公民館分館指定管理者業務仕様書 水俣市公民館分館(以下「分館」という。)の指定管理業務については、水 俣市公民館条例、関係法令によるほか、本仕様書に定めるとおりとする。 【1】趣旨 本仕様書は、分館の指定管理者が行う業務の内容及び実施方法について 定めるものとする。 【2】管理に関する基本的な考え方 指定管理者は次の各項目に留意し、施設管理に当るものとする。 なお、水俣市教育委員会(以下「教育委員会」という。)は、必要に応じ て指定管理者に対して指示等を行う。 ア 管理にあたっては、関係法規等を遵守すること ①水俣市公民館条例、同施行規則 ②地方自治法、同施行令、同施行規則ほか行政関係法令 ③労働基準法、労働安全衛生法、男女雇用機会均等法ほか労働関係法令 ④ビル管理法、同施行規則、水道法、同施行規則、建築基準法、消防法、 同施行規則、電気事業法、その他施設、設備の維持管理又は保守点検に 関する法令、下水道法、同施行規則 ⑤その他 ・指定管理者は、施設の管理に関し知り得た個人情報の保護を図るため、 安全確保の措置を講じること。指定管理者が行う公の施設の管理に係 る個人情報の取扱いについては、水俣市個人情報保護条例(以下「条 例」という。)第13条の2の第2項及び第3項の規定が適用される。 ・指定管理者は、施設の使用許可承認等行政処分に相当する権限を行使 するときは、水俣市行政手続条例第2章の規定を遵守すること。 ・指定管理を行うに当たり作成し、取得した文書等は、適正に管理し、 5年間保存すること。指定期間を過ぎた後もまた同様とする。 ・指定管理期間中に関係法令又は条例及び規則等の改正があった場合は、 改正された内容を仕様とする。なお、改正に伴い費用が増減する場合 は、協議により管理運営委託料を改定する。 イ 当施設が、避難所として開設された時には、市担当者に協力する。 ウ 水俣市環境ISOの取り組みに協力すること。 エ 緊急時対応、防火対策についてマニュアルを作成し、事故・災害等が 発生した場合は速やかに応急措置を講じること。 1 オ 利用者が安全・快適に施設を利用できるように適切な管理運営を行う とともに、管理運営経費の削減に努めること。 カ 来場者の意見を管理運営に反映させ、来場者の満足度を高めていくよ う努めること。 キ 利用者アンケート等を実施すること。 オ 教育委員会と連携を図りながら管理運営を行うこと。 【3】開館時間 開館時間 午後1時 ~ 午後9時 毎週土曜日・日曜日 休館日 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178 号)に規定する休日 12月29日から翌年1月3日まで ※ただし、水俣市公民館条例に基き、教育委員会が特に必要があると 認めるときは、開館時間を変更、又は休館日を変更、若しくは臨 時に設けることができる。 【4】管理運営のための体制の整備 (Ⅰ)開館時間は、職員を常駐させ、公民館の管理運営、清掃、教育委員会が 分館で実施する事業への協力を行うこと。 (Ⅱ)防火管理者の資格を有するものを配置すること。ただし、現状で防火管 理者の資格を有するものがいない場合は、直近の講習会で資格を取得させ ること。 (Ⅲ)経理業務、受付業務、帳簿作成業務、業務日誌、その他の体制の整備に 必要な業務を実施すること。 (Ⅳ)配置する職員が業務全般を理解し、適切に管理運営を行うこと。また、 消防計画をたて定期的に必要な訓練を行うこと。 【5】業務内容 指定管理者が行う業務は次の業務とする。なお、指定管理者が業務を一 体的に委託することは認めないが、個別業務を他者に委託することは可能 とする。ただし、事前に教育委員会の承認を得なければならない。 市が、長期間継続契約した業務については、その権限並びに債務を指定 2 管理者は引き継ぐものとする。 業務項目 管理条件・業務の詳細については次表を参照すること。 項目 内容 備考 施設及び周辺の日常的な清 掃及び定期清掃 1 清掃 植栽の剪定 床のワックスかけ、窓ガラス 外部委託 清掃 2 空調等電気設備 管理 日常保守点検及び定期点検 日常保守管理(防火管理者の 指定管理者 設置) 自動火災報知設備の定期点 検 3 消防用設備管理 消火設備・避難・誘導設備等 2回/年 外部委託 の定期点検 消防計画の作成および申請 計画内容変更時 防火対象物点検 1回/年 外部委託 4 複写機の設置 市民教室資料のコピー 市民教室用コピー は無償とする 5 ピアノ調律 年一回の調律 外部委託 6 自家用電気工作物 保安業務 7 貯水槽清掃 8 小破修繕 9 施設の警備(巡視・ 点検業務) 外部委託 1回/年 外部委託 照明装置の維持・交換 その他施設・建具等の修繕 警備業務 巡回、出入り口施錠の確 認 3 不審者侵入等の防止・監 視 夜間、休館日の警備(機械警 外部委託 備) 10 駐車場の管理 11 施設の利用者向上 を目指す活動 12 施設使用受付 ・許可及び使用料 徴収事務 点検・清掃 管理(無断駐車の防止等) 広報等による、利用者の増加 公民館使用申請の受付及び 許可 分館使用料の徴収 ※別途収納事務委 託契約を締結する。 ※施設使用受付 ・許可及び使用料徴収事務経費は本委託に含まれます。 長期継続契約した業務 契約名 契約の相 内容 手方 リース契約(長期継続契約) ガス警報器 ㈲水俣ガス 業務委託契約(長期継続契 分館施設 綜合警備 約) 警備 保障㈱ 契約満了日 平成 30 年 7 月 31 日 平成 28 年 3 月 31 日 金額 月額570円 年額30万円 金額は、消費税額及び地方消費税相当額を含まない額を示している。 【6】事業計画書、収支計画書、業務日誌及び事業報告の作成 (Ⅰ)指定管理者は毎年度、年度協定書を締結しようとするときまでに、当該 年度分の事業計画書及び収支計画書を作成し提出するものとする。 (Ⅱ)指定管理者は、管理運営施設の利用状況、業務実施状況を記載した業務 日誌を作成し、教育委員会が指定する間これを保管する。ただし、教育委 員会が求めたときは、これを提出するものとする。 (Ⅲ)毎月、業務日誌に基づいて報告書を作成し、翌月 10 日までに教育委員会 に報告すること。 (Ⅳ)毎年度末 30 日以内に当該年度分の業務報告書を作成し提出すること。 【7】指定管理者にかかる権限 ①公民館条例に基づく施設使用の許可 4 ②公民館条例に基づく使用制限、取消し等 【8】立入検査 教育委員会は、必要に応じて、施設、物品及び各種帳簿等に係る立入検 査ができるものとする。 【9】物品等 (Ⅰ)市が所有する物品(備品を含む)は、指定管理者に無償で貸与する。 (Ⅱ)指定管理者が指定管理料で購入した物品は、市の所有に属するものと する。 (Ⅲ)指定管理者は、物品を善良に管理するよう、常に注意を払うものとす る。 (Ⅳ)指定管理者は、物品を貸し出す場合には貸し出し簿を作成して適正に管 理し、紛失・き損のないよう注意するものとする。 【10】備品の管理 物品のうち備品については「備品台帳」を備えて管理するとともに、備品 を新規購入したい場合、使用に耐えないためやむを得ず備品を廃棄せざる を得ない場合及び保管場所の異動が必要な場合には教育委員会と協議する ものとする。 【11】業務を実施するに当たっての注意事項 (Ⅰ)施設の仕様変更や間仕切りなどをしないこと。 (Ⅱ)施設や建具等に修理その他の目的で手を加えようとする場合は、教育委 員会と協議すること。 (Ⅲ)指定管理者が施設の管理運営に係る各種規定及び要綱等を作成する場合 は、教育委員会と協議を行うこと。 (Ⅳ)前号の各種規定がない場合は、市の規定に準ずること。 (Ⅴ)夜間や休館中のトラブル等への対応のため、緊急連絡網を整備しておく とともに、常に速やかに対応できる体制を確保すること。 【12】使用料の額及び減免の取り扱いについて 1 使用料 (1)分館使用料 5 区分 使用料(1時間当たり) 集会室(A) 200 円 集会室(B) 200 円 和室(A) 200 円 和室(B) 200 円 料理実習室 310 円 会議室(A) 200 円 会議室(B) 200 円 会議室(C) 200 円 音楽室 310 円 体育室全面 400 円 体育室半面 200 円 (2)分館器具使用料 区分 使用料(1回につき) 500 円 ピアノ (3)分館冷暖房使用料 区分 使用料(1時間当たり) 会議室(C) 200 円 その他(体育室を除く。) 250 円 備考 使用料には、消費税及び地方消費税相当額を含むものと する。 2 減免 減免の許可権限は市にあるので、使用者から申請のあった場合は教育委 員会が手続きを行う。 【13】施設の利用状況、収支決算の状況について 6 施設の利用実績 平成 23 年 度 平成 24 年 度 平成 25 年 度 1,435 4,028 1,230 うち減免無し件数(件) 895 854 680 うち5割減免件数(件) 46 608 88 うち全額免除件数(件) 494 2,566 462 11,534 10,076 8,227 うち減免無し人数(人) 8,170 6902 5,049 うち5割減免人数(人) 267 608 861 3,097 2566 2,317 利用件数(件) 利用者数(人) うち全額免除人数(人) 【14】法定点検その他外部委託について ・消防用設備等保守点検 ・防火対象物点検 ・自家用電気工作物 ・保安業務 ・貯水槽清掃 毎年度1回実施 ・機械警備 ・床のワックスかけ、窓ガラス清掃 ・ピアノ調律 【15】災害時における対策 災害時において、管理する施設が被災した場合又は避難場所として使用さ れた場合等、使用不能になった場合には教育委員会と別途協議するものとす る。 【16】協議 指定管理者は、この仕様書に規定するもののほか、指定管理者の業務の内容 及び処理について疑義が生じた場合は、教育委員会と協議し決定する。 7
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