報告書内容変更のご案内

院長親展
石医臨発1号
平成26年4月2日
石川県医師会臨床検査センター
報告書内容変更のご案内
時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別なご愛顧を賜り、誠に有り難く厚くお礼申し上げます。
さて、この度、血液検査報告書において新たにnon HDL-chをご報告させていただくこ
とになりましたのでご案内申し上げます。
今後とも当検査センターをご利用下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
記
●報告開始日:平成 26 年 4 月 1 日受付分から
●報告内容:non
HDL-ch
【non HDL-ch の計算式】
non HDL-ch
= 総コレステロール -
(項目コード 122)
HDL コレステロール
(項目コード 138)
ご不明な点や資料のご要望がありましたら、下記にご連絡下さい。
(担当:検査課
中田、加藤
検査室直通電話番号076-239-3832)
【non HDL-C とは】
non HDL-C は、総コレステロールから善玉コレステロールと呼ばれる HDL コレステロールを差
し引いたものです。よって、non HDL-C は LDL だけでなく、TG リッチなリポ蛋白であるカイ
ロミクロン(CM)や VLDL、脂質代謝異常により出現するレムナントなどを含めた、すべての動脈
硬化惹起性リポ蛋白中のコレステロールを表します。動脈硬化のリスクを総合的に管理できる指標
として、新たに 2012 年版ガイドラインに導入されました。
【参考資料】(日本動脈硬化学会
動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2012 年版から引用)
●脂質異常症:スクリーニングのための診断基準(空腹時採血*)
140mg/dL 以上
高 LDL コレステロール血症
120~139mg/dL
境界域高 LDL コレステロール血症**
HDL コレステロール
40mg/dL 未満
低 HDL コレステロール血症
トリグリセリド
150mg/dL 以上
高トリグリセリド血症
LDL コレステロール
※LDL コレステロールは Friedewald(TC-HDL-C-TG/5)の式で計算する(TG が 400mg/dL 未満の場合)。
※ TG が 400mg/dL 以 上 や 食 後 採 血 の 場 合 に は non HDL-C(TC - HDL-C) を 使 用 し 、 そ の 基 準 は
LDL-C+30mg/dL とする。
* 10~12 時間以上の絶食を「空腹時」とする。ただし、水やお茶などカロリーのない水分の摂取は可とする。
**スクリーニングで境界域高 LDL コレステロール血症を示した場合は、高リスク病態がないか検討し、治療の
必要性を考慮する。
●リスク区分別脂質管理目標値
脂質管理目標値(mg/dL)
治療方針の原則
管理区分
LDL-C
一次予防
まず生活習慣の改
善を行った後、薬物
療法の適用を考慮
する
HDL-C
TG
non HDL-C
カテゴリーⅠ
<160
<190
カテゴリーⅡ
<140
<170
カテゴリーⅢ
<120
冠動脈疾患の既往
<100
≧40
<150
<150
二次予防
生活習慣の是正と
ともに薬物治療を
考慮する
<130
※これらの値はあくまでも到達努力目標値である。
※LDL-C は 20~30%の低下を目標とすることも考慮する。
※non HDL-C の管理目標は、高 TG 血症の場合に LDL-C の管理目標を達成したのちの二次目標である。
TG が 400mg/dL 以上および食後採血の場合は、non HDL-C を用いる。
※いずれのカテゴリーにおいても管理目標達成の基本はあくまでも生活習慣の改善である。
※カテゴリーⅠにおける薬物療法の適用を考慮する LDL-C の基準は 180mg/dL 以上とする。