2温熱環境シミュレーション ●解析内容 図 3 は、外装がガラス張りの建物について時刻 ●解析方法 別の直達日射量分布を示したものです。時刻の 標準k-ε2方程式乱流モデル、壁面相互の放射 放射・対流連成解析を行うことで、空間内の温 経過によって、日射が当たる範囲が変化するこ 熱計算モデルの連成計算。さらに人体の体温調 熱・気流環境を精度良く把握することができま とがわかります。これらの日射量分布を踏まえ 節モデルを含めた計算。 す。空調や開口の設置位置の検討などにご利用 た温熱環境の検討が可能です。 いただけます。 11時 13時 15時 技術サポート 9-1 図3 解析モデル形状・直達日射量分布図 3反射光軌跡シミュレーション 建物のガラスやアルミパネル面などにより反射 する太陽光(反射光)の軌跡を計算することで、 近隣建物や交通車両への影響を事前に調査する ② ことが可能です。設計段階での調査により、眩 しさによるクレームの対策を検討できます。ま た、CASBEEの評価項目LR-3敷地外環境、光害 の抑制において、反射光の発生を抑制する対策 の取り組みについて評価されます。対策の検討 ② に反射光の予測を活用できます。 図 4 は、道路に到達する反射光が自動車の運 ① 転者に影響を及ぼす可能性を検討したもので ① す。この例では、①の反射光の方が②の反射光 より運転者の視野に入る時間が長くなるため、 運転に影響を与える可能性が高くなります。 9-1-3 図4 道路に到達する反射光の解析例(3次元表示および平面表示)
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