長官官房_国際課(PDF形式:745KB)

資源エネルギー庁
中小企業庁 技術・経営革新課
国際課
03-3501-0598
03-3501-1816
国際石油需給体制等調査研究等委託費
平成27年度予算案額 1.4億円(1.9億円)
産業技術環境局 大学連携推進室
03-3501-0075
事業の内容
事業目的・概要
 世界主要国のエネルギー情勢及びエネルギー政策等の調査分
析を行います。また、その成果を踏まえ、セミナー開催や専門家
派遣を通じて、アジアを中心とする各国のエネルギー政策等に関
する提言を行うほか、エネルギー政策立案の基礎となる需給統
計整備等に関する協力を行います。
 我が国が国際社会における議論を主導して、世界のエネルギー
安全保障強化や気候変動問題への対応に貢献するとともに、
議論の成果を適切にフォローアップするためには、主要国のエネル
ギー情勢やエネルギー政策等に関する深い理解に裏打ちされた
国際エネルギー戦略を構築していくことが不可欠です。
 また、我が国が、省エネルギー協力をはじめ国際的なコンセンサス
に沿った(またはコンセンサス形成を促すための)二国間エネル
ギー協力を進めるとともに、資源確保を目的とした資源国との関
係強化を図る上でも、調査分析を進め、魅力的な協力パッケー
ジの立案に活かしていくことが必要です。
成果目標
 本事業の成果を二国間会合・国際会議等における協力パッ
ケージの立案等を含め、我が国の国際エネルギー戦略の構築に
活用します。
条件(対象者、対象行為、補助率等)
国
委託
民間調査機関等
事業イメージ
事業目的・概要
【調査研究事業の一例】
 諸外国のエネルギー政策動向等に関する調査
世界82の国・地域のエネルギー情勢及び政策に関する、各種情報を
収集、分析し、エネルギー政策の立案に際して、基本資料として広く活
用します。
 国際エネルギー統計調査整備研究事業
国際的なエネルギー統計の透明性・高度化を実現を目指し、国際エネ
ルギー機関(IEA)が展開する国際エネルギー統計の整備及びデータ
ベースの支援するために、各種データの収集・分析・提供を行います。
 ASEAN+3地域におけるエネルギー連携強化に関する調査
ASEAN+3地域における、エネルギー源の多様化と省エネルギーを組み
合わせたエネルギーセキュリティの確立・向上についての連携強化を目的
に、分野別ワークショップ等を開催加えて、エネルギー政策上で克服すべ
き課題等の分析を行います。
【今後のエネルギー関係の主要閣僚級会合】
-27年度5月頃 :クリーンエネルギー大臣会合(メキシコ)
-27年度5月頃 :G7エネルギー大臣会合(ドイツ)
-27年度
:EAS/ASEAN+3エネルギー大臣会合(マレーシア)
-27年度10月頃:APECエネルギー大臣会合(フィリピン)
-27年度11月頃:IEA閣僚理事会(フランス)
製造産業局
中小企業庁 産業機械課
技術・経営革新課
資源エネルギー庁
03-3501-1691
03-3501-1816 国際課
03-3501-0598
産業技術環境局 大学連携推進室
03-3501-0075
国際エネルギーフォーラム拠出金
平成27年度予算案額 0.3億円(0.3億円)
事業の内容
事業目的・概要
 国際エネルギーフォーラム(IEF)は、76ヵ国の産油国・消費国が
エネルギー市場の安定等について議論を行う場として設立されまし
た。同事務局は、IEF閣僚会合等の開催支援を行うとともに、国
際機関共同データイニシアティブ(JODI)事業(※)等を実施
しています。
 近年の石油価格の乱高下を受け、産消対話の強化を通じたエネ
ルギー市場の安定化は国際的な共通課題となっており、IEF理事
国でもある我が国は、エネルギー市場安定のため、資金面をはじめ
IEFの活動を支援しています。
 IEF事務局のあるサウジを中心に、主要産油国がIEFを重視する
中、IEFにおける我が国のリーダーシップの発揮は、資源外交の観
点からも大きな意義があります。
 JODIについては、石油統計に加え、天然ガスの追加を検討するこ
とに合意(2008年4月のローマ閣僚会合時)し、2014年5月、
公式にJODI-GASの運用を発表しました。
(※) 各国の石油や天然ガスの生産や流通に関するデータを統一されたフォーマットで収集
整備し、公表する事業。市場の透明性を高め、需給を反映した価格形成を目指す。
事業イメージ
IEF閣僚会合
(第13回閣僚会合)
(第14回閣僚会合)
国際機関共同データイニシアティブ(JODI)
成果目標
 IEFによる産油国・消費国の閣僚級の対話や石油・天然ガスに係
る統計の整備、市場の透明性の向上に向けた取組を通じて、国
際石油市場の安定に貢献するとともに、我が国エネルギー安全保
障の強化を目指します。
条件(対象者、対象行為、補助率等)
国
拠出金
国際エネルギーフォーラム
(IEF)
(JODI OIL)
(JODI GAS)
製造産業局
中小企業庁 産業機械課
技術・経営革新課
資源エネルギー庁
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03-3501-1816 国際課
03-3501-0598
産業技術環境局 大学連携推進室
03-3501-0075
国際エネルギー機関拠出金
平成27年度予算案額 0.8億円(0.7億円)
事業の内容
事業目的・概要
 IEAを通じて、化石燃料の市場分析や緊急時対応の強化に資
する事業を行います。
1.石油・天然ガス市場分析
油価の形成メカニズムの研究や需給動向の把握といった石油市
場の分析は、我が国のエネルギー安全保障を確保していく上で
極めて重要です。
また、アジアを中心に天然ガスの需要が拡大し、地域間の取引
が複雑化する中、LNG市場の自由化やハブ創設など、ガス取引
や価格の多様化に関する調査分析は、我が国が天然ガスの安
定的かつ低廉な供給確保を実現していく上で不可欠です。
2.緊急時対応の強化
IEAが知見を有する石油の緊急時対応について、緊急時対応
審査(ERR)の実施や、これに関連するワークショップの開催等
を支援します。緊急時対応能力の向上は、我が国のエネルギー
安全保障強化にとって極めて重要です。
事業イメージ
IEA閣僚理事会
(第24回IEA閣僚理事会)
IEAによる各種分析
成果目標
 IEAによる石油・天然ガス市場分析や、緊急時対応能力の向
上に資する活動を通じ、我が国エネルギーセキュリティの向上を
目指します。
条件(対象者、対象行為、補助率等)
国
拠出金
国際エネルギー機関
Medium-Term Oil Market
Report 2014
Medium-Term Gas Market
Report 2014
資源エネルギー庁 国際課
03-3501-0598
東アジア経済統合研究協力拠出金
平成27年度予算案額 1.5億円(0.6億円)
事業の内容
事業イメージ
東アジアのエネルギー連携強化に向け、
EASでの合意に基づく事業を実施
事業目的・概要
 東アジア諸国において、エネルギー消費が急速に増大していくこと
が見込まれ、東アジア諸国における燃料供給の安定的な確保
が課題です。
 燃料供給の安定化に向けた各国石油製品の品質調査及びそ
 この課題に対して、世界最高水準の省エネ技術を有する我が国
 東アジア各国の運輸部門における燃料消費の抑制に向けたロー
がリーダーシップを発揮し運輸部門の燃料消費の抑制を図るとと
もに、燃料品質の統一による域内流通を促進します。
 また、東アジアのエネルギーセキュリティに関する基盤が脆弱であ
の改善に向けた提言を実施。
ドマップを策定。
 東アジア・ワイドでのエネルギー供給セキュリティの強化に向けた提
言を実施。
ることから、ERIAを中心として、各国の基盤を強化することが、
我が国のエネルギー安定供給につながります。
アジアの石油需要(中国を除く)
成果目標
400
 ERIAが中心となり、東アジア諸国における運輸部門の燃料消
350
費の抑制及び燃料品質の統一による効果的な域内流通の促
進の実現を目指します。
(Mtoe)
運輸部門の燃料
需要が急増
non-energy
use
300
250
Residential
200
Commercial
条件(対象者、対象行為、補助率等)
150
Transport
100
50
Industry
2009
2005
2000
1995
1990
1985
0
1980
東アジア・アセアン経済
研究センター(ERIA)
1975
拠出
1971
国
資源エネルギー庁 国際課
03-3501-0598
アジア太平洋エネルギー研究センター拠出金
平成27年度予算案額 1.1億円(1.4億円)
事業の内容
事業目的・概要
 アジア太平洋地域はエネルギーの国外依存度が高く、緊急供給
途絶時におけるセキュリティーを高める必要が指摘されています。
 石油の緊急時対応については、これまで検討が行われてきていま
すが、近年、LNGの普及が急速に進んでいることから、石油と天
然ガスの双方を視野に入れた緊急時対応の検討が必要です。
 そこで、アジア太平洋エネルギー研究センター(APERC:注1)
を通じて、石油・天然ガスの供給緊急時にどのように対処するか
をまとめた緊急時対応マニュアルの作成、アジア太平洋地域にお
けるエネルギー安全保障確保に向けた調査研究、アジア太平洋
経済協力(APEC)に加盟する国と地域(注2)との連絡網整
備やネットワークの構築を実施します。
事業イメージ
APECにおける石油・ガスの供給途絶時の対応能力強化に係る取組
実施内容
開催地
実施年月
第1回APEC石油・ガス・セキュリティ・フォーラム
東京
2013年4月
セキュリティ・エクササイズ
タイ/
インドネシア
2013年9, 10月
第2回APEC石油・ガス・セキュリティ・フォーラム
東京
2014年3月
第2回APEC石油ガスセキュリティーフォーラム(東京)
成果目標
 アジア太平洋地域の緊急時対応能力の向上に資する活動を
通じ、我が国のエネルギーセキュリティの向上を目指します。
条件(対象者、対象行為、補助率等)
国
拠出金
アジア太平洋エネルギー
研究センター(APERC)
(注1)APERCは、アジア太平洋地域におけるエネルギー協力を推進することを
目的として、日本の強いイニシアチブの下、1995年11月のAPEC首脳会
合(大阪)において設立が提案され、1996年7月に設立された。
(注2)オーストラリア,ブルネイ,カナダ,チリ,中国,中国香港,インドネシア,
日本,韓国,マレーシア,メキシコ,ニュージーランド,パプアニューギニア,
ペルー,フィリピン,ロシア,シンガポール,チャイニーズ・タイペイ,タイ,ア
メリカ,ベトナムの21の国と地域。