8ページ - JA庄内みどり

繁殖、肥育、
ともに発展を
30年の農業人生、孫との再スタート
新年明けましておめでとうございます。また、
畜産と農業に30年、働けなくなった方の農地を
JA庄内みどり合併20周年、誠におめでとうござ
借り、水稲や和牛繁殖に挑戦しています。私たち
います。今、私たちにとって最も頭の痛い問題は、
夫婦も年を重ね、そろそろ体力的に厳しいと思っ
和牛子牛の価格高騰です。直近の相場では1頭57
ていたところに農作業などしたこともなかった孫
万円を超える過去最高水準となっており、配合飼
が手伝うようになり、本当にうれしく思いました。
料価格も円安を反映して1トン当たり6万円台後
離農により休耕地を利用した飼料作物栽培の拡
半の高値で推移し、3年前より2割ほど高くなっ
大も見込まれることから、いずれは繁殖牛の増頭
ています。一方、枝肉相場はほぼ前年と同水準の
を考えています。飼料高騰も大きな問題で、山間
1キロ当たり2千円程度にとどまるため、採算割
地の農地をなくさないように、粗飼料自給率100%
れが必至となっている状態です。
を目指して家族とともに農業、畜産を続けていき
これだけ高い子牛相場ですが、全国の繁殖牛頭
たいです。農業はほとんどが1年1作。しかし、
数は農家の高齢化を背景に減少の一途をたどって
畜産は頭数次第では季節に関係なく毎月販売でき
おり、子牛相場が下がる見通しも立っていません。
るので、私たちにとっては明るい材料です。JA
繁殖農家も肥育農家が赤
の畜産指導員、営農指導
字で廃業し、子牛価格が
員の方々には、日ごろか
暴落するような事態は望
らきめ細かい指導をして
んでいないはずです。で
いただき、ありがとうご
きるだけ早く、子牛価格
ざいます。畜産に少しで
が適正価格に安定し、繁
も興味がある方は、これ
殖、肥育農家がお互いに
からでも間に合います。
発展していけるよう、強
肥育牛部会
く望むばかりです。
那須 純一 部会長
和牛改良組合
たかし
佐藤 昻 組合長
ぜひJA畜産課までご一
報ください。
女性部とともに歩む
青年部とJAの明るい未来に向けて
私たち女性部は「地域に根ざした活動」をスロ
新年明けましておめでとうございます。また、
ーガンに、親子料理教室の開催などの食育活動や
JA庄内みどりの合併20周年をお慶び申し上げま
小麦粉の代用となる米粉を使った伝達料理講習な
す。
どを手掛け、全部員を対象に事業を展開すること
ここで農業情勢が上向きであれば言うことはあ
で、米の消費拡大運動を推進しています。
りませんが、近年の目まぐるしく変わる情勢、次
毎年12月に開催している「女性のつどい」では、
年度の生産すら危うい米価下落など、私たち生産
部員たちが野菜や加工品の販売をし、自慢の商品
者には厳しい現実が突きつけられています。しか
が売れることを楽しみに参加してくれます。講演
し、次代を担う私たち青年部一同が嘆いてはいら
会もあり、部員たちが一体となれる催しになって
れません。ここで踏ん張り、希望の柱とならなく
います。このような取り組みで他地区の部員との
てはいけないと思っています。そのためにも、皆
交流が生まれ、仲間の輪が広がるのはもちろんの
さまにはこれからもご指導、ご鞭撻のほど、よろ
こと、支部単位、地区単位の活動もあるので、部
しくお願いします。私たちも切磋琢磨し、「後生
員たちは日々の活動を大いに楽しんでいます。
畏るべし」と思われるような盟友を一人でも多く
こうせ い
おそ
女性部は、これからも
輩出するよう、然るべき
地域活動への参画とJA
役を果たせることを願っ
庄内みどりとの共生を含
ています。最後に、これ
めて頑張っていきます。
からの40年、60年を皆さ
農業情勢が厳しい中では
まとともに笑顔で迎えら
ありますが、家庭の中で
れますよう、お祈り申し
はいつも元気で明るくあ
上げます。
りたいと思います。
女性部
小野 眞由美 部長
青年部
後藤
喜博 委員長
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