情報理論 小テスト(4) 2014/12/9 1. 次の条件を満たす通信路の通信路線図、通信路行列をかけ。 (1) 入力の符号アルファベットが 0, 1 から成り、確率 p で 0 が 1、1 が 0 に変化し、0, 1 のいずれ も確率 p で消失する (2) 入力の符号アルファベットが 0, 1 から成り、確率 p a で 0 が 1 に変化し、確率 pb で 1 が 0 に変 化する。消失はおこらない (3) 入力の符号アルファベットが 0, 1, 2 から成り、確率 p で 0 が 1 に変化する。1 と 2 は変化せず、 確率 q で消失する (1) 1 2 p T p p p p 1 2 p 1 2 p p 0 p 0 x p p 1 1 1 2 p (2) pa 1 pa T 1 pb pb 1 pa 0 0 pa pb 1 1 pb 1 1 p p 0 (3) p 0 0 1 p T 0 1 q 0 q 0 0 1 q q 0 1 1 q 1 q 1 q 2 q 2 x 情報理論 小テスト(4) 2014/12/9 ※ 通信路行列では、縦方向が入力、横方向が出力にあたる。正解は一通りではなく、消失にあたるも のをどの列にするかは自由。通信路線図でも、出力側の消失に当たる点は図が見やすくなるように 配置すればよい。 2. 以下の文の空欄に入るものを選択肢から選び、番号を書け。 通信路に入る入力信号の事象系を X 、出力信号の事象系を Y としたとき、受信者が出力信号を調べ た後では、入力に関する不確定さは条件付きエントロピー(A)で表わされる。一方、出力信号を調べ ることによって入力信号について得られる情報は相互情報量(B)となる。通信路の性能が良いほど相 互情報量(B)は大きくなり、通信路で変化・消失が全くおこらない理想的な通信路では相互情報量は 入力のエントロピー(C)に等しくなり、逆にすべての情報が失われるような通信路では相互情報量は (D)になる。 この相互情報量は入力信号 X と通信路自身の双方の影響を受ける。通信路の性能を表わす量に通信 路容量があり、これは相互情報量の(E)に相当する量である。 [1] H X [6] H XY [11] 最小値 (A) [4] H X | Y (B) [7] I X , Y (C) [1] H X (D) [8] 0 (E) [12] 最大値 [2] H Y [7] I X , Y [12] 最大値 [3] H Y | X [4] H X | Y [5] I XY [8] 0 [9] 1/2 [10] 1 情報理論 小テスト(4) 2014/12/9 3. 以下の文の空欄に入るものを選択肢から選び、番号を書け。 p 1 p に通して誤り訂正を行うと、5 つのうち(A)個以上の信 p 1 p 5 倍の反復符号を通信路 T 号が変化したときに誤ったものに復元される。そうなる確率は p 10 15 p 6 p 3 2 であり、 p が十 分に小さければこれは p の (A)次に比例するものとして扱える。この確率のことを(B)と呼び、こ れが通信路の性能の指標の1つになる。一方、誤り検出では元々の 1 つの信号に対応する 5 つの信 号を受信したときに一つでも異なっているものがある場合は(C)の要求を行う。そのため、1 回目の 送信で正しい結果が得られる確率は(D)、誤った結果になる確率は(E)になるが、(C)を繰り返して 最終的に誤った結果になる確率、すなわち(B)は p 1 p 5 5 p 5 となり、 p が小さいときは誤り 訂正の場合にくらべてずっと(F)。 [1]変化率 [6] p 5 [11]再送信 (A) [4] 3 (B) [2] 誤り率 (C) [11] 再送信 (D) [8] 1 p 5 (E) [6] p 5 (F) [10] 小さい [2]誤り率 [3]2 [7] 1 p [8] 1 p 5 [12]送受信 5 [4]3 [5]4 [9]大きい [10]小さい
© Copyright 2024 ExpyDoc