宋元時代の唐物漆器 - 京都市産業技術研究所

2015 漆工技術講演会
漆を科学する会・京都工芸研究会・(地独)京都市産業技術研究所 主催
宋元時代の唐物漆器
〜魅惑する大陸からの贈り物〜
唐物(からもの)とは,中世から近世にかけて日本で珍重された中国製工芸品のことであり,場合
によっては朝鮮,琉球,広くはアジアからの舶載品全体を含む言葉です。本講演会では, 13〜15 世紀
(鎌倉〜南北朝時代)頃,宋元時代の中国大陸から伝来した禅宗や喫茶文化とともに,日本にもたらさ
れた漆工芸を「唐物漆器」として取り上げます。
「唐物漆器」は「彫漆」
「螺鈿」
「存星」など精緻な漆工技術によって特徴づけられ,茶,香,活花な
どの御道具として大切に用いられました。宮廷をはじめとした上層階級の邸宅内を飾る調度品として,
公家・武家・寺家間の贈答品としても欠かせない工芸品であった「唐物漆器」は,当時の日本人のここ
ろをとらえただけでなく,現代の眼から見ても色あせない深遠な魅力にあふれています。
本講演会は,
「唐物漆器」研究において精力的に活動している研究者をお招きし,科学的歴史的視点か
ら近年の研究の最新状況についてご講演いただきます。
多くの皆様の参加をお待ちしております。
◇日
時 平成 27 年 3 月 10 日
◇場
所 地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
◇内
容
13:30~14:45
(火)
2 階 多目的ホール
唐物漆器の塗膜調査 – 宋元時代を中心に –
岡田 文男氏(京都造形芸術大学 歴史遺産学科 教授)
唐物漆器 – 宋元時代をめぐる近年の研究動向 –
小池 富雄氏(鶴見大学 文学部 文化財学科 教授)
15:00~16:15
16:20~16:50
◇定
員 先着 80 名
質疑応答
参加無料
◇申 込 法 所定申込書により,FAX 又は郵送で下記宛にお申し込みください。
郵送先: 〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町 91(地独)京都市産業技術研究所
F A X : 075−326−6200
◇締
切
平成 27 年 3 月 6 日(金)
*定員超過の場合のみ,お断りの連絡をいたします。駐車場は有料でスペースに限りがあります。
◇内容に関する問合せ
高分子系チーム
-------------------------------漆工技術講演会
氏
安藤・比嘉・橘(代表電話
075−326−6100)
キリトリセン--------------------------------
申込書(平成 27 年 3 月 10 日 (火) 開催 )
名
会社・所属名
電話番号
所属研究会
1:京都工芸研究会
2:漆を科学する会(会員の方は○をつけて下さい)