大起産業コモディティ週報 (金市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【金】 米雇用統計で早期利上げ観測が再浮上、逆風強まる <戻り売り優勢の展開に> COMEX金先物相場は、1,200ドル台前半まで値位置を切 り下げる展開に。金融市場全体がリスクオフの地合か ら抜け出しつつある中、安全資産としての金に対する 退避需要が後退する動きと連動して、値位置を切り下 げている。引き続きギリシャ情勢の展開状況には注意 が必要だが、2月6日に発表された1月米雇用統計が米 連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ着手を支持する 内容になったこともあり、改めて金相場の地合の悪さ が確認できる状況になっている。 の流れだと1月24日に予定されているイエレンFRB議長 の議会証言では、利上げ着手まで「辛抱強くいられ る」との文言修正が示唆される可能性も十分にある。 少なくとも、現在の金融政策環境においてはドル高傾 向を阻害するのは難しく、ドル建て金相場は売られ易 い地合が続く見通し。ドルインデックスは昨年末の水 準を5%前後上回った状態にあり、これとドル建て金が 逆相関であれば、1,125ドル水準までの下げが正当化 できる状況にある。 <ギリシャ債務問題には要注意> 裏返せば、それだけ原油相場急落やギリシャ債務問題 のインパクトが大きいということでもある。このため、 再びギリシャ債務問題などに不穏な動きが見られれば、 金相場が買い直される余地も残されている。2月11日 のユーロ圏財務相会合では特に目立った進展がなく、 現状では16日の再協議まで時間を稼いでいるに過ぎな い。ただ、このまま本格的なリスクオフの動きに発展 しないのであれば、FRBが利上げ着手の時期を探る流 れには何ら変化が生じない見通しであり、金相場に とっては一時的な戻り圧力の有無という視点で十分だ ろう。 <1月雇用統計は理想的な内容に> 1月米雇用統計であるが、非農業部門就業者数は前月 比+25.7万人と市場予測+22.8万人を大きく上回った。 2014年分の改訂も行われたが、12月分が速報の+24.0 万人から+32.0万人まで上方修正されるなど、特に昨 年後半以降に米雇用環境の改善ペースが加速したこと が窺える状況になっている。失業率は前月の5.6%から 5.7%まで上昇しているが、これは労働参加率が62.7% から62.9%まで上昇した影響が大きく、特に問題視さ れていない。平均時給も前月比+0.5%となり、1月の0.2%から大きく切り返している。ほぼパーフェクトと も言える良好な内容であり、少なくともFRBの利上げ 着手が雇用要因で阻害される状況にはなく、寧ろ前倒 し実施が正当化できる状況になっている。 <戻り売り優勢の地合> 金上場投資信託(ETF)の投資残高が高止まりしてい ることに注意が必要だが、このままリスクオフのイベ ントがなければ、ドル高連動でドル建て金相場は値下 がりする見通し。改めて、現物買いのサポートが強ま る価格水準を打診することになる。 <イエレン証言前で買いづらい地合> 1月27~28日に開催された米連邦公開市場委員会 (FOMC)では楽観的な景況判断が下されていたが、こ COMEX金先物 中心限月継足 1,350 5,200 東京金先物 先限継足 5,000 1,300 4,800 1,250 4,600 1,200 4,400 1,150 4,200 1,100 14/10 14/11 14/12 15/01 4,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐1‐ 大起産業コモディティ週報 (白金市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【白金】 金価格連動の展開が続く、1,200ドル割れで値ごろ感は? <金価格連動で揉み合い> NYMEX白金先物相場は、1オンス=1,200ドルの節目を 割り込む展開に。価格連動性の強い金相場が軟化する 中、白金相場もつれ安している。引き続き金価格と極 めて強い相関関係が維持されており、金価格動向以外 は殆ど材料視されていない。ギリシャ債務問題の蒸し 返しで欧州経済の減速懸念が強くなっていることは、 欧州地区の自動車触媒需要に強く依存する白金相場に 対してはネガティブ。ただ、現実には白金需要見通し に大きな修正を迫るようなイベントが発生している訳 ではなく、金価格との連動性を断ち切るレベルには到 達していない。 したリスクを抱えた相場環境にあることは認識してお く必要がある。ただ、このまま現在想定されている停 電スケジュールのレベルに留まれば、金価格との連動 性を断ち切るのは難しいと考えている。 <南アの電力不安は潜在的買い材料に留まる> 最大の白金生産国である南アフリカでは、国営電力会 社Eskomによる計画停電がスタートしている。白金鉱 山が集中するRustenburgなども停電対象地区に指定さ れているが、現段階では白金供給に対する明確な影響 は確認できていない。アングロ・アメリカン・プラチ ナ(アムプラッツ)の場合だと、多くの電力が必要な 精錬施設のメンテナンスを前倒しすることで、通年で の供給計画に影響が生じないようにコントロールする ことが可能としている。あくまでも現段階での停電ス ケジュールを前提にしたものだが、南半球においても、 夏の電力需要はこれからピークを確認することになり、 マーケットはリスクプレミアムの織り込みに慎重姿勢 を崩していない。もちろん、何か突発的な発電トラブ ルが発生する事態になれば、白金相場は2008年型の急 騰に発展する可能性はある。現在の白金相場は、そう NYMEX白金先物 中心限月継足 <割安との見方も強いが> 白金相場に関しては、過小評価されているとの見方も 根強い。アムプラッツなども、地上在庫の減少などを 理由に、2005年以来の強気の相場環境にあるとの見方 を示している。JPモルガンも、需要に供給が対応でき ない状況が続く中、パラジウム同様に白金相場も「買 いの好機」との見方を示している。ただ、現実問題と して白金需給よりも金価格との連動性が重視されてい る以上、依然として値ごろ買いにはリスクが高いと言 わざるを得ない。金価格に対する下サヤ状態も維持さ れており、金価格を上回るパフォーマンスさえ実現で きていないのが現状である。 <ランド安、白金ETF売りで厳しい相場環境> その意味では、1,200ドルの節目割れをきっかけに地 合の変化が見られるのかには注目している。改めて生 産コスト論などを盛り上げていくことができれば、金 価格動向に関係なく白金相場が底入れする可能性はあ る。だが、南アフリカ通貨ランド相場が対ドルで昨年 安値を下抜く中、ドル建て白金の生産コストは断続的 な切り下がりを迫られている。白金上場投資信託 (ETF)市場でも換金売りの動きが加速しており、な お下値不安の大きい相場展開を想定しておきたい。 5,200 1,350 東京白金先物 先限継足 5,000 1,300 4,800 4,600 1,250 4,400 1,200 4,200 1,150 14/10 14/11 14/12 15/01 4,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐2‐ 大起産業コモディティ週報 (原油市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【原油】 米石油リグ稼動数の減少続くも、底打ち判断は慎重 <50ドル水準で上げ一服> NYMEX原油先物相場は、1バレル=50ドル水準で揉み合 う展開に。1)米製油所ストライキ、2)米石油リグ稼 動数の大幅減少、3)石油会社の投資縮小計画などを 手掛かりに、2月入りしてからの原油相場は総じて底 固く推移した。1月29日の直近安値43.58ドルからは、 一時10ドルを超える上昇幅が記録している。ただ、50 ドル台から更に買い進むことに対しては慎重ムードが 強く、上げ一服感も広がり始めている。 いリスクも高めることになり、2月段階で相場の底入 れを確認するのは時期尚早だろう。このまま将来の需 給緩和是正を先取りする形で完全な底入れ確認に向か う可能性も否定はできないが、まだ戻り売り基調は完 全に転換していない可能性の方が高いと考えている。 <OPECは1月に減産したが> 石油輸出国機構(OPEC)の2月月報では、1月のOPEC産 油量が前月から日量53.2万バレル減少したと報告され た。イラクとリビアの減産が報告されているが、ここ から更に下振れする可能性は低いだろう。リビアは内 戦の影響が大きいが、ここから更に減産を進める余地 は乏しい。一方、イラクは積極的な投資でOPEC全体の 産油水準底上げを促しており、供給サイド主導で需給 緩和状態が是正される可能性は低い。 <石油リグの稼動数は減少するも> 米ベーカー・ヒューズ社発表の米石油リグ稼動数(2 月6日時点)は、前週比-83基の1,140基となった。こ れで9週連続の減少であり、特に今年に入ってからは 減少ペースが加速している。昨年10月10日の1,609基 からは累計で29%の減少であり、少なくともシェール オイル開発の動きにブレーキが掛かっていることは間 違いない。このまま原油安が進行すれば、シェールオ イル生産からの撤退の動きが続く見通しであり、過剰 供給体制を是正する力が働く可能性が高い。その意味 では、2月上旬の原油相場が反発したことには一定の 正当性がある。ただ、実際のシェールオイル生産量は 特に大きく落ち込んでいる訳ではなく、米エネルギー 情報局(EIA)も3月の生産量は2月比で増加するとの 楽観的な分析を行っている。リグ稼動数は間違いなく 減少しているものの、シェールオイルの生産効率が著 しい向上を見せる中、依然として増産停止や減産状態 には至っていない。このため、十分な生産調整が実現 しない段階での反発は、生産調整機能が十分に働かな 100 <IEAは時間の必要性を指摘> 国際エネルギー機関(IEA)も2月月報において、依然 として潤沢な供給が存在しており、石油会社の投資縮 小が実際の減産につながるまでは、なお時間が必要な 可能性を指摘している。米ゴールドマン・サックス・ グループなども、シェールオイルの増産を完全に止め るには、なお安値誘導で生産調整の動きを促す必要性 を指摘している。なにか中東地区などで突発的な供給 トラブルが発生しないことを前提にする限り、原油相 場の底入れ確認にはなお慎重姿勢が求められよう。特 に、改めてドル高圧力が強まる中、再び40ドル割れを 打診する程度の地合の悪さは維持されている可能性が 高いと考えている。 NYMEX原油先物 中心限月継足 80,000 東京原油先物 先限継足 70,000 80 60,000 60 50,000 40 20 14/10 40,000 14/11 14/12 15/01 30,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐3‐ 大起産業コモディティ週報 (石油製品/天然ガス市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【石油製品】 円安が下値サポート 【天然ガス】 戻り圧力は一時的か <円安の影響が大きい> 東京ガソリン先物相場は、1kl=6万円の節目を試す展 開に。海外原油相場の戻り圧力は一服するも、為替相 場が円安方向に振れたことが好感され、じり高展開に なった。石油連盟発表の週末在庫(2月1~7日)は、 前週比-0.8%の174万6,433キロリットルとなった。推 定出荷量が+12.7%の107万6,907キロリットルと急増し たことで、在庫の取り崩しが促されている。もっと も、特に国内需給に強力な引き締め圧力が発生する状 況にはなく、引き続き原油調達コスト環境と連動した 値動きが想定される。海外原油相場の下振れリスクが 高まる一方で円安傾向が強まる中、東京ガソリンは大 きな値動きになりづらい。やや戻り売り優勢の地合を 想定しているが、円安の進行ペース次第となる。 <寒波で押し目買いが膨らむ> 天然ガス先物相場は、2月6日の1mmBtu=2.570ドルを ボトムに、2.7ドル水準まで小幅切り返す展開になっ ている。北米の寒波を背景に押し目買いが先行し、小 反発した。積極的に買い進むような動きまでは見られ なかったが、在庫減少傾向が続いていることもあり、 安値是正の動きが優勢になっている。 <在庫減少傾向は続くも> 米エネルギー情報局(EIA)発表の全米天然ガス在庫 (2月6日時点)は、前週比-1,600億立方フィートの2 兆2,680億立方フィートとなった。需要が特別に大き く拡大している訳ではないが、季節要因から供給水準 を上回るレベルの需要が続く中、在庫減少トレンドが 維持されている。ただ、2月11日の週の需要は前年同 期比-19.7%に留まっており、例年と比較すると需要の 弱さは否めない。家庭・商業部門が前年同期比29.4%、発電部門が-12.4%など、引き続き石油価格急 落を受けて、天然ガスから石油への需要回帰の動きが 強くなっていることが窺える。目先は在庫減少傾向が 続く見通しだが、その在庫も前年同期比では+31.4%に 達しており、需要期入り前に警戒されていたような需 給逼迫リスクは確認できない。概ね過去5年のレンジ 内での推移となっており、原油相場が急騰するような 事態にならない限り、天然ガス相場の反発力は限定さ れたものになるだろう。2ドルの節目を割り込むよう な展開までは想定しづらいが、なお戻り売り優勢の地 合を想定しておく必要がある。 <季節要因は材料視されず> 東京灯油先物相場は、1kl=5万5,000円水準で底固い 展開になっている。ガソリン相場同様に円安が好感さ れている。石油連盟発表の週末在庫は前週比-6.4%の 198万6,701キロリットル、推定出荷量は+16.6%の61万 3,532キロリットルと、冬型の需給環境に。ただ、寒 波などに反応して買い進む動きはみられず、当先のサ ヤにも目立った変動は確認できない。海外原油相場の 戻り圧力が一服する中、基調判断としては下向き方向 で見ている。円安トレンドが再開される中、これまで のように急落するような環境にもなく、大きな値下が り余地までは想定していない。5万円割れの方向でみ ているが、円安などで上昇した局面を売り込んでいき たい。 東京ガソリン/灯油先物 先限継足 90,000 5.00 NYMEX天然ガス先物 中心限月継足 4.50 ガソリン 灯油 80,000 TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 4.00 70,000 3.50 60,000 3.00 50,000 2.50 40,000 14/10 14/11 14/12 15/01 2.00 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐4‐ 大起産業コモディティ週報 (ゴム市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【ゴム】 需給に関する手掛かり乏しく、円相場次第の展開に <円安で買い優勢に> 東京ゴム先物相場は、1kg=210円台中盤から後半まで 値位置を切り上げる展開に。先週末の米雇用統計を受 けて為替相場が大きく円安方向に振れる中、東京ゴム は地合を引き締めた。天然ゴムそのものの手掛かりに 乏しい中、上海ゴムや産地オファーには特に目立った 動きが見られない。ただ、円建ての東京ゴム相場に対 しては円安のインパクトが大きく、昨年11月から続く 190~210円をコアとしたボックスをブレイクしつつあ る。年初来高値は更新している。 <産地主導の値上がりは困難> タイでは、天然ゴム農家団体が政府による政策支援の 必要性を改めて訴えている。タイ政府は天然ゴムシー トの買い支えを実施しているが、現地ではラテックス (液体の天然ゴム樹液)の価格が一向に上昇しない 中、介入対象を広げる必要性が訴えられている。パッ キング施設を持たない中小ゴム農家は、政策支援の恩 恵を受けられていないとの不満がある模様だ。一方、 タイ南部の地方政府は他農産物への作替えを促す動き などを強めているが、いずれも明確な政策効果は確認 できていない。改めて国際協調網の構築を打診する動 きなどもみられるが、現在の価格水準ではタイ以外の 生産国が本気を出す可能性は低く、市況対策への期待 を相場に織り込むのは難しい。 <タイ現物相場は横ばい継続> 引き続き、天然ゴム需給に関しては目新しい動きは見 られない。主産地タイではウインタリング(落葉期) が本格化しているが、中央ゴム市場における集荷量に は特に目立った影響が確認できない。タイ政府が高値 での買い付けを継続する中、タイ現物相場は未燻製 シート(USS)で1kg=58.55バーツで固定されてい る。政府が目標とする60セントには届いていないが、 国際相場と乖離した高値で売却できるチャンスが提供 されている以上、タイの天然ゴム農家ができる限り大 量の荷を受け渡すのは当然。タイ政府の介入によって タイ国内の現物相場は高止まりしているが、採算コス ト割れに伴う生産調整の動きは先送りされることにな り、マーケットの評価は中立的。オファー相場はタイ 産RSSがやや強含みに推移しているが、全体としては 横ばい商況が維持されており、産地主導で新たなトレ ンド形成を打診するような動きは見られない。 <東京ゴムは円相場次第> 上海期貨交易所の認証在庫にも特に目立った動きはみ られず、上海ゴム相場は今後も明確な方向性を打ち出 しづらい地合を想定している。このため、東京ゴムは 消去法的に円相場の強い支配下に置かれる見通しであ り、円安傾向が続いている間は強含みの相場展開が想 定されよう。現在のドル建てオファー相場の水準から 計算すると、1円の円安で東京ゴム相場に対する押し 上げ効果は2円に若干届かない程度に留まる見通し。 このため、円安主導で本格的な上昇トレンドを形成す るような展開までは想定できない。ただ、手掛かり難 の中で円安の影響力が過大評価され易い地合になって いるだけに、短期スパンで一段高を試す展開を想定し たい。あくまでも、円主導の相場展開となろう。 上海ゴム先物 中心限月継足 15,000 230 東京ゴム先物 先限継足 220 14,000 210 13,000 200 190 12,000 180 11,000 14/10 14/11 14/12 15/01 170 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐5‐ 大起産業コモディティ週報 (トウモロコシ市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【トウモロコシ】 安値拒否の動きが強まるも、反発力は限定的 <下げ渋るも、上げ渋る> CBOTトウモロコシ先物相場は、1Bu=300セント台後半 でポジション調整中心の展開に。1月は小麦相場の急 落につられる形で大きく値位置を切り下げたが、1月 30日の365.75セントをボトムに、安値是正の動きが優 勢になっている。ドル高傾向が強まる中、積極的に買 い進むような動きまではみられない。ただ大きく下落 した局面では、引き続き安値警戒感が根強いことが確 認できる 見通しが大幅に引き下げられたとは言え、在庫率ベー スで2008/09年度以来の需給緩和状態にあることには 全く変わりがない。国際的にもアルゼンチン産の生産 高見通しが前月の2,200万トンから2,300万トンまで上 方修正されるなど、米国産の豊作ショックを相殺する ような動きは確認できない。 <15/16年度は小幅な在庫取り崩しへ> 一方、USDAは2月11日に長期展望も発表しているが、 2015/16年度の米期末在庫見通しは17.33億Bu(在庫率 は12.6%)とされた。需要は前年度の136.60億Buから 137.45億Buまで増加するも、作付面積の減少とイール ドの低下によって、在庫の取り崩しが進むとの見通し になっている。もっとも、この時期の需給見通しの信 頼性は極めて低いこともあり、マーケットでは15/16 年度需給見通しを織り込み始めるような動きは確認で きない。 <USDAの需要見通し引き上げはポジティブ> 米農務省は2月10日に最新の需給報告(WASDE)を発表 したが、2014/15年度の米国産期末在庫見通しは前月 の18.77億Bu(在庫率は13.8%)から18.27億Bu(同 13.4%)まで引き下げられた。事前の市場予想は18.79 億Bu(レンジは18.17億~20.02億Bu)と微調整に留 まっていたが、USDAが総需要見通しを前月の135.95億 Buから136.45億Buまで大幅に引き上げた結果、予想よ りも低い在庫見通しが提示された形になっている。特 に、エタノールは前月の51.75億Buから52.50億Buまで 0.75億Buもの大幅な引き上げになっている。足元のエ タノール生産は伸び悩んでいるが、USDAは原油相場急 落でも前年度の51.34億Buを大きく上回る生産が可能 と評価している模様だ。 <ボックス相場を継続か> 引き続き、300セント台中盤から後半でのボックス気 味の展開を想定している。農家の採算コストラインの 観点から、300セント台中盤では供給減少圧力が下値 をサポートする見通し。しかし、潤沢な在庫環境とド ル高傾向が維持される中、400セント台回復から更に 上値を試すような必要性も見出せず、このままポジ ション調整中心の展開が続き易いとみている。急伸・ 急落局面での逆張り対応が基本になるが、小麦やドル 相場に大きな動きがなければ、大きな値幅は想定でき ない。 <需給緩和構造そのものは変化なし> この数値はトウモロコシ相場に対して間違いなくポジ ティブだが、改めてトウモロコシ相場を大きく押し上 げるような効果までは認めることができない。在庫 CBOTトウモロコシ先物 中心限月継足 425 30,000 400 28,000 375 東京トウモロコシ先物 先限継足 26,000 350 24,000 325 300 14/10 14/11 14/12 15/01 22,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐6‐ 大起産業コモディティ週報 (大豆市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【大豆】 USDAは需要見通しを引き上げるも、上値追いに警戒感 <ポジション調整中心> CBOT大豆先物相場は、1Bu=950~1,000セントのレン ジで揉み合う展開が続いている。引き続き米国産から 南米産への需要シフトが強く警戒されるも、足元では 米国産大豆に対する大口の成約キャンセルの動きが一 服していることもあり、大きな値動きには発展してい ない。米農務省(USDA)は2月10日に2月需給報告 (WASDE)、11日に長期展望を発表したが、こちらも 特に積極的な売買を呼び込むには至らなかった。取組 高の増加傾向は維持されているが、ポジション調整中 心の展開が続いている。 疑問視される。国際需給に関しても、これまで強気見 通しだったブラジル産生産高が100万トン下方修正さ れるも、アルゼンチン産は100万トン上方修正されて おり、需給緩和フレームは維持されている。これから 南米産の出荷が本格化する中、大豆相場はなお投機売 りが膨らむリスクを抱えた状態にあると評価してい る。 <長期展望は在庫積み増しを予想> 長期展望では、2015/16年度の期末在庫見通しは5.19 億Bu(在庫率は13.8%)とされた。作付面積とイール ドは下振れするも、14/15年度からの繰越在庫の水準 が高いことで、更なる在庫積み増しが可能との評価で ある。もっとも、さすがに2月段階から15/16年度の需 給見通しを織り込む訳にはいかず、こちらは特に材料 視されていない。3月の展望会議(アウトルック・ フォーラム)、作付意向面積など、天候相場に再突入 する前に消化すべき材料は多い。 <USDAは米国産の需要見通しに楽観的> USDA2月需給報告であるが、米国産の期末在庫見通し は前月の4.10億Bu(在庫率は11.2%)から3.85億Bu (同10.4%)まで下方修正された。市場予測は3.98億 Bu(レンジは3.56億~4.40億Bu)であり、数値的には ポジティブ材料と評価できる。圧砕が前月の17.80億 Buから17.95億Bu、輸出が同17.70億Buから17.90億Bu まで、それぞれ上方修正されている。足元の圧砕統計 からはやや違和感のある動きだが、USDAは家畜頭数の 増加見通しに自信を強めている模様であり、14/15年 度で4度目の上方修正となる。今後の動向次第では在 庫率の二桁割れも視界に入る状況だが、在庫率ベース で2006/07年度以来の需給緩和状態という基本フレー ムには変化がなく、改めて大豆相場を押し上げるのは 困難だろう。USDAは輸出需要見通しも引き上げている が、南米産の生産環境が良好な状態にあることを考慮 すれば、現在の高レベルの輸出成約を維持できるのか <下値も大きくはなさそうだが> 3月に向けては上値の重い展開を想定している。2月需 給報告はポジティブだったが、これで大豆相場の基調 を再び上向かせるのは困難と考えている。ドル高傾向 が強いこと、原油相場の軟調地合が続いていること、 中国などの成約キャンセルが警戒されることなどを考 慮すれば、950セント台を割り込んでも違和感がな い。改めて大豆相場を買い上げる必要性は見出せず、 戻り売り対応を継続したい。ただ、農家の売り渋り傾 向が強まる中、大きな値崩れもないだろう。 CBOT大豆先物 中心限月継足 60,000 1,200 東京一般大豆先物 先限継足 57,500 1,100 55,000 1,000 52,500 50,000 900 47,500 800 14/10 14/11 14/12 15/01 45,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐7‐ 大起産業コモディティ週報 (小麦/コメ市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【小麦】 改めて500セント割れにトライか 【コメ】 8,500円で利食い売り先行 <500セント割れで目標達成感もあるが> CBOT小麦先物相場は、1Bu=500セント台前半で揉み合 う展開に。500セントの節目割れで短期的な目標達成 感が広がる中、ショートカバー(買い戻し)主導で地 合を引き締めた。直近高値から150セント超の急落相 場とあって、米農務省(USDA)が2月10日に最新の需 給報告(WASDE)を発表する前に、当面の利益を確定 したいとのニーズが高まった模様。 <利食い売りが上値圧迫> 関東産コメ先物相場は、1俵(60kg)=8,000円台前半 でやや弱含みの展開になっている。特に目新しい材料 は見当たらないが、1月中旬から急ピッチな上昇が続 いてきたことで、短期筋の玉整理が先行した模様。大 幅な順ザヤ傾向は維持されているが、8,500円の節目 攻略に手間取ったこともあり、ポジション調整の動き が活発化した。 <米国産の輸出環境悪化> USDAは米国産の期末在庫見通しを前月の6.87億Bu(在 庫率は32.6%)から6.92億Bu(同33.2%)まで引き上げ た。輸出需要見通しが前月の9.25億Buから9.00億Buま で引き下げられており、国際的な豊作環境とドル高環 境にあって、米国産小麦が厳しい競争を迫られている との見方が追認されている。国際需給に関しても、欧 州連合(EU)地区の生産高見通しが更に引き上げられ ており、ドル高・ユーロ安環境における米国産小麦の 価格交渉力低下、販売競争激化は避けられない状況に なっている。足元では500セントの節目割れで短期的 な目標達成感もあるが、北半球の豊作環境が確定し、 南半球でも総じて良好な生産環境が確認できる中、小 麦相場の反発余地は乏しい。特にドル高傾向が続く中 においては、500セントの節目を完全に下抜く展開を 想定しておくのが妥当だろう。ウクライナやロシア情 勢が急激に悪化するような事態にならない限り、引き 続き戻り売り対応が基本になると考えている。 <新規手掛かり難で玉整理中心> もっとも、需給面に何か目新しいネガティブ材料があ る訳ではない。寧ろ、2月5日に発表された1月需給動 向指数、米価判断DIがともに上方修正されるなど、コ メ相場の反発が正当化できる状況になっている。需給 緩和状態そのものには変化が見られないが、ネガティ ブ材料の消化が終わる中、安値是正の動きが強まり易 くなっている。今後は徐々に2015年度産米の天候相場 にシフトすることになるが、当面は手掛かり難の中で 押し目買い優勢の地合が続くだろう。8,500円の節目 を完全にブレイクすれば、9,000円までの距離は遠く ないと考えている。 700 CBOT小麦先物 中心限月継足 9,000 650 大阪 関東産コメ先物 先限継足 8,500 600 8,000 550 7,500 500 450 14/10 14/11 14/12 15/01 7,000 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐8‐ 大起産業コモディティ週報 (砂糖/コーヒー市場) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 【砂糖】 下げ過ぎ感が下値サポート 【コーヒー】 決め手難で安値保ち合い <自立反発的な値動き> ICE砂糖先物相場は、1ポンド=14セント台中盤まで小 幅値位置を切り上げる展開に。需給面に特段の新規材 料は見当たらないが、14セント割れを試すような展開 には過熱感を警戒する向きも多く、押し目買いが先行 している。出来高も最近としては高レベルに達してお り、14セントで二番底を確認できるか、積極的に勝負 を仕掛けている向きが多いことが窺える。 <安値低迷状態が続く> ICEコーヒー先物相場は、1ポンド=160セントの節目 でのサポートを打診する展開に。生産地では土壌水分 不足を懸念する声が多く聞かれ、下げ過ぎとの見方も 強い。ただ、生産地では散発的な降雨が観測されてい る一方、ブラジル通貨レアル相場の軟化傾向が続く中、 安値是正の動きは見送られている。170セント水準ま での戻りで精一杯の状況にあり、決め手を欠いている。 <ブラジルの砂糖生産は良好> ブラジルの生産地では引き続き散発的な降雨が観測さ れているが、砂糖相場を押し下げる効果は限定される。 もっとも、土壌水分は不足しているとの見方を背景に 買い進むような動きもみられず、産地気象環境に対す る関心は高まっていない。ブラジル通貨レアル相場の 軟化が上値を圧迫するフローは維持されるも、安値警 戒感を払拭してコアレンジ切り下げを打診する展開に まで発展させることは躊躇されている。ブラジル製糖 協会Unicaは、1月後半の同国中南部の砂糖生産高を1 万4,000トンと発表した。これは前年同期を2,000トン 上回っているが、サトウキビ圧砕高が31.1万トンから 82.0万トンまで急増していることを考慮すると、砂糖 生産は良好とは言いがたい。エタノール生産が優先さ れた地合が続いており、ブラジル産の供給動向はテー マ化しづらい状況にある。引き続き戻り売り優勢の地 合を想定しているが、大きく売り込むことが可能な価 格水準ではなくなっている。引き続き、レアル高や原 油高といった材料を手掛かりに上昇する局面があれば、 売り込む程度のスタンスで十分だろう。 <下げ過ぎ感も強いが> 明確な相場テーマを設定できない中、ポジション調整 中心の小動きが続く見通し。国際需給見通しからは下 げ過ぎが強く警戒される価格水準に突入しているが、 天候リスクを織り込む形で改めて上昇トレンドを形成 するような勢いもなく、決め手に乏しい。大きなトレ ンドとしては物色妙味の大きい価格水準と考えている が、マーケットがレアル安に伴うドル建てコーヒー相 場の押し下げ圧力を強く警戒している以上、値ごろ買 いは依然としてリスクが高い。産地での乾燥懸念の声 も、実際の降雨にかき消されており、天候プレミアム を織り込むような動きは殆ど確認できない。レアル相 場環境に大きな変化がみられないのであれば、引き続 き180セント水準を上値目処に戻り売りを検討したい。 マクロな需給環境に関心が向かわない相場環境が続い ている以上、素直に戻り売り対応を継続するのが妥当 だろう。 18 ICE砂糖先物 中心限月継足 240 17 220 16 200 . 15 180 14 13 14/10 ICEコーヒー先物 先限継足 160 14/11 14/12 15/01 140 14/10 15/02 14/11 14/12 15/01 15/02 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐9‐ 大起産業コモディティ週報 (注意事項/お問い合わせ先) Daiki Commodity Weekly Report 2015/02/13(金) 大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努 TEL:052-201-6311(代表) [email protected] 注意事項 ※本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断し た情報源からの情報に基づき作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではあり ません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断で行うようお願い申し上げます。※本レ ポートは、執筆者の見解に基づき作成されたものであり、弊社の統一された見解ではありません。 ※本レポートを使用することに生ずるいかなる種類の損失についても、筆者及び弊社は責任を負い ません。※弊社の都合で、本レポートの全部または一部を予告なしに変更することがありますの で、予めご了承ください。 ※商品先物取引は証拠金取引であり、相場の変動によって利益も損失も生ずる恐れのある取引で す。委託者証拠金の額に比べて何十倍もの金額の取引を行うため、その利益や損失も預託している 委託者証拠金等の額に比べると高いものとなることがありえます。※商品先物取引は委託に際して 委託者証拠金等の預託が必要になります。最初に預託する委託者本証拠金の額は商品によって異な りますが、最高額は、最低取引単位(1枚)当り最高200,000円です。但し、実際の取引金額は委託 者本証拠金の額の10倍から60倍という著しく大きな額になります。また委託者証拠金等は、その後 の相場の変動によって追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。但しその額 は、商品や相場の変動によって異なり、一様ではありません。※商品先物取引の委託には委託手数 料がかかります。その額は商品によって異なりますが、最高額は、最低取引単位(1枚)当り17,496 円です。※弊社の企業情報につきましては、弊社の本・支店及び日本商品先物取引協会の本・支 部・ホームページで閲覧できます。※本取引についてのご相談窓口 大起産業(株)取引相談室[名 古屋市]:0120-706030、日本商品先物取引協会相談センター[東京都]:03-3664-6243 【注】証拠金、手数料等の額は2014年7月1日現在のデータです。 当レポートについてのお問い合わせ先 【会社名】 【所在地】 【URL】 【電話】 大起産業株式会社 (Daiki Sangyo Co., Ltd.) 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-2-13(名古屋センタービル7階) http://www.daikiweb.co.jp TEL:052-201-6311(代表) FAX:052-220-1593 【執筆担当】 大起産業株式会社 情報調査室 Blog Twitter 会員制メルマガ Yahoo!ニュース 室長 小菅 努(こすげ・つとむ) http://blog.livedoor.jp/commodity_analyst http://twitter.com/kosuge_tsutomu http://foomii.com/00025 http://bylines.news.yahoo.co.jp/kosugetsutomu/ 【個人のお客様・投資家の皆様へ】 当レポートに関するお問い合わせは、全てE-Mail([email protected])にて承っており ます。電話によるお問い合わせは、ご遠慮下さいますようお願い申し上げます。 本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき 作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断 で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。 ‐ 10 ‐
© Copyright 2024 ExpyDoc