平成27年7月8日号

平成 27(2015)年 7 月 8 日 №62
西能勢の夏の夜を彩る岐尼神社
「盆の市」の夜店の賑わい!
西能勢の夏を語る時に、その風物詩の一つとして、毎
う盛り上がっている人たち
がいたり、懐かしい顔に出
会えたりします。毎年、岐
尼神社の鳥居と反対側の道
路に集団で座り込んでいる
年 8 月 12 日に行われる岐尼神社の「盆の市」をあげる
若者を見かけます。雰囲気は本当に「同窓会」で、鳥居
人が多いのではないかと思います。西中学校のグランド
をくぐっていこうとする人たちの中で知り合いがいない
も昼から特設の駐車場となります。昼間に参拝する人は
かと確かめてもいるようです。ときどき「○○先生、覚
それほどいませんが、夕暮れ時ぐらいから、家族や友だ
えてる?」と声をかけてくれる人がいます。なんとなく
ちと一緒に「市」の雰囲気
中学校時代の面影があるのですが、恥ずかしながら判断
を満喫している様子が毎年
つかないことがあります。特に女の子の変化は、想像を
見られます。昔より夜店の
越えている場合が多く、素敵な雰囲気で成長したことを
店舗数が少なくなったよう
アピールしたい気持ちがあるのか、成長の変化が大きい
には思いますが、それでも
女の子ほど聞いて来たりします。そのドキドキ感も楽し
十分に賑やかな時間を提供
みの一つです。
してくれています。在校生の子どもたちもこの日は「浴
衣」を着て、少しおめかしをして友だちや家族といろん
な店を回っている姿を見かけます。
「盆の市」は「真夏の同窓会!」
今年の 2 学期始業式は「盆の市」
から 2 週間弱になっています!
毎年、岐尼神社の「盆の市」がおおよそ夏休みの真ん
中あたりになっていました。「盆の市」が終わると夏休
高校や大学、或いは就職して、それぞれの新しい世界
で新しい生活を送っている西中学校の卒業生たちも、こ
の「盆の市」の日は特別なものがあるようです。能勢町
内に住んでいても小中学校を卒業すると登校や出勤の時
間帯が同じ人とは言葉を交わすこともあるそうですが、
そうでない人とは全くつながりがなくなってしまうよう
です。もちろん、メールやSNS等でつながっている人
がほとんどのようですが、実際に会う時間をつくってし
ゃべったりするのは、休みの日や時間を揃えることが難
しいのか、少しずつ情報のやりとりだけになっていくこ
とも多いようです。まして、集団で会うというのは本当
にないようです。そのような状況になってくる中で、こ
の「盆の市」は、西能勢(西能勢だけでなく能勢町全体
が楽しみにしているようです。)が共通して楽しもうと
する地域に密着した「市」ではないかと思います。
だから、夜の時間設定してもおかしくない日なので、
連絡をとりあったりして、懐かしい人と会える場ともな
っているようです。特に高校生や大学生にとって「真夏
の同窓会」という気持ちにさせてくれるようです。久々
に同級生が集まり、近況を交流し合ったりしていても、
ついつい中学生の関係に戻ったような雰囲気で、たいそ
みもあと半分かと思う基準になっていた人もいるのでは
ないかと思います。このあたりから多くのクラブ活動で
は 1 年生と 2 年生が新しいキャプテンを中心に新チーム
で活動するようになります。また、宿題が終わっていな
い人の焦りが少しずつ出始めるのもこの頃だろうと思い
ます。でも、今年度は 2 学期の始業式が 8 月 24 日(月)
になったことで、今年は例年の夏休みの後半とは違った
予定になっています。再度確認しておいてほしいことは、
今年の 2 学期始業式は、岐尼神社の「盆の市」から昨年
までは 20 日ほどありましたが、今年は12日後です。2
学期といっても 8 月です。心配するのは、まだまだ暑い
日々が続きます。学校生活を始めるための心と体の準備、
そして宿題などの提出ができるように、意識的に生活リ
ズムの修正をしておいてほしいと思います。
例年であったら「夏バテ」気味なところを回復させる
期間に、2 学期の学習が始まるということを考えると夏
休みの計画について、例年
のスケジュールに微調整が
必要だと思っておいてほし
いと思います。