背景1 子どもたちの心 経済開発協力機構(OECD)加盟25か国を対象に行われた 15歳の意識調査において、日本の子どもが29.8%と最も多 く「孤独を感じる」と答えた。 以下、アイスランド(10.3%)、フランス(6.4%) イギリス(5.4%)などが続いているが、日本は突出している。 ●子どもの向上心・意欲・孤独感 経済開発協力機構(OECD)加盟25か国を対象に行わ れた15歳の意識調査において、「向上心」の指標と して「30歳になった時、どんな仕事についていると 思うか」との質問に対して「非熟練労働への従事」 と答えた割合は、日本が25か国中最高の50.3%に達 しており、向上心の低さを顕著に示している。 「都市とは、その通りを歩いているひと りの少年が、彼がいつの日かなりたい と思うものを感じ取れる場所でなくては ならない」(20世紀の建築家の巨匠ルイス・カーンの 言葉 香山 寿夫(2003)『ルイス・カーンとはだれか』 , 王国 社 21世 紀 は 希 望 に 満 ち て い る 日 本 33.8 70.6 韓 国 yes 63.6 フ ラ ン ス 86.2 ア メ リ カ 0 20 40 60 80 100 日本青少年研究所が2000年7月に実 施した、中学2年、高校2年 男女を抽 出して、アメリカ、フランス、韓国、そし て日本の各1000人への調査 UNICEF Innocenti Center 2007 3
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