第2章 もしもの時のために 第2章 もしもの時のために 13 第2章 もしもの時のために 1 救急車を呼ぶ 「激しい痛みが・・・」「家族が急に苦しみだした!」「救急車 を呼ばなくちゃ! でも,どうやって・・・?」 ここでは,救急車を呼ぶ際のやりとりの例を説明します。 1 まずは,落ち着いて「119」を ダイヤルします。 2 「火事ですか,救急ですか」と聞かれるので, 「救急です」と伝えます。 あわてずに 3 「住所はどちらですか」と聞かれるので,市町村名から 伝えてください。 4 具合の悪い方の症状や年齢を聞かれます。 症状は,誰が,どのようにして,どうなったのかを簡潔 に伝えてください。また,分かる範囲で,意識・呼吸の有無 などを伝えてください。 5 場所が分からないときに問合わせるため,電話をかけた方の 名前と連絡先を聞かれます。 6 救急隊が到着したら,このようなことを伝えてください。 ・具合が悪くなった状況 ・救急車が到着するまでの変化 ・行った応急手当の内容 ・持病,かかりつけの医療機関や医師の指示, 普段飲んでいる薬 [救急車が来るまでに用意しておくとよいもの] ・保険証や診察券 ・普段飲んでいる薬(おくすり手帳) ・現金 ・靴 7 同行を求められたときは,忘れずに戸締りをしましょう。 14 第2章 もしもの時のために 市では,緊急時に消防署へ通報できる装置(緊急通報システム) を貸与しています。 ○ ひとり暮らし高齢者等緊急通報システム事業 事故や急病などの緊急時に,簡便に消防署へ通報できる緊急通報 装置を貸与します。 対象者:○おおむね65歳以上のひとり暮らしの方 ○病弱な高齢者のみの世帯の方 ○ひとり暮らしで外出困難な身体障がい者 ※NTTのアナログ回線を使用しますので,NTTに 加入している必要があります。 利用料:設置手数料7,200円 ※生活保護および市民税非課税世帯は免除 ※電話の基本料金,通話料金,電気料金は利用者負担 お問合せ:市役所高齢福祉課 電話64-1111 内線283 15 第2章 もしもの時のために 2 家族などの連絡先を書き出しておく 急な体調の変化や家庭内の事故は,病気を持っている方だけでな く,健康な方でもありえることです。 ひとり暮らしの方は,何とか救急車を呼んでも,自分で状況を伝 えたり,大切な人に知らせることがとても困難でしょう。 もしもの時に,かけつけた救急隊員,異変を発見した友人・知人 などが分かるように,次のような情報を書き出しておくと良いで しょう。 ○名前,性別,生年月日,住所,電話番号,血液型 ○かかりつけ医療機関の名称と所在地・電話番号,科目と担当医 ○持病,服薬内容その他医療に関する特記事項 ○緊急連絡先となる方の名前,続柄,住所と電話番号 ○(介護保険サービスを利用している場合)居宅介護支援事業所 の名称,所在地 市では,上のような情報を整理して記入できる用紙と専用の容器, 救急隊への目印となるステッカーがセットとなった「安心キット」 を配布しています。 ○ 救急医療情報安心キット配布事業 救急時に必要な情報をあらかじめ自宅へ保管しておくための安心 キットを配布しています。 対象者:○65歳以上のひとり暮らしの方 ○重度の身体障がい者 ※上記の条件を満たさなくても健康上の不安を抱える方 等には配布いたします。お電話または窓口でご相談く ださい。 内容物:緊急情報を記入する用紙(次ページを参照), 用紙を保管する筒状の容器,ステッカー 利用料:無料 お問合:市役所高齢福祉課 電話64-1111 内線276 16 第2章 もしもの時のために (緊急医療情報安心キットの用紙) 17 第2章 もしもの時のために 3 入院するとき 入院をするとき,どのようなものが必要になるのでしょうか。 それぞれ病院ごとに決まりごとがあると思いますが,一般的には 次のようなものがあげられます。 ① 手続きに必要なもの □ 保険証 □ 診察券 □ 印鑑 ② 入院中に必要なもの □ コップ □ 箸・スプーン □ 歯ブラシ・歯磨き粉 □ タオル □ バスタオル □ 室内履き □ ティッシュ □ パジャマ □ 下着 □ 現金(小銭も)□ 洗面器 □ 運動靴 (リハビリするとき) ③ 必要に応じて持っていくもの □ 入れ歯の手入用品 □ ひげそり □ 本・雑誌 □ 時計 □ ラジオ □ ポット・急須 □ イヤホン(テレビを見るとき) 入院中,退院時の相談は病院の相談員へ 入院中,退院時の相談は病院の相談員へ 病院には「相談員」または「ソーシャルワーカー」(病院 病院には「相談員」または「ソーシャルワーカー」(病院 ごとに呼び方に違いがあります)といわれる職員がおり,入 ごとに呼び方に違いがあります)といわれる職員がおり,入 退院時のこと,入院中のことなどについて相談を受け付け, 退院時のこと,入院中のことなどについて相談を受け付け, アドバイスや病院内外の調整を仕事としています。 アドバイスや病院内外の調整を仕事としています。 気になること,分からないことがあったときは,相談員・ 気になること,分からないことがあったときは,相談員・ ソーシャルワーカーに相談すると良いでしょう。 ソーシャルワーカーに相談すると良いでしょう。 18
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