ポスター - リーディング

第
63 回
分子 シ ス テ ム
九州大学大学院 博士課程教育リーディングプログラム
分子システムデバイスコース
Advanced Graduate Course on Molecular Systems for Devices
Open Seminar
デバイスセミナー
★
日時:
参加無料
2015 年 4月 17 日(金) 16:30 ∼ 18:00
会場: 伊都キャンパス総合学習プラザ 110
Ito campus: Open Learning Plaza 1F Seminar room(110)
* ( 箱崎 ) 理学部 2 号館化学科第 3 講義室 /
Hakozaki: Faculty of Science Building No.2, Room No.3
* via TV conference system for the course students
異分野融合により誕生した
イオンイメージセンサと生命科学への応用
要旨
澤田 和明 先生
豊橋技術科学大学 工学部 電気・電子工学系 教授 医学分野,バイオ・生化学分野の研究者・技術者は, 光 の情報を
もとに様々な現象を見いだしてきた.たとえば,蛍光反応の検出や蛍
光情報のイメージングは,もっとも活用されている.ところが,近年
細胞の活動,DNA やタンパク質の検出を非標識で行いたいとの要求
が高くなっている.我々はバイオ・化学情報をノンラベルでイメージ
化できるセンサの開発に取り組んでいる.細胞や生体からのイオン・
神経伝達物質の変化をリアルタイムに,そして非標識で取得すること
ができれば,目には見えない化学現象を直感的に捉えることができ,
細胞の代謝活動等これまで計測困難であった微小なイオン変化も捉え
ることが可能となり,未だ知られざる化学現象の発見にも期待が持て
る.これらの特徴を持ったバイオイメージセンサを実現することで,
今後の化学計測における新たなツールとなることを期待している.
我々は,CCD 電荷転送技術と CMOS イメージセンサ技術を応用した
新たなバイオイメージングツールの開発に取り組んできた.我々の提
案する電荷転送型バイオイメージセンサは,イオン・神経伝達物質の
2 次元分布の動画像をリアルタイムに計測可能であると同時に,高感
度な計測が可能であるという 2 つの大きな特徴を持っている.本セミ
ナーではバイオイメージセンサの原理,動作説明とその応用例を示し,
最後に本センサによる新たなバイオイメージング展開に向けた期待を
述べる.
■お問い合わせ先
分子システムデバイス国際リーダー教育センター支援室
E-mail:office[at]molecular-device.kyushu-u.ac.jp
TEL:092-802-2911 FAX:092-802-2912
〒819-0395 福岡県福岡市西区元岡 744
九州大学伊都キャンパス ウエスト 2 号館 627 号室
■主催: 九州大学大学院博士課程教育リーディングプログラム
分子システムデバイスコース