新年のご挨拶 一般社団法人 群馬労働基準協会連合会 会 長 町 田 錦 一 郎 あけましておめでとうございます。 皆様には、お健やかに新年を迎えられたこと、謹んでお慶び申し上げます。 旧年中におきましては、当連合会の業務運営に際し、格別のご支援を賜り、 深く感謝申し上げます。 さて、昨年は、長く続いたデフレからの脱却を目指した一連の経済政策「ア べノミクス」により経済環境は好転を示し、2020 年オリンピックの東京開催の 決定も追い風に、全国的に期待と高揚感が高まりました。県内の雇用情勢にお きましても、高校生の就職内定率の改善のほか、有効求人倍率が1倍台を堅調 に維持するなど、着実にリーマンショック前の水準を取り戻しつつあります。 一方、県内の労働災害は、昨年の年明け早々から多発し、一時期、死亡は全国 でワースト 1 位、死傷者は同ワースト 3 位を記録するなど、誠に憂慮すべき事 態となりました。労働をめぐる申告事件や相談事案も依然多く、いじめ等が原 因の個別紛争は明らかに増加しています。 経済社会のグローバル化が急速に進む中、企業における安定した労使関係の 構築と安心・安全な職場づくりが一層強く求められています。地域の信頼と期 待に応えていくことは事業に携わる者の社会的責務であり、とりわけ経営トッ プが労働条件の順守と労働災害の防止に不退転の決意で取り組むことが重要と 考えます。 一昨年4月、当連合会は一般社団法人に生まれ変わりましたが、昨年 5 月末 には、悲願としていた事務所の移転を行ないました。これらを契機に、労働災 害防止等の広報・啓発事業、各種技能講習の事業等を積極的且つ多角的に進め て参りました。 当連合会としましては、本年におきましても、設立以来の「勤労者の福祉の 増進と産業の健全な発展への寄与」という使命を念頭に、力強く貢献していき たいと考えております。 結びとなりますが、各地区労働基準協会の今後益々のご発展、また会員企業 のご隆盛と皆様のご健勝・ご多幸をご祈念申し上げますとともに、本年も皆様 からのご支援、ご指導を何卒宜しくお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせてい ただきます。
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