地域防災計画を改定 災害に強いまちを目指して (PDF 1.50MB)

対応などを定めています。本市の計画
救急薬品
ばんそうこう、傷薬、包帯、風邪薬、鎮痛剤、持病の薬など
道具類
携帯ラジオ、懐中電灯、電池など
貴重品
現金、預金通帳、印鑑、免許証、権利証書など
その他
衣類、タオル、ティッシュペーパー・ウェットティッシュ、かっぱ、
ヘルメット、ライター(マッチ)、粉ミルク、紙おむつなど
事前に確認を
避難方法など
・自宅の他、職場・学校などからの避難所や避難経路を確認しましょう。
・災害時の家族との連絡方法や避難先を具体的に決めておきましょう。
災害危険区域
・浸水危険区域や土砂災害危険区域など災害危険区域を事前に確認しましょう。
地域防災計画・洪水ハザードマップ
・災害危険区域は、地域防災計画資料編や洪水ハザードマップに掲載しています。
[地域防災計画] 市ホームページに掲載の他、各支所や避難所に指定している施設などで閲覧できます。
[洪水ハザードマップ] 市ホームページに掲載の他、総務課自治防災室で希望者に配布します。
災害に対する備えと災害発生における
非常食(かんぱん・缶詰など火を通さなくても食べられるもの)、
飲料水、水筒、紙皿、紙コップ、缶切り、栓抜きなど
市民の責務を明確にし防災教育の推進などで地域防災力を強化します。
・家庭内備蓄や避難方法の確認など市民の責務を明記しました。
・防災訓練や研修会などにより防災教育を推進します。
・自主防災組織の立ち上げや育成を推進します。
地域防災計画を改定
ましたが、今回は 年ぶりの改定に向
非常食など
2.自助・共助による地域防災力の強化
災害に強いまちを目指して
日本各地に甚大な被害をもたらした
東日本大震災の発生から間もなく4
けて、防災関係機関で組織する深川市
非常持出品の用意
災害の種類ごとに計画を編成し、各種災害対策の強化を図ります。
・これまで本編と資料編のみであった計画を、「本編」「水害対策編」「地
震災害対策編」「資料編」の4編構成としました。
私たちの生活を一瞬で変えてしまう災害は、いつ・どこで起きるか分かりません。
しかし、一人一人の日ごろの備えと地域ぐるみでの防災対策などで、被害を軽減することは可能です。
市では、このような被害を最小化する取り組み「減災」を基本方針に、「地域防災計画」を
1月に改定しましたので、その概要をお知らせします。
年。 こ の 大 震 災 の 課 題 や 教 訓 を 踏 ま
防災会議が、平成 年9月より改定作
《別図1》
地域防災計画を改定
え、防災対策の全般的な見直しを行う
業を進めてきたものです。
10
は、昭和 年に策定し適宜見直してき
ため、災害対策基本法が改正され、こ
れに合わせて防災に関する国や北海道
改定の基本的内容
今回の改定では、先に述べたとおり
「減災」の考え方を基本的な方針とし
の計画などが見直されました。
との整合性を図るとともに、これまで
ています。この他、昨年8月に本市を
本市で起きた災害での対応や課題など
襲った大雨災害で明らかになった課題
今回の本市における地域防災計画の
改定は、これら国や北海道の計画など
を踏まえ、地域の特性に合った災害対
反映し ま し た 。
や、避難された方の意見などを計画に
主 な 改 定 内 容 と し て は、
「各種災害
対策の抜本的強化」や「自助・共助に
策を推進するため行ったものです。
情報発信の整備」など別図1のとおり
地域防災計画とは
地域防災計画とは、災害対策基本法
に基づき市町村に策定が義務付けられ
ですが、このうち、みなさんに深く関
よる地域防災力の強化」
「情報収集と
ているもので、市民のみなさんの生命
たずに、近所の人たちと協力して被害
に遭った方の手助けや避難誘導に当ら
係する 「 自 助 ・ 共 助 」
「避難体制」
「情
なければいけない場面も考えられま
と 財 産 を 災 害 か ら 守 る こ と を 第 一 に、
被害の軽減を図るためには、地域住民
・3日分の食料や飲料水(目安は1人1日3リットル)、携帯トイレ、トイレットペーパーなど
を備蓄しましょう。食料は特別な物を備蓄しなくても普段から購入している物で構いません。
・一個食べたら一個補充することで常に3日分の食料を備蓄しましょう。
3
地域防災計画の主な改定内容
25
40
1.各種災害対策の抜本的強化
3日分の食料・水などの備蓄
いざという時に備えて、最低限
必要な物(右表
のとおり)をす
ぐに持ち出せる
よう日ごろから
準備しておきま
しょう。
ます。一刻を争う状況では、救援を待
災害の被害を最小限に抑えるために
は、自分の安全を自ら守る「自助」や
による組織的な防災活動が極めて重要
《別図2》
報発信」について詳しく紹介します。
地域で互いに助け合う「共助」
、行政の
な役割を担っており、町内会などと協
自助・共助の取り組み
対策である「公助」のそれぞれが、対
力して「自主防災組織」の設立や育成
す。このようなときに、災害発生時の
応力を高め連携することが地域防災力
万が一に備えて家庭で準備しましょう
を推進 し て い き ま す 。
☆「指定緊急避難場所」と「指定避難所」の違い
・
「指定緊急避難場所」は一時的な避難場所で屋外施設となり、
「指
定避難所」は避難生活を送る場所で屋内施設となります。
・本市は、指定避難所に付属する駐車場などを指定緊急避難場所
としていますので、まずは「指定緊急避難場所」に避難してく
ださい。その後、災害の状況により指定避難所で避難生活を送
ります(避難場所の指定のない地域は近くの避難場所へ避難)。
・なお、福祉避難所の詳細は、該当となる方に直接連絡します。
の向上につながるといわれています。
11
これらの取り組みを可能とするため
福祉避難所
介護の必要な高齢者や障がい者
など、通常の避難所では生活に
支障をきたす方が避難生活をす
る場所。各福祉施設。
避難体制の整備
32
にも、基本となるのが「自助」であり、
指定避難所
災害の危険性がなくなるまで滞
在したり、災害により家に戻れ
なくなったときに避難生活をす
る場所。公共施設や学校など。
29
災害が発生したときは、まずは自分自
災害時に緊急避難を行うための
場所。指定避難所に隣接するグ
ラウンドや駐車場など。
身が無事であることが最も重要になり
指定緊急避難場所
改定後の計画では、避難体制の整備に
向けて、避難所の指定や運営体制などを
指定数
ます。そのためにも、普段から避難方
説 明
大幅に見直しました(別図3のとおり)
。
名 称
法や災害危険区域などの情報を確認す
《別図3》
る 他、 災 害 時
のライフライ
ンの停止に備
え3日分の水
や 食 料、 非 常
持出品を用意
するなどの備
えが必要です
(別図2のと
おり)。
ま た、 大 規
模災害のとき
に は、 行 政 の
救援や支援が
行き届くまで
に時間を要す
る場合もあり
主な避難施設の内容
3.情報収集と情報発信の整備
防災に関する情報の収集と伝達手段の強化などを図ります。
・避難情報の発令基準を明確化しました。
・多様な情報伝達手段を組み合わせ、広く災害情報を発信します。
4.避難体制の整備
避難所の指定や運営体制を見直し、避難体制の整備を図ります。
・「指定避難所」を自然災害などの影響が少ない施設に見直しました。
・「指定緊急避難場所」と「福祉避難所」を新たに指定しました。
・避難所運営委員会を作りきめ細やかな避難所運営を目指します。
5.相互応援体制の整備
関係機関との協定締結などで災害時の応援体制の構築を図ります。
・北海道や周辺市町村との相互応援体制を構築します。
・民間事業者との連携を強化し民間のノウハウ活用に努めます。
2
23-0320 6・ 7丁目、北6・ 7丁目、本8・ 9丁目
9 経済センター
○
○
1条9番 19 号
22-3146 駅前、仲の町、北日の出町、大町、東大町
10 深川東高等学校
○
○
8条5番 10 号
23-3561
11 三和コミュニティセンター
○
○
新光町3丁目4番1号
23-4611 新光町
12 一已小学校
○
○
稲穂町2丁目1番9号
23-4294 新五月、第2堺町、第3堺町、共進
13 一已公民館
-
○
稲穂町1丁目5番6号
22-2021 (予備)
南5丁目、北5丁目、丸の内、花園、旭町、
4丁目、南日の出町
○
○
3条 18 番 36 号
26-2411 幸町
16 総合体育館
○
○
6条 21 番1号
22-1144 二十四孝、旭区、末広町
17 北新小学校
○
○
一已町西日向
23-3480
18 あけぼのコミュニティセンター
○
○
あけぼの町9番 22 号
22-3059 あけぼの町
19 拓殖大学北海道研修所
○
○
一已町桜町
22-7330 東日向、桜町、桜坂、豊泉
20 新岩山会館
○
○
一已町新岩山
-
常 盤、西 日 向、一 北 星、二 北 星、三 北 星、
西北星、新星、中の沢、西共成
21 入志別コミュニティセンター
○
○
一已町東一区
東 入 志 別、西 入 志 別、東 水 源、南 水 源、
22-3048
北水源、東石狩、西石狩
22 納内時計台プラザ
-
○
納内町3丁目1番1号
24-2111 時計台
○
○
24 内園コミュニティセンター
○
○
音江町字内園 641 番地
24-2740 内園第1、内園第2
25 吉住・更進コミュニティセンター
○
○
音江町字吉住 15 番地2
29-2303 菊丘、吉住、更進第1、更進第2
○
音江町2丁目4番1号
27 音江公民館
○
○
音江町2丁目6番 50 号
25-2003 音江第1、音江第3A、音江第3B
28 豊泉コミュニティセンター
○
○
音江町字広里 1079 番地
25-1440
29 ほっと館ふぁーむ
○
○
音江町字向陽 100 番地1 25-2734 向陽第1、向陽第3、向陽第4
30 稲田コミュニティセンター
○
○
音江町字稲田 1764 番地 2 25-1743 稲田
31 多度志小学校
○
○
多度志 1160 番地
多度志、中央、弥栄、川向、若林、上多度志、
27-2005 湯内、北多度志、中多度志、宇摩、ウッカ、
幌成、幌内
32 リフレッシュプラザ鷹泊
○
○
鷹泊 530 番地
28-2008 鷹泊
豊泉第1、豊泉第2、豊泉第3A、
豊泉第3B、豊泉第3C
緊急速報メール
避難信号(警鐘・サイレン)
インターネット(ホームページなど)
町内会などへの電話連絡
農業情報システム(FAX)
広報車(市・消防)
伝達員(消防団など)による個別伝達
L(エル)アラート
・情報提供
《別図5》
市 民
○
深 川 市
26 音江小学校
広里第1、広里第2A、広里第2B、
広里第3A、広里第3B、広里第3C、
25-1421
広里第4A、広里第4B、広里第4C、
広里第5A、広里第5B、音江第4
災害情報の伝達方法
報道機関
(テレビ・ラジオ)
※「緊急速報メール」は、機種により受信できない場合や設定が
必要な場合があります。詳しくは、携帯電話の販売店または自
治防災室へ問い合わせしてください。
※「L(エル)アラート」は、北海道を通じて報道機関に災害情報
を提供しテレビなどで広く周知するシステムです。
23 納内小学校
1区、2区、3区、4区、5区、6区の1、
6区の2、7区、グリーンタウン、8区の1、
納内町2丁目 13 番 11 号 24-2602
8 区 の 2、8 区 の 3、9 区、10区 の 1、
10区の3、10区の4、12区
災害に強いまちづくりを
避難指示
・状況がさらに悪化し、 ・まだ避難していない方
は直ちに避難してく
災害による人的被害
ださい。
の危険性が非常に高
まった場合や人的被 ・災害の状況により屋内
の安全な場所に留ま
害が発生した場合に
ることも必要です。
発令します。
新岩山、東岩山、北出雲、南出雲
※「避難場所」は「指定緊急避難場所」を、また「避難所」は「指定避難所」のことを意味します。それぞれ○印を記入している施
設を指定しています。指定緊急避難場所と指定避難所の違いは 3 ページの別図3をご覧ください。指定緊急避難場所は各施設に付
属する駐車場やグラウンドなどです。なお、指定緊急避難場所の指定がない地域の方は近くの指定緊急避難場所へ避難してください。
※「(予備)」と記載している施設は、避難者が多く指定の避難所での収容が困難となった場合に臨時に開設する予定の施設です。
5
避難勧告
・避難所への避難を開始
・災害による被害が予想
してください。
され、人的被害が発生
・避難時には隣近所に声
する可能性が高まっ
を掛け助け合って避
た場合に発令します。
難してください。
り早く情報を提供するよう見直しまし
15 総合福祉センター
避難準備
情報
・いつでも避難できるよ
う準備してください。
・避難勧告や避難指示を
行う事が予想される ・避難に時間がかかる方
は、 避 難 を 開 始 し て
場合に発令します。
ください。
た(別図5のとおり)
。
稲穂町1丁目8番3号
みなさんの行動
○
状 況
災害による被害を少しでも軽減する
ためには、一人一人の日ごろの備えと
○
情報の種類
《別図4》
進します。
14 一已中学校
太子町、第1堺町、第1稲穂、稲穂、昇保、
22-3341
大師、新町、鉄道
避難情報の種類
46
「 そ の 他 災 害 」 と 災 害 ご と に 分 け て、
○
32
遅れを 防 ぎ ま す 。
○
ど、さまざまな手段を組み合わせ、よ
8 文化交流ホール「み・らい」
5条7番 20 号
雨量や河川の水位など、避難情報を発
23-4195 西町第二、緑町東、緑町西、南1・ 2丁目
災害が発生したときに一定期間避難
生活を送る「指定避難所」は、これま
西町 23 番 18 号
令するための判断基準を明確に定めま
○
で 施設を指定していましたが、施設
○
した。このことにより、迅速かつ的確
7 深川小学校
の 安 全 性 や 地 形・ 地 質 な ど を 考 慮 し、
22-3555 西町第一、3丁目、北仲1・ 2丁目
な避難情報の提供に努め、情報発信の
西町3番 15 号
地震や水害などの影響が少ない 施設
○
に指定を見直しました(指定避難所な
○
どは5ページ別図6のとおり)。
6 生きがい文化センター
地域ぐるみでの防災対策が必要不可欠
23-2263 (予備)
また、情報の発信にあたっては、市
内全域の携帯電話(一部の機種を除く)
西町7番 31 号
です。市では、今回改定した計画をも
○
へ メ ー ル を 送 信 す る「 緊 急 速 報 メ ー
○
また、今回の改定で、災害時に緊急
避難を行う「指定緊急避難場所」を新
5 深川西高等学校
とに、防災に関する啓発事業を一層充
22-5090 西町第三
ル」を主体として、テレビ・ラジオ・
文光町 16 番 37 号
たに指定した他、介護などを必要とし、
○
実するとともに、みなさんとさらに連
-
インターネットなどの活用や、消防サ
4 文西コミュニティセンター
通常の避難所では生活に支障をきたす
23-3574 文光町、開西町、共栄、芽生
携を深め、災害に強いまちづくりを推
文光町 13 番3号
イレン、広報車、農業情報システムな
○
方に配慮した「福祉避難所」の指定に
○
ついて新たに計画に盛り込み、現在市
3 深川中学校
内福祉施設と協議を行っています。
23-4111 北菊水、巴、北区、錦町、東町
この他、避難されてきた方の把握や
避難所を運営する上では、地域の協力
メム 10 号線山1線
がなければスムーズな運営は難しいと
○
考え、自主防災組織や町内会、ボラン
○
ティア団体などの協力のもと避難所運
2 拓殖大学北海道短期大学
営委員会を立ち上げ、避難されている
22-3056 南区、南菊水
方の意見を取り入れたきめ細やかな運
メム6号線本通り
営を目指すこととしています。
○
情報発信の整備
○
1 菊水コミュニティセンター
計画では、避難に関する情報の発令
基準や情報発信の方法を見直しました。
想定避難地区(町内会名)
避 難 情 報 の 種 類 は「 避 難 準 備 情 報 」
「避難勧告」「避難指示」と三段階に分
電話番号
かれており、災害の状況により段階を
住 所
踏んで発令することになります(別図
避難 避難
場所 所
4のとおり)。
施設名
今回の改定では、「水害」「土砂災害」
№
《別図6》
「指定緊急避難場所」および「指定避難所」一覧
出前講座「防災講習会」の活用を
市では、出前講座「防災講習会」を行い、
家庭での防災対策や災害時の避難方法など
を説明しています。開催を希望する場合は、
職場や町内会などの単位で、総務課自治防
災室へ申し込みしてください。
防災に関する問い合わせは
総務課自治防災室自治防災係
☎ 26-2215
4