7ページ - JA庄内みどり

新年を迎えて
20周年の節目に
新年明けましておめでとうございます。20年と
新年明けましておめでとうございます。JA庄
いう時を過ごす間に農業環境が大きく変わりまし
内みどりが合併20周年を迎えた記念すべき年に、
た。生産面と販売面から見ても分かるように、半
生産組合長協議会の会長という大役を受け、身の
世紀近く続いた農政も大きく舵を変え、かつては
引き締まる思いで務めさせていただいています。
存在しなかったインターネット販売も確立しまし
最近の生産組合役員の活動では、これまでの活
た。JAはこれまでの経験を生かし、より強固な
動の他にも「人・農地プラン」や経営所得安定対
体制で向かうことは当然ですが、その前に、農業
策、農地中間管理事業など、新たな事業活動に関
に携わる多くの関係機関などに信頼を置いて良い
わることが多くなってきました。事業の内容や仕
のか、と心配している生産者も少なくありません。
組みを組合員に説明するため、役員の活動が重要
農家自身ができることは、生産品目を定め、確実
さを増しているとともに、昨年の米価下落を受け
な生産力と販売力を身につけ、それを持続する対
ては、今後の農業のあり方や方向性を地域で話し
応技術を持つことです。園芸でも経験を積んだか
合う「要」として、生産組合の活動が大いに期待
らといって失敗しないとは限りませんし、もちろ
されています。
ん経験しないと何も身に
20周年の節目に生産組
つきません。地方創生も
合の役割を明確にし、地
打ち出されたことですし、
域の農業基盤を維持する
ここは新年にちなみ、次
ために、新たな方向性を
年度や今後の栽培を見据
考える機会として、今後
えた栽培計画表の作成や、
もJAとともに進んでい
頭の中に自分自身の目標
きたいと思います。
を掲げることからでも、
園芸作業部会
始めてみませんか?
齋藤 健 部会長
耕畜連携を通して
生産組合長協議会
きよかつ
佐藤 清一 会長
これまでも、
そしてこれからも
新年明けましておめでとうございます。昨年は
新年明けましておめでとうございます。私は山
全国で豚流行性下痢(PED)が発生し、4月上
形県の酒米品種「出羽燦々」と「出羽の里」を栽
旬には本県、内陸と庄内地方にも同日に「発病あ
培して20年になります。日本酒の消費量が伸び悩
り」の連絡が入り、と畜場などへの防疫対応に追
んでいる昨今、2、3年ほど前からは高級とされ
われたことを思い出します。県内では5農場が感
ていた吟醸酒の消費量が日本やアメリカ、ヨーロ
染しましたが、私たち養豚部会は行政機関やJA、
ッパなどで拡大しています。私たちは酒田市の酒
部会員の協力を得て現在まで発生農場はなく、今
造メーカーと連携しながら、これまで会員それぞ
後も引き続き、防疫体制を強化していきます。
れが品質の良い酒米を作るよう情報交換などをし
米価の大幅な下落により、稲作農業は採算割れ
ながら努力してきました。そういった努力がある
となりかねない状況です。TPP交渉に関しても、
からこそ、日本酒の品質が徐々に良くなり、世界
私たち国民に何の情報開示もないまま進められ、
中から日本酒のおいしさが認められるようになり
大きな不安に直面しています。安全・安心な農畜
ました。これからも品質の良い酒米を提供するこ
産物を作り、差別化した販売が重要となっている
とで、世界中で飲まれる日本酒を目指して努力を
中、私たちは良質堆肥を
したいと思っています。
利用した農業を進めると
数年後には新しい酒米
ともに、減反には飼料用
品種が出てくる予定があ
米やWCSなどの活用を
ります。私たちはそれに
お願いし、耕畜連携を通
見合った栽培方法をいち
した組合員の収益向上に
早く確立し、今後もおい
貢献したいと思っていま
しい酒作りに協力してい
す。
養豚部会
7
長澤 良樹 部会長
酒米研究会
兵藤
和雄 会長
きます。