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週刊NY生活 SHUKAN NEW YORK SEIKATSU
[ローカル経済]
米語
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Sharing Economy
共有型社会
アメリカで Sharing Economy (共有型社会 )という概念が急
速に台頭してきました。 その象徴がネット上のサイト Airbnb を
使い旅行者がどこででも空き室を安く借りることができる仕組みで、その広がりはニ
ューヨークのホテル業界にも大きな衝撃を与えています。所有(Own)より使用
(Access)という新たな価値感のもと、車も家具も、そして着る服さえネットを介して
個人間(Peer-to-Peer と称される)で容易に貸借されます。自分の権益を守りたいホ
テルと車や機器のレンタル会社などは、Sharing Economy は安全、法的責任そのほか
の規制をかいくぐるものとして反発します。しかし中間層が低所得に苦しむなか、コ
ストの面でもまた環境への配慮という点でもメリットがある Sharing Economy はま
すます発展するでしょう。これが経済全般にどう影響していくのか、そして法や行政
はどう対応するべきなのか…各方面で熱い議論が始まっています。
(旦 英夫/ニューヨーク州弁護士、米国エーザイ財団理事長)
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2015年(平成27年)1月17日(土)
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