念する声が多く聞かれ、下げ過ぎとの見方も
強い。ただ、生産地では散発的な降雨が観測されてい
る一方、ブラジル通貨レアル相場の軟化傾向が続く中、
安値是正の動きは見送られている。170セント水準ま
での戻りで精一杯の状況にあり、決め手を欠いている。
<ブラジルの砂糖生産は良好>
ブラジルの生産地では引き続き散発的な降雨が観測さ
れているが、砂糖相場を押し下げる効果は限定される。
もっとも、土壌水分は不足しているとの見方を背景に
買い進むような動きもみられず、産地気象環境に対す
る関心は高まっていない。ブラジル通貨レアル相場の
軟化が上値を圧迫するフローは維持されるも、安値警
戒感を払拭してコアレンジ切り下げを打診する展開に
まで発展させることは躊躇されている。ブラジル製糖
協会Unicaは、1月後半の同国中南部の砂糖生産高を1
万4,000トンと発表した。これは前年同期を2,000トン
上回っているが、サトウキビ圧砕高が31.1万トンから
82.0万トンまで急増していることを考慮すると、砂糖
生産は良好とは言いがたい。エタノール生産が優先さ
れた地合が続いており、ブラジル産の供給動向はテー
マ化しづらい状況にある。引き続き戻り売り優勢の地
合を想定しているが、大きく売り込むことが可能な価
格水準ではなくなっている。引き続き、レアル高や原
油高といった材料を手掛かりに上昇する局面があれば、
売り込む程度のスタンスで十分だろう。
<下げ過ぎ感も強いが>
明確な相場テーマを設定できない中、ポジション調整
中心の小動きが続く見通し。国際需給見通しからは下
げ過ぎが強く警戒される価格水準に突入しているが、
天候リスクを織り込む形で改めて上昇トレンドを形成
するような勢いもなく、決め手に乏しい。大きなトレ
ンドとしては物色妙味の大きい価格水準と考えている
が、マーケットがレアル安に伴うドル建てコーヒー相
場の押し下げ圧力を強く警戒している以上、値ごろ買
いは依然としてリスクが高い。産地での乾燥懸念の声
も、実際の降雨にかき消されており、天候プレミアム
を織り込むような動きは殆ど確認できない。レアル相
場環境に大きな変化がみられないのであれば、引き続
き180セント水準を上値目処に戻り売りを検討したい。
マクロな需給環境に関心が向かわない相場環境が続い
ている以上、素直に戻り売り対応を継続するのが妥当
だろう。
18
ICE砂糖先物 中心限月継足
240
17
220
16
200
.
15
180
14
13
14/10
ICEコーヒー先物 先限継足
160
14/11
14/12
15/01
140
14/10
15/02
14/11
14/12
15/01
15/02
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