情報理論 小テスト(2) 2014/11/4 1. 相関のある 2 つの事象系 X , Y があるとき、以下の説明にあうものを(A)~(J)から選び、記号を書け。 (1) X の結果が x1 であることがわかっているときの Y のエントロピー (2) X の結果がわかっているときの Y のエントロピー (3) Y の結果がわかっているときの X のエントロピー (4) X , Y の結合エントロピー (5) X , Y の相互情報量 選択肢 (A) I X , Y (B) I XY (C) H XY (D) I X | Y (E) H x1 | Y (F) H Y | x1 (G) H Y | X (H) H X , Y (I) H X | Y (J) H Y , X (1) (F) H Y | x1 (2) (G) H Y | X (3) (I) H X | Y (4) (C) H XY (5) (A) I X , Y ※ 「|」の右側が「すでに分かっているもの」 ※ 結合エントロピーは結合事象系 XY のエントロピー ※ 相互情報量を書くときはコンマを忘れずに 情報理論 小テスト(2) 2014/11/4 2. 次の 8 種類のカードから無作為に 1 枚引いたとき、以下の 2 つの事象系を考える。 事象系 X :マークの形を調べる( x丸 :丸印、 x星 :星印) 事象系 Y :マークの色を調べる( y白 :白、 y黒 :黒) ここで以下の事象系を行列の形で記述せよ。 ★ ★ ☆ ● ● ○ ○ ○ (1) Y ( X の結果が未確定であるものとする) (2) X ( Y の結果が未確定であるものとする) (3) Y x丸 ( X の結果が x丸 であることがわかっている) (4) ( Y の結果が y黒 であることがわかっている) X y黒 (5) X と Y の結合事象系 XY (1) Y 1 y白 y黒 1 2 x丸 (2) X 5 8 x星 3 8 2 y白 x丸 y黒 x丸 3 Y x (3) 2 丸 5 5 x丸 y黒 x星 y黒 (4) X y黒 1 1 2 2 x丸 , y白 3 XY (5) 8 x丸 , y黒 1 4 x星 , y白 1 8 x星 , y黒 1 4 ※ (1), (2)を考えるときは 8 枚中何枚がそれにあたるかを考える。 ※ (3)では丸のカードだけを考えればいいので、5 枚中 2 枚が黒、3 枚が白 ※ (4)では黒のカードだけを考えればいいので、4 枚中 2 枚が丸、2 枚が星 ※ (5)ではそれぞれの組合わせで 4 つの事象について考える 情報理論 小テスト(2) 2014/11/4 3. 事象系 X , Y について次のことが分かっている場合に、以下の量を求めよ。 H X 3 .2 H Y 1.5 H X | Y 2 .8 (1) H XY (2) H Y | X (3) I X , Y (1) 4.3 (2) 1.1 (3) 0.4 ※ 最初に相互情報量 I X , Y を求めれば楽。 I X , Y H X H X | Y 3.2 2.8 0.4 →(3) ※ I X , Y I Y , X H Y H Y | X 0.4 なので、 H Y | X H Y 0.4 1.5 0.4 1.1 →(2) ※ H XY の求め方はいろいろある。 方法 1 (「 X について知らないこと」+「 X について知っているときに Y について知らないこと」) H X H Y | X 3.2 1.1 4.3 方法 2 (「 Y について知らないこと」+「 Y について知っているときに X について知らないこと」) H Y H X | Y 1.5 2.8 4.3 方法 3(「 X について知らないこと」+「 Y について知らないこと」-「重複部分」) H X H Y I X , Y 3.2 1.5 0.4 4.3
© Copyright 2024 ExpyDoc