「第 58 回全国医学生ゼミナール(医ゼミ)主管校の決定について」

「第 58 回全国医学生ゼミナール(医ゼミ)主管校の決定について」
2015 年 1 月 3 日
全日本医学生自治会連合(医学連)31 期中央執行委員会
医学連では、2014 年 12 月 28 日に行われた中央執行委員会議において、第 58 回全国医学生ゼミナ
ール(58 医ゼミ)の主管大学を千葉大学にすることを正式に決定しました。医学連は学生の学びたいとい
う要求を実現するために、医ゼミの主催団体のひとつとして責任を持って 58 医ゼミ開催を支えていき
ます。
1. 千葉大学の学生の状況
千葉大学では千葉県立保健医療大学など他の学園と合同の「たまごの会」という医療系サークルがあ
り、さまざまなテーマで学びと交流を深めています。また、2013 年 2 月 22 日 23 日には winter 医ゼ
ミ in 千葉が開催されました。たまごの会ではこの企画に向けて半年間かけて「高齢化」
「少子化」
「医
療制度」について継続して学習を行いました。winter 医ゼミ in 千葉の準備では、個々のテーマごとに
グループを作って学びを深めたことで、一人一人がしっかりと関わることができました。遠くからの参
加者や千葉県内の初参加者もおり、医ゼミを広めていく基盤になっています。千葉県からのここ数年の
医ゼミ本番参加者の数は増加傾向にあり、今年の 57 回信州医ゼミには 29 人の学生が参加しました。
学生の中でも主管することに対するモチベーションの高さを感じました。
ただ、たまごの会のメンバーの中に低学年が少ないことが課題として挙げられます。今年の 58 医ゼ
ミに向けて新歓を例年以上に盛り上げ、医ゼミの成功に主体的に関わってくれる仲間を増やす必要があ
ります。千葉はアクセスがよく、近くの地域に医ゼミに行く会も多数あるため、協力してメンバーを増
やしていきます。
2. 千葉が主管を行うことの意味
医療系学生を取り巻く社会情勢は大きく変わっていますが、医ゼミの場では常に、医療系学生が客観
的な事実から自由に学び、タブーなく議論し、そこから自分がより良い医師になるために医療者像を磨
いてきました。医ゼミはこれまで 57 回の歴史の中で、思想や信条の違いを超えて多くの医療系学生が
意見を出し合い、さまざまな思いの詰まった企画として発展してきており、医ゼミへの参加者を増やす
ことは、医ゼミのさらなる発展と私たち医療系学生の成長につながります。
近年、医学教育が過密になり、学生の自由な時間が少なくなってきています。その中で、医ゼミ参加
者数はここ数年伸び悩んでいます。今年、千葉大学で開催することによって様々な地域からより参加し
やすくなり、医ゼミの輪が広がることが見込まれます。同時に、現地で活動するたまごの会が活性化し、
千葉県内での自主ゼミ活動が発展することも見込まれます。
医ゼミへの参加者を広めていく取り組みは引き続き行っていきます。34 年ぶりになる千葉大学での
開催によって、医ゼミのさらなる発展を目指します。より多くの医療系学生の思いの集約の場となれる
ように、医ゼミ本番やその関連企画への、学生の皆様のご参加を心よりお待ちしています。
なお、本決定へのご意見やご質問などありましたらご連絡ください。
以上