第２章
５
発生段階別の対応
５
市(県)内感染拡大期
市（県）内感染拡大期
● 市（県）内感染拡大期（国：
国内感染期、県：県内感染拡大期）
市（県）内において、新型インフルエンザ等の患者の接触歴が疫学調査で確認でき
なくなった状態（感染拡大からまん延、患者の減尐に至る時期を含む）
＜目的＞
・ 医療体制の維持
・ できる限りの健康被害の抑制
・ できる限りの市民生活・市民経済への影響の抑制
＜対策の考え方＞
１
感染拡大を止めることは困難であり、早期の積極的な感染拡大防止策から被害軽
減に切り替える。
２
市（県）内での発生の状況に応じ、実施すべき対策の判断を行う。
３
医療体制や感染対策、ワクチン接種、社会・経済活動の状況等について周知し、
市民一人ひとりがとるべき行動について分かりやすく説明するため、積極的な情報提
供を行う。
４
医療・相談体制の確保、市民生活及び市民経済の安定の確保のため社会活動をで
きる限り継続する。
５
住民接種を継続する。
６
状況の進展に応じて、必要性の低下した対策の縮小・中止を図る。
（１）
実 施体 制
対
ア
策
市 （ 県 ） 内 感 染 移 行 期 の 判 断 【 総 括 班 /医 療 ・ 救 護 班 /生 活 維 持 班 】
市対策本部は、国や県の基本的対処方針の変更に基づき、市（県）内感染拡大期
における市の対処方針、対策等を決定する。必要に応じ、対策本部班長会議を開催
する。
イ
職 員 の 配 備 体 制 【 総 括 班 /総 務 ・ 動 員 班 】
市の職員の配備体制は、市行動計画に基づき、新型インフルエンザ等に対応する
こととしている必要な人員を配備し、市（県）内感染拡大期の対策又は緊急事態措
置を全庁一体となって実施する。
78
第２章
発生段階別の対応
５
市(県)内感染拡大期
参考【県が緊急事態宣言された場合の措置】（一部抜粋）
① 市は、新型インフルエンザ等のまん延により、緊急事態措置を行う事ができ
なくなった場合においては、特措法の規定に基づく他の地方公共団体による
代行、応援等の措置の活用を行う。
② 市 対 策 本 部 は 、政 府 対 策 本 部 、県 対 策 本 部 と 相 互 に 緊 密 な 連 携 を 図 り つ つ 、新
型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 対 策 を 総 合 的 に 推 進 す る 。ま た 、必 要 に 応 じ て 県 対 策 本 部
長に対して総合調整を行うよう要請する。
（２）
サ ーベ イラ ンス・ 情報 収集
対
策
市は、引き続き、国際機関（ＷＨＯ等）、厚生労働省、国立感染症研究所及び県か
らの情報を積極的に収集するとともに、国及び県等からの要請に応じ、その取組み等
に 適 宜 協 力 す る 。 【 総 括 班 /関 係 各 課 】
参考：県のサーベイランス・情報収集
ア
情報収集
県 は 、海 外 で の 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 の 発 生 状 況 、抗 イ ン フ ル エ ン ザ ウ イ ル
ス 薬 や ワ ク チ ン の 有 効 性・安 全 性 等 に つ い て 、国 等 を 通 じ て 必 要 な 情 報 を 収 集
する。
イ
サーベイランス
① 県 及 び 保 健 所 設 置 市 は 、新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 患 者 の 全 数 把 握 を 中 止 し 、通
常 の サ ー ベ イ ラ ン ス を 継 続 す る 。た だ し 、重 症 者 及 び 死 亡 者 に 限 定 し て 情 報 を
収集する。
ま た 、学 校 等 に お け る 集 団 発 生 の 把 握 の 強 化 に つ い て は 通 常 の サ ー ベ イ ラ ン
スに戻す。
② 県 及 び 保 健 所 設 置 市 は 、国 が 把 握 し た 国 内 の 発 生 状 況 に 関 す る 情 報 提 供 を 受
け、国と連携し、必要な対策を実施する。
79
第２章
発生段階別の対応
（３）
５
市(県)内感染拡大期
情 報提 供・ 共有
対
ア
策
情 報 提 供 【 総 括 班 /医 療 ・ 救 護 班 /広 報 ・ 情 報 収 集 班 /関 係 各 課 】
○市は、県等と連携して、利用可能なあらゆる媒体や機関を活用し、市民に対して
国内、県内、市内での発生状況、現在の具体的な対策、対策の決定、対策の理由、
対 策 の 実 施 主 体 等 に つ い て 、詳 細 に 分 か り や す く で き る 限 り 速 や か に 情 報 提 供 す る 。
○市は、県等と連携して、個人がとるべき行動を理解しやすいよう、県の流行状況
に応じた医療体制を周知し、学校、保育施設等や職場での感染拡大防止策について
の情報を適切に提供する。また、社会活動の状況についても、情報提供する。
○市は、市民から相談窓口等に寄せられる問合せ、関係機関等から寄せられる情報
の 内 容 も 踏 ま え て 、市 民 や 関 係 機 関 が ど の よ う な 情 報 を 必 要 と し て い る か を 把 握 し 、
必要に応じ、地域における市民の不安等に応じるための情報提供を行うとともに、
次の情報提供に反映する。
イ
情 報 共 有 【 総 括 班 /医 療 ・ 救 護 班 /広 報 ・ 情 報 収 集 班 /関 係 各 課 】
○市は、国、県や関係機関等とのインターネット等を活用したリアルタイムかつ双
方向の情報共有を継続し、対策の方針や流行状況等を的確に把握する。
ウ
相 談 窓 口 の 継 続 【 医 療 ・ 救 護 班 /市 民 ボ ラ ン テ ィ ア 班 /調 査 班 】
○市は、県等からの要請に応じ、市民からの相談の増加に備え、相談窓口体制を継
続する。
○市は、国からＱ＆Ａの改訂版が発出された場合は、速やかに相談に活用する。
参考【県が緊急事態宣言された場合の措置】
県 は 、本 県 を 区 域 と し て 緊 急 事 態 宣 言 が さ れ て い る と き は 、基 本 的 対 処 方 針 に
基づき、上記の対策に加え、必要に応じ、以下の措置を講じる。
○ 国 内 発 生 期 に お い て 、緊 急 事 態 宣 言 が さ れ て い る 場 合 に 講 じ る こ と と さ れ て
いる措置
80
第２章
（４）
発生段階別の対応
５
市(県)内感染拡大期
予 防・ まん 延防止
対
策
市 は 、 県 等 と 連 携 し て 、 次 の 感 染 拡 大 防 止 策 に 協 力 し 、 実 施 す る 。 【 総 括 班 /医 療 ・
救 護 班 /関 係 各 課 】
参考：県の予防・まん延防止
ア
県内でのまん延防止対策
○住民、事業所、福祉施設等に対し、マスク着用・咳エチケット・手洗い・う
がい・人混みを避けること、時差出勤の実施等の基本的な感染症対策等を勧奨
す る 。ま た 、事 業 所 に 対 し 、当 該 感 染 症 の 症 状 が 認 め ら れ た 従 業 員 の 健 康 管 理 ・
受診の勧奨を要請する。
○事業者に対し、職場における感染対策の徹底を要請する。
○ウイルスの病原性等の状況を踏まえ、必要に応じて、学校・保育施設等にお
ける感染対策の実施に資する目安を示すとともに、学校保健安全法等に基づく
臨時休業（学級閉鎖・学年閉鎖・休校）を適切に行うよう学校・保育施設等の
設置者に要請する。
学校に通う患者については、校長が出席停止の期間の基準に沿って、学校医
その他の医師に意見を聞き、出席停止の指示をする。
また、保育施設等に通う患者については、一定期間自宅待機（出席停止）と
するよう要請する。
○公共交通機関等に対し、利用者へのマスク着用の励行の呼びかけなど適切な
感染対策を講ずるように要請する。
○ 関 係 機 関 に 対 し 、病 院 、高 齢 者 施 設 等 の 基 礎 疾 患 を 有 す る 者 が 集 ま る 施 設 や 、
多数の者が居住する施設等における感染対策を強化するよう引き続き要請す
る。
○県内感染拡大期となった場合は、患者の濃厚接触者を特定しての措置（外出
自粛要請、健康観察等）は、中止する。
イ
水際対策
○県は引き続き、国が発する渡航者・入国者等への注意喚起、検疫の強化、縮
小等についての情報提供を継続する。
81
第２章
発生段階別の対応
ウ
５
市(県)内感染拡大期
予防接種
○ 市 は 、 予 防 接 種 法 第 6条 第 3項 に 基 づ く 新 臨 時 接 種 を 進 め る 。
参考【県が緊急事態宣言された場合の措置】
本 県 を 区 域 と し て 緊 急 事 態 宣 言 が さ れ て い る と き は 、基 本 的 対 処 方 針 に 基 づ き 、
上記の対策に加え、必要に応じ、以下の対策を行う。
①国内発生期において、緊急事態宣言がされている場合に講じることとされて
いる措置
② 市 町 村 は 、 住 民 に 対 す る 予 防 接 種 に つ い て 、 特 措 法 第 46条 の 規 定 に 基 づ き 、
予 防 接 種 法 第 6条 第 1項 に 規 定 す る 臨 時 の 予 防 接 種 の 実 施
(国 内 を 区 域 と し て 緊
急事態宣言がされた場合も含む)
（５）
医療
対
策
市 は 県 等 と 連 携 し て 医 療 の 情 報 を 収 集 す る と と も に 、国 及 び 県 等 か ら の 要 請 に 応
じ 取 組 み 等 に 適 宜 協 力 す る 。 【 総 括 班 /医 療 ・ 救 護 班 /被 災 者 救 援 班 /生 活 維 持 班 】
参考：県の医療
ア
医療体制の整備
県 及 び 保 健 所 設 置 市 は 、専 用 外 来 、帰 国 者・接 触 者 相 談 セ ン タ ー 及 び 感 染 症
法 に 基 づ く 患 者 の 入 院 措 置 を 中 止 し 、新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 の 患 者 の 診 療 を 行
わ な い こ と と し て い る 医 療 機 関 等 を 除 き 、原 則 と し て 一 般 の 医 療 機 関 に お い て
新型インフルエンザ等の患者の診療を行う。
イ
患者への対応等
○ 県 及 び 保 健 所 設 置 市 は 、入 院 治 療 は 重 症 患 者 を 対 象 と し 、そ れ 以 外 の 患 者 に
対しては在宅での療養を要請するよう、関係機関に周知する。
○ 県 及 び 保 健 所 設 置 市（ 地 方 衛 生 研 究 所 を 有 し な い 市 は 除 く 。）は 、県 内 感 染
拡 大 期 に 至 っ た 段 階 で 、衛 生 研 究 所 に お け る Ｐ Ｃ Ｒ 検 査 は 、以 下 に 示 し た 状 況
等 に お い て 県 等 が 必 要 と 判 断 し た 場 合 に 実 施 す る 。検 査 の キ ャ パ シ テ ィ か ら 全
て の 検 査 が 困 難 で あ る 場 合 に は 、公 衆 衛 生 検 査 上 の 観 点 か ら 実 施 の 優 先 順 位 を
判断する。
a.確 定 診 断 が 治 療 方 針 に 大 き く 影 響 す る 重 症 患 者
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第２章
発生段階別の対応
５
市(県)内感染拡大期
b.集 団 発 生 に 対 す る 病 原 体 の 確 定 等
○ 国 は 、医 師 が 、在 宅 で 療 養 す る 患 者 に 対 す る 電 話 に よ る 診 療 に よ り 新 型 イ ン
フ ル エ ン ザ 等 へ の 感 染 の 有 無 や 慢 性 疾 患 の 状 況 に つ い て 診 断 で き た 場 合 、医 師
が 抗 イ ン フ ル エ ン ザ ウ イ ル ス 薬 等 の 処 方 箋 を 発 行 し 、フ ァ ク シ ミ リ 等 に よ り 薬
局に送付することができることとする。
県及び保健所設置市は、このことについて国が示す対応方針を周知する。
○ 県 及 び 保 健 所 設 置 市 は 、医 療 機 関 の 従 業 員 の 勤 務 状 況 及 び 医 療 資 器 材・医 薬
品 の 在 庫 状 況 を 確 認 し 、新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 や そ の 他 の 疾 患 に 係 る 診 療 が 継
続されるように調整する。
ウ
医療機関等への情報提供
県 は 、引 き 続 き 、新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 の 診 断・治 療 に 資 す る 情 報 等 を 医 療
機 関 及 び 医 療 従 事 者 に 迅 速 に 提 供 す る 。特 に 、重 症 者 に 関 す る 情 報 を 重 点 的 に
提供する。
エ
抗インフルエンザウイルス薬等の備蓄・使用
○ 県 が 備 蓄 す る 抗 イ ン フ ル エ ン ザ ウ イ ル ス 薬 に つ い て 、保 健 所 や 感 染 症 指 定 医
療機関等に対する予防投与用としての活用を中止する。
○ 県 は 、引 き 続 き 、抗 イ ン フ ル エ ン ザ ウ イ ル ス 薬 等 の 流 通 状 況 を 調 査 す る と と
もに、関係機関に対して適正な流通を指導する。
○県は、患者の発生状況や市場における流通状況を踏まえ、必要な場合には、
県 が 備 蓄 す る 抗 イ ン フ ル エ ン ザ ウ イ ル ス 薬 を 市 場 に 供 給 す る と と も に 、抗 イ ン
フルエンザウイルス薬については、国備蓄分の配分を要請する。
オ
在宅で療養する患者への支援
市 は 、国 及 び 県 と 連 携 し 、関 係 団 体 の 協 力 を 得 な が ら 、患 者 や 医 療 機 関 等 か
ら 要 請 が あ っ た 場 合 に は 、在 宅 で 療 養 す る 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 患 者 へ の 支 援
や自宅で死亡した患者の対応を行う。
カ
医療機関・薬局における警戒活動
○ 県 警 察 は 、引 き 続 き 医 療 機 関 や 薬 局 及 び そ の 周 辺 に お い て 、混 乱 に よ る 不 測
の事態の防止を図るため、必要に応じた警戒活動等を行う。
キ
病原性が低い場合の措置
病 原 性 に 基 づ く 対 策 の 選 択 の 目 安 に つ い て は 、「 別 表 ２
病原性による医療
の 対 策 の 選 択 に つ い て（ 概 要 ）」（ Ｐ ９ ８：埼 玉 県 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 対 策
行動計画より抜粋）を参照する。
83
第２章
発生段階別の対応
５
市(県)内感染拡大期
参考【県が緊急事態宣言された場合の措置】
県 は 、本 県 を 区 域 と し て 緊 急 事 態 宣 言 が さ れ て い る と き は 、基 本 的 対 処 方 針 に
基づき、上記の対策に加え、必要に応じ以下の対策を行う。
① 医 療 機 関 並 び に 医 薬 品 及 び 医 療 機 器 の 製 造 販 売 業 者 、販 売 業 者 等 で あ る 指 定
地 方 公 共 機 関 等 は 、業 務 計 画 で 定 め る と こ ろ に よ り 、医 療 並 び に 医 薬 品 及 び 医
療機器の製造販売等を確保するために必要な措置を講ずる。
② 国 と 連 携 し 、区 域 内 の 医 療 機 関 が 不 足 し た 場 合 、患 者 治 療 の た め の 医 療 機 関
に お け る 定 員 超 過 入 院 等 の 他 、医 療 体 制 の 確 保 、感 染 防 止 及 び 衛 生 面 を 考 慮 し 、
新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 を 発 症 し 、外 来 診 療 を 受 け る 必 要 の あ る 患 者 や 、症 状 は
比 較 的 経 度 で あ る が 、在 宅 療 養 を 行 う 事 が 困 難 で あ り 入 院 診 療 を 受 け る 必 要 の
あ る 患 者 等 に 対 す る 医 療 の 提 供 を 行 う た め 、臨 時 の 医 療 施 設 を 設 置 し 、医 療 を
提 供 す る 。臨 時 の 医 療 施 設 に お い て 医 療 を 提 供 し た 場 合 は 、流 行 が ピ ー ク を 超
え た 後 、そ の 状 況 に 応 じ て 、患 者 を 医 療 機 関 に 移 送 す る 等 に よ り 順 次 閉 鎖 す る 。
な お 、 特 措 法 第 48条 第 2項 の 規 定 に よ り 、 県 は 、 必 要 が あ る と 認 め る と き は
臨時の医療施設の開設に係る事務の一部を市町村が行うこととする。その際
は、事前に市町村と協議を行う事を基本とする。
（６）
市民生活及び市民経済の安定の確保
対
ア
策
事 業 者 の 対 応 【 産 業 班 /関 係 各 課 】
市は、県が行う事業者に対する感染予防策について、要請に応じ協力する。
イ
市 民 ・ 事 業 者 へ の 呼 び 掛 け 【 総 括 班 /広 報 ・ 情 報 収 集 班 】
市は、市民に対し、食料品、生活必需品等の購入に当たっての消費者としての適
切な行動について呼びかけるとともに、事業者に対しても、食料品、生活関連物資
等 の 価 格 が 高 騰 し な い よ う 、ま た 、買 占 め 及 び 売 惜 し み が 生 じ な い よ う に 要 請 す る 。
84
第２章
発生段階別の対応
５
市(県)内感染拡大期
参考【県が緊急事態宣言された場合の措置】
県 は 、本 県 を 区 域 と し て 緊 急 事 態 宣 言 が さ れ て い る と き は 、基 本 的 対 処 方 針 に
基づき、前頁の対策に加え、必要に応じ以下の対策を行う。
ア
業務の継続等
指 定 地 方 公 共 機 関 及 び 特 定 接 種 の 実 施 状 況 に 応 じ 、登 録 事 業 者 は 事 業 の 継 続
を行う。その際、国が必要に応じて行う、当該事業継続のための法令の弾力運
用その他必要な対応策について、必要に応じ周知する。
イ
電気及びガス並びに水の安定供給
国内発生期の記載を参照
ウ
運送・通信・郵便の確保
国内発生期の記載を参照
エ
サービス水準に係る県民への呼び掛け
県 は 、国 と 連 携 し 、事 業 者 の サ ー ビ ス 提 供 水 準 に 係 る 状 況 の 把 握 に 努 め 、県
民 に 対 し て 、ま ん 延 し た 段 階 に お い て 、サ ー ビ ス 提 供 水 準 が 相 当 程 度 低 下 す る
可能性を許容すべきことを呼び掛ける。
オ
緊急物資の運送等
国内発生期の記載を参照
カ
物資の売渡しの要請等
① 県 は 、県 の 対 策 の 実 施 に 必 要 な 物 資 の 確 保 に 当 た っ て は 、あ ら か じ め 所 有
者 に 対 し 物 資 の 売 渡 し の 要 請 の 同 意 を 得 る こ と を 基 本 と す る 。な お 、新 型 イ
ンフルエンザ等緊急事態により当該物資等が使用不能となっている場合や
当該物資が既に他の都道府県による収用の対象となっている場合などの正
当 な 理 由 が な い に も か か わ ら ず 、当 該 所 有 者 等 が 応 じ な い と き は 、必 要 に 応
じ、物資を収用する。
② 県 は 、特 定 物 資 の 確 保 の た め 緊 急 の 必 要 が あ る 場 合 に は 、必 要 に 応 じ 、事
業者に対し特定物資の保管を命じる。
キ
生活関連物資等の価格の安定等
① 県 は 、市 町 村 と と も に 、県 民 生 活 及 び 県 民 経 済 の 安 定 の た め に 、物 価 の 安
定 及 び 生 活 関 連 物 資 等 の 適 切 な 供 給 を 図 る 必 要 が あ る こ と か ら 、生 活 関 連 物
資等の価格が高騰しないよう、また、買占め及び売惜しみが生じないよう、
調 査・監 視 を す る と と も に 、必 要 に 応 じ 関 係 事 業 者 団 体 等 に 対 し て 供 給 の 確
保や便乗値上げの防止等の要請を行う。
85
第２章
発生段階別の対応
５
市(県)内感染拡大期
② 県 は 、市 町 村 と と も に 、生 活 関 連 物 資 等 の 需 給・価 格 動 向 や 実 施 し た 措 置
の 内 容 に つ い て 、県 民 へ の 迅 速 か つ 的 確 な 情 報 共 有 に 努 め る と と も に 、必 要
に応じ、県民からの相談窓口や情報収集窓口の充実を図る。
③ 県 は 、生 活 関 連 物 資 等 の 価 格 の 高 騰 又 は 供 給 不 足 が 生 じ 、又 は 生 ず る お そ
れがあるときは、物価関連法令の規定に基づき適切な措置を講ずる。
ク
要援護者への生活支援
県 は 、国 の 要 請 を 受 け 、市 町 村 に 対 し 、在 宅 の 高 齢 者 、 障 が い 者 等 の 要 援 護
者への生活支援、搬送、死亡時の対応等を行うよう要請する。
ケ
犯罪の予防・取締り
国内発生期の記載を参照。
コ
埋葬・火葬の特例等
① 県 は 、国 の 要 請 を 受 け 、市 町 村 に 対 し 、火 葬 場 の 経 営 者 に 可 能 な 限 り 火 葬
炉を稼働させるよう要請する。
② 県 は 、国 の 要 請 を 受 け 、市 町 村 に 対 し 、死 亡 者 が 増 加 し 、火 葬 能 力 の 限 界
を 超 え る こ と が 明 ら か に な っ た 場 合 に は 、一 時 的 に 遺 体 を 安 置 す る 施 設 等 を
直ちに確保するよう要請する。
③新型インフルエンザ等緊急事態において埋葬又は火葬を円滑に行うこと
が 困 難 と な っ た 場 合 、緊 急 の 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、当 該 市 町 村 長 以 外
の市町村長による埋葬又は火葬の許可等の埋葬及び火葬の手続の特例を国
が定めるため、県は、これを市町村へ周知する。
④ 県 は 、遺 体 の 埋 葬 及 び 火 葬 に つ い て 、墓 地 、火 葬 場 等 に 関 連 す る 情 報 を 広
域的かつ速やかに収集し、遺体の搬送の手配等を実施する。
サ
国が行う措置の周知
県 は 、国 が 行 う 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 の 患 者 の 権 利 利 益 の 保 全 等 、新 型 イ ン
フ ル エ ン ザ 等 緊 急 事 態 に 関 す る 政 府 関 係 金 融 機 関 等 の 融 資 、金 銭 債 務 の 支 払 猶
予 等 、通 貨 及 び 金 融 の 安 定 に 関 す る 措 置 を 行 っ た と き は 、必 要 に 応 じ そ の 旨 を
周知する。
86

第2章

第2章 発生段階別の対応

4 市（県）内発生早期

スライド 1

第2章（PDF：463KB）

地学Ⅱ

もしもの時のために[PDF：588KB]

第1章 政策展開の基本方向（PDF：185KB）

広告事例集 - オレンジページAD

桐生市安全なまちづくり推進基本計画修正の概要

第2章 「彩の国経営革新モデル企業」事例（PDF：17KB）

第2章 PI算定結果（PDF：2.6MB）

第2章 防災組織 [342KB PDF]

Ⅲ．地震災害編

3 国内発生期

232 第2章 各論 122.1 意匠登録出願に係る意匠の認定 （1）全体意匠の

第2章 防災組織 [334KB PDF]

2 海外発生期