第 60 回 分子 シ ス テ ム 分子システムデバイスコース Advanced Graduate Course on Molecular Systems for Devices Open Seminar デバイスセミナー ★ 九州大学大学院 博士課程教育リーディングプログラム 参加無料 2014 年 12 月 26 日(金) 16:30 ∼ 18:00 日時: 会場: 伊都キャンパス総合学習プラザ 110 Ito campus: Open Learning Plaza 1F Seminar room(110) * 箱崎 ; 旧工学部本館 4 番講義室 / Hakozaki; Faculty of Engineering Main Building The 4th Lec.room * via TV conference system for the course students フェムト秒レーザー 3次元加工と高機能 バイオチップ作製への応用 要旨 フェムト秒レーザーは、パルス幅がきわめて短いため加工部周辺に熱影響をほとんど与 えることなく、硬脆材料はもちろんポリマーや生体試料のようなソフトマテリアルに対 しても高品質な加工を実現する。さらにピーク強度もきわめて高いため、非線形多光子 吸収により透明材料に対しても強い吸収を生じさせることができる。これによりガラス などの透明材料の高品質な加工も実現される。ここでフェムト秒レーザーを適当なパル スエネルギーで透明材料内部に集光すれば、集光点のみで多光子吸収を誘起できる。そ 杉岡 幸次 先生 理研 -SIOM 連携研究ユニット ユニットリーダー の結果透明材料内部を直接3次元に改質•加工することが可能となる。 本セミナーでは、まずフェムト秒レーザー加工の一般的な原理と特長について解説する。 さらにフェムト秒レーザー加工のユニークな特長を利用し、ガラス内部に3次元流体構 造やマイクロ光学素子を集積化したバイオチップを作製し、実際のバイオ研究(水棲微 生物の機能解明)に応用した結果に関して紹介する。一方、紫外線硬化樹脂を用いてフェ ムト秒レーザーの直描加工を行うと、複雑な3次元ポリマーマイクロ•ナノ構造体を容易 に構築することができる(2光子造形)。そこで、3次元ガラス流体構造内部に、2光子 造形法により機能マイクロ素子を集積化する技術(ボトルシップ型集積技術)を開発し、 バイオチップのさらなる高機能化を図った結果についても紹介する。 ■お問い合わせ先 分子システムデバイス国際リーダー教育センター支援室 E-mail:office[at]molecular-device.kyushu-u.ac.jp TEL:092-802-2911 FAX:092-802-2912 〒819-0395 福岡県福岡市西区元岡 744 九州大学伊都キャンパス ウエスト 2 号館 627 号室 ■主催: 九州大学大学院博士課程教育リーディングプログラム 分子システムデバイスコース
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