佐久間会長 新年のご挨拶

新年のご挨拶
会長
佐久間
進
新年あけましておめでとうございます。
年頭にあたり、新しい年が地送研会員の皆様にとって、またご家族の皆様とっても良い年であることを
心からお祈り申し上げます。
昨年は、一部会員会社が独占禁止法に関わる営業停止処分を受けたこと、また諸般の事情もあり、地送
研の活動としては上期の活動を一部自粛し、下期より本格的な活動を再開しました。現在、会員各位への
コンプライアンス遵守の周知徹底を継続して推進しているところであり、今年は会員全社に一堂に集まっ
ていただいてのコンプライアンス研修会を開催する予定であります。また、新年の賀詞交歓会につきまし
ては、昨年に引き続き、中止とさせて頂くこととしました。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
昨年、地送研にとっての新鮮なニュースは新しい会員を迎えたことです。3月に4社から普通会員への
新規入会申込みをいただき、東京電力殿資材部への登録を確認後、理事会で承認され7月の通常総会にて
その入会が報告されました。新しく地送研の仲間として共に活動し、東京電力殿の地中送電業務の発展に
寄与していただくことになりましたのは、㈱トーエネック(土木および保守・電気委員会)、㈱シーテック
(保守・電気委員会)
、中央電気工事㈱(保守・電気委員会)
、東京パワーテクノロジー㈱(土木委員会)
の4社であり、地中送電技術研究会の会員数も平成27年1月1日現在で賛助会員様2社、普通会員52
社の合計54社となりました。
賛助会員様を含め地送研会員各位を取り巻く事業環境の変化は、非常に大きくかつ厳しいものがありま
す。その様な状況の中においても地送研の活動の基本である安全と品質の追及、技術・技能の維持向上の
重要性は全く変わるものではありません。施工の安全とこれを支える技術・技能の維持向上を両立させた
安全活動の一環として、東京電力殿よりご依頼のありました事故例紹介とその再発防止策及び安全基本ル
ールを地送研ホームページに掲載し、全会員に水平展開いたしました。本紙面を借りて、改めて、掲載内
容の活用と社内教育の徹底、関係会社を含めた水平展開の実施をお願いするものであります。
また今年度より、東京電力殿からの発信情報(重大災害発生の真因と再発防止対策、法・規則の改正等)
が現場末端まで周知され浸透しているかを確認するために、現場代理人資格更新研修時に実施している安
全確認テストの結果を分析し、現場代理人の理解・認識・知識の弱点を見付け出す取り組みを始めました。
今後も安全確認テストの結果分析を積み重ね、研修会講義の内容に追加する等PDCAを行い、地送研各
委員会が一丸となって、現場代理人の更なる資質向上と安全意識の高揚に向け活動していく所存でありま
す。
標準類、各種認定制度の見直しにつきましては、従来より順次進めているものでありますが、現在、地
中送電線路ケーブル工事標準施工・安全計画書の全面的な見直しを継続実施中であり、また、現場代理人、
接続班長認定試験問題については、真の実力を問う記述式問題の追加等を検討中であります。
また、土木工事では、管路こわし工について特殊技能としての認定を制度化し運用を開始したところで
あり、認定者を増やし更なる安全と品質の確保に向け、今年度もサブ・エキスパート講習を実施しました。
最後になりますが、会員の皆様に明るい未来が訪れることを祈念するとともに、今年も地送研の活動を
支えて頂きたく更なるご指導、ご協力をお願い申し上げます。