新年のご挨拶 一般財団法人製品安全協会 理事長 稲見 雅寿 あけまして

新年のご挨拶
一般財団法人製品安全協会
理事長
稲見 雅寿
あけましておめでとうございます。
2015年の年頭にあたり、
ここに謹んで皆様のご健康とご多幸を祈念いたしますと
ともに、旧年中当協会に寄せられましたご支援、ご協力とご厚情に対しまして厚く御礼
申し上げます。
当協会は、1973年に「消費生活用製品安全法」に基づき特別認可法人として設立
され、その後の組織改革を経て、
2012年4月に一般財団法人へ移行いたしましたが、
その間一貫してSGマーク制度の運営等を通じ、消費生活用製品の安全性を示す重要な
目安となるSGマークの普及に努め着実に発展してまいりました。
SGマーク制度は、消費生活用製品の安全性を確保するとともに、万一製品の欠陥に
より人身事故が生じた場合には、
迅速・公平に被害者の救済を図ろうとするものですが、
他の多くの安全規制のように強制を伴うものではなく、関係者各位の自主的な活動とし
て推進される制度でございます。SGマーク制度が着実に発展しておりますことは、関
係者の皆様の製品の安全性確保に対するご熱意とご協力の賜と深く感謝申し上げる次
第でございます。
さて、最近の我が国の経済は、積極的な金融・財政政策の効果等により、長期にわた
る冬の時代を脱して回復基調にあると思われます。しかしながら、駆け込み需要の長期
化による消費の停滞、海外景気の下振れなどのリスク要因もあり、先行きは決して楽観
できる状況にはありません。
こうした中で、製品の品質、特にその安全性に対する消費者の意識は一層高まりを見
せており、事故防止の観点はもとより、消費需要の喚起という観点からも、安全面にお
ける消費者の要求に真摯に応えていくことが求められています。
当協会といたしましてもSGマークに係わる多くの品目の基準作成について検討を
行うとともに見直しを実施し、
関係各位に対し消費生活用製品の安全確保についてなお
一層のご努力をお願いしているところであります。
今年も、役職員一丸となって関係者の皆様のご支援、ご協力を賜りながら、消費者の
安全・安心を常に念頭に置き、SG基準の制定・改正や、製品認証、PL相談業務等を
通じ、消費生活用製品の安全性の確保と事故防止をより一層推進し、SGマークを社会
的信頼性の高いものとすべく業務に邁進してまいります。引き続き関係者の皆様のより
一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。