経営戦略/事業戦略 >> エグゼキューション革新 Strategy ST4-01 エグゼキューション革新(職場力向上) Background 近年、「職場力(現場力)」という言葉がクローズアップされています。職場力に定評がある各業界 のリーディング・カンバニーの成功事例をみると、例外なく開発、製造、営業の現場で問題解決を継 続していく風土が醸成されています。競争が激化する環境を勝ち抜くためには、限られた経営者層が、 会議室で大局的な戦略を練るだけではなく、現場で起こっている、あるいは感じられている日々の問 題を思考し解決し続ける組織をそだてることが不可欠です。問題解決を継続していく風土を醸成する ためには、社員一人ひとりが当事者として、会社の発展と個人の成長とのベクトルを合わせ、より長 期的な視点で業務をとらえることが求められます。 Viewpoint 「職場力」を構成する3つの能力 問題を解決するためには、問題を解決する 方法を導き出す「問題解決力」と解決策を 現場の人に納得してもらいメンバーの協働 を引き出す「協働誘発力」の双方が必要で す。問題解決を組織全体で継続するために は、組織全体が問題解決をやらざるを得な い状態にする「組織管理力」も必要です。 職場力 問題解決力 問題や課題を設定し、その解 決策を立案できる 協働誘発力 立案した解決策の実行に、関 係者を巻き込んで完遂できる 組織管理力 問題解決を組織の中で継続的 にできる 問題のタイプに応じた「問題解決力」を設定 (高い) ← 構造・基準の完成度のレベル 職場力の中で最も重要な能力は問題解決能 力です。問題解決力は問題設定とその解決 プロセスの2つで構成されます。問題設定で は、問題を3種類、4次元に区分しています。 問題の次元が異なればその解決方法も異な るので、解決プロセスとして、4次元の問題 に応じた問題解決プロセスを設定していま す。 究極のあるべき状態 GAP 課題設定型問題解決 将来型問題 求められる状態 現状のあるべき状態 現状の実態 GAP 成り行きの状態 GAP 発生型問題解決 時間軸 →(将来) モチベーション リーダーシップ 同僚 社内 部下・後輩 協働誘発 対象者 社内他部署 社外 目標 社外関係者 会社方針 VISION 部門方針 部署方針 日常管理指標 の適正管理 日常管理 方針管理 日常管理指標の設定 業務別 管理指標 方針の展開 展開した方針の 実行度管理 2013 自分 コミュニケーション 上司 部門 ミッション C GAP 成り行きの状態 問題解決を定着させる 「方針管理」と「日常管理」 組織メンバーが問題解決力、協働誘発力を 身につけたとしても、自主的に問題解決を せざるを得ないしくみを作ることが必要で す。その手段として、「方針管理」と「日 常管理」を両輪とした組織管理を行います。 ありたい姿(状態) 現状のあるべき状態 3つの領域で「協働誘発力」を構成 職場が一丸となって問題を解決するという 目標に進んでいくためには、関係者の協働 が必要となります。関係者の協働を引き出 すためには、リーダーシップ、モチベー ション、コミュニケーションの3つの領域の 知識を身に付け、実際に適用できるスキル を習得することが有効です。 構想設定型問題解決 設定型問題 VISION 実現 経営戦略/事業戦略 >> エグゼキューション革新 Strategy ST4-01 エグゼキューション革新(職場力向上) Consulting Step 1 1 5 教育体系 職場力向上に必要な能力を階層 別に教育する方法を設定します。 定着・評価 2 階層別研修 管理者 監督職研修 監督者 一般職研修 一般 4 3 海外赴任前研修 関連会社研修 海外現法研修 海外展開 部門展開 機能部門研修 処遇 管理職研修 階層研修企画・実施 各階層に対して、職場力向上に 必要な能力を教育します。 人事評価 幹部 組織管理力 幹部研修 2 階層研修 階層別ミッション 目 指 す人材像 部門別階層別職能要件 社長 教育体系構築 3 部門別人材育成 営業、生産、開発などの部門や 関連会社向けに職場力向上の教 育します。 4 海外人材育成 海外赴任前の日本人社員や現地 法人の社員に対して教育します。 5 定着・評価 組織管理力の定着のための支援 や定着後の教育効果・職場風土 の測定、評価を行います。 Our Practice 会社 A社 業種 家電・エレ クトロニク ス 対象 GL(グループ・ リーダー) クラス11名 B社 自動車関 連 C社 自動車関 連 課長クラス D社 家電・エレ クトロニク ス カーエレクトロニクス 関連事業部・ 課長層以上 約30名 課長クラス 研修日数 研修の特徴・ポイント 16日 中期経営計画、年度計画とリンクした戦略的な革新課題を 設定 研修の初期段階で経営の基礎知識を習得させ、研修中の アウトプットの完成度向上を狙う 上司や幹部を交えた報告・検討会による職制を活用した 実践と成果出し 11日 基礎知識を習得するPhase1と、受講生が実際に課題解決 に取り組むPhase2に分けた展開 戦略面・事業面を重視した「経営管理重点型コース」と機 能面を重視した「経営機能重点型コース」という二通りの コースを用意 7日 発表会に提示する資料の質的レベルを向上するための点 検会の実施 発表会で幹部から指示された事項を確実に反映するため の内容と方向を確認するための事後検討会の実施 4日 中期戦略策定を研修を活用して推進 事業部の幹部が一堂に会し、方向づけと組織横断課題を 設定・解決 既存事業と新製品・新事業の同時革新を狙う 株式会社日本能率協会コンサルティング TEL.03-3434-0982 http://www.jmac.co.jp mail :[email protected]
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