新年のご挨拶 一般財団法人製品安全協会 理事長 稲見 雅寿 あけまして

新年のご挨拶
一般財団法人製品安全協会
理事長
稲見 雅寿
あけましておめでとうございます。
2017年の年頭にあたり、ここに謹んで皆様のご健康とご多幸を祈念いたしますと
ともに、旧年中当協会に寄せられましたご支援、ご協力とご厚情に対しまして厚く御礼
申し上げます。
当協会は、1973年の設立以来、一貫してSGマーク制度の運営等を通じ、消費生
活用製品の安全性を示す重要な目安となるSGマークの普及に努め着実に発展してま
いりました。
SGマーク制度は、制度発足以降、法規制を伴わない民間の自主的な取組みを推進す
る制度として、製品安全の分野で地歩を固めており、昨今ではアジア諸国においても
徐々に認知度が高まっております。このようにSGマーク制度が着実に発展しておりま
すことは、関係者の皆様の製品の安全性確保に対するご熱意とご協力の賜と深く感謝申
し上げる次第でございます。
さて、最近の我が国の経済は、一部に弱さも見られますが全体的には緩やかな回復基
調が続いているものと思われます。しかしながら、中国を始めとするアジア新興国等の
景気の下振れ、英国の EU 離脱問題などのリスク要因もあり、先行きは決して楽観でき
る状況にはありません。
こうした状況の下で、製品の品質、特に”安全・安心”を求める消費者の意識は一層
高まりを見せており、SG 基準策定による安全性の向上だけではなく、併せて第三者認
証を通じた安心を今後も広く普及していくことが当協会に課せられた使命と考えてお
ります。
当協会におきましては、昨年は体育運動用器具、店舗用ショッピングカートなど要望
の強かった品目について基準の改正を行うと共に、保温ボトル及びフットサルゴールに
ついて新しい基準を作成するなど、新たなSG基準の作成、既存の基準や認証制度の一
層の拡充・見直しを実施いたしました。
今年も、役職員一丸となって、消費者の安全・安心を常に念頭に置きつつも使いやす
く、分かりやすい認証制度及び被害者救済制度を目指してSGマークを社会的信頼性の
高いものとすべく業務に邁進してまいります。引き続き関係者の皆様のより一層のご支
援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。