P32~34(PDFファイル:335KB)

第3 サービス等利用計画について
1 サービス等利用計画の必要性
1
ニーズに基づいた本人中心の支援を受けられる
幅広い情報提供,懇切丁寧な説明,希望する生活を含む必要なニーズアセスメント
を受け,複数のサービス調整を受け,一体的・総合的にサービスを提供されることに
より,本人中心の支援を受けることが可能になる。
2
チームによる質の高いサービスを提供できる
保健・医療・福祉・教育等の領域を超えて,チームアプローチや協働による支援が
可能になる。
3
サービス提供(支給決定)の根拠となる
障害者の生活実態や望む生活等のニーズを明らかにし,それを実現するためにはこ
のような種類のこれだけの量のサービスが必要であるということを明らかにし,サー
ビス提供や支給決定の根拠となる。
4
地域全体のサービス充実の契機となる
サービス等利用計画の作成や調整の地域に不足しているサービスについての気付
きが生まれ,個別の課題から地域の課題への認識へ発展する。それが自立支援協議会
等で検討され,地域における障害者サービスの充実へつながる。
2 サービス等利用計画作成のポイント
・エンパワメントの視点が入っているか
・アドボカシーの視点が入っているか
・トータルな生活を支援する計画となっているか
・連携・チーム計画となっているか
・サービス等調整会議が開催されているか
・ニーズに基づいた計画となっているか
・中立・公平な計画となっているか
・生活の質を向上させる計画となっているか
※
1及び2とも,日本相談支援専門員協会「サービス等利用計画作成サポートブッ
ク」より。
32
3 サービス等利用計画及び障害児支援利用計画と個別支援計画の関係
4 指定特定相談支援事業者(計画作成担当)及び障害児相談支援事業者と障害福祉
サービス事業者の関係
33
5 支給決定プロセスの各段階で市町村に提出する「サービス等利用計画」の様式
※
上記は,日本相談支援専門員協会「サービス等利用計画作成サポートブック」に掲
載されているものです。
上記では,モニタリング時の様式は全て市区町村に提出する前提となっております
が,『「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計
画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準」及び「児童福祉法に基づく指定障害
児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準」
(以下「基準省令」という。
)』ではそ
こまでは義務づけておらず,以前発出した相談支援関係Q&Aでも義務づけられてい
ない旨が明示されております。
6 「サービス等利用計画」様式の記入事例
次ページ以降をご覧ください。
(日本相談支援専門員協会「サービス等利用計画作成
サポートブック」より)
34